エスターリナ コール・ランチ メルロー
米国最小のぶどう畑:コールランチ
コールランチはたったの189エーカー(1辺が約870mの正方形と同面積。)しかない、アメリカで最小の呼称地区(AVA; American Viticultural Area)です。この希少なブドウ畑の全てをスターリングファミリーが所有し、他の高級ワイナリー(Fetzer Vineyard、Arrowoodや Chateau St. Jean)にもブドウを提供しています。Esterlinaは、コールランチAVA唯一のワイナリーです。
カリフォルニアのメルローは潤沢な太陽の恩恵に授かり、一つの枝から多くの実を生むことでも有名です。90年後半にナパ・ソノマに起きたメルロー高生産量の理由がそこにありました、まさに安く大量のワインが生産可能な魔法の品種。しかし、同時に一つの枝からたくさんのブドウが実を付ければそれだけ旨味や風味が分散され、特徴のないワインになってしまいます。その結果、メルローの評価が一気に下がりました。この状況の中、メルローの復活をかけて立ち上がったのがブティックワイナリーと呼ばれる、少量生産ワイナリーでした。
小規模のワイナリーがメルローを栽培することにより、今までたくさんの果実を付けていた木々に対して、手間をかけたブドウの管理が容易になりました。このような努力のおかげで本来メルローが、持つポテンシャルを取り戻すことができました。エスターリナと同様に小規模のワイナリーが生産するメルローは再評価されるようになりました。特に2004年以降に生産されたものは今後も高い評価を得ることは間違いなく、小規模生産に留まっている以上、今後ブドウの価格も徐々に高騰するのではとの予測も専門家から上がっています。
コールランチのメルローは、深みのあるダークチェリーやドライプラムに似た、まろやかな口あたりのこってりベリー味です。後味には胡椒のようなスパイス風味が残ります。多方面な料理に合わせやすいワインです。
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