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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワイン関連のニュースのまとめです。 2週間前にこのブログでも紹介しましたが、カリフォルニア州知事のジェリー・ブラウン氏が現状の<干ばつ>状態に対して正式に「緊急事態宣言」を先週の金曜に行なった。 ブラウン知事の<干ばつ>に対する緊急事態宣言のプレゼンの様子。 (イメージ:Getty Images/Justin Sullivanより) カリフォルニアの各地貯水湖や川の貯水量が記録的な低い数値を記録していることや積雪量が例年の20%しかないことから、様々の自治体の政治家や農業関係団体および活動家団体からブランウン知事に「緊急事態宣言」を押し迫まる中での宣言となった。自主的だが、カリフォルニア住民に水の使用を20%削減する要請を行なった。また、宣言により、水確保のために国からの補助を受けられることができる状況となった。 (イメージ:Associated Press/Steve Yeaterより) 100年以上観測史上最も少ない雨の量を経験しているカリフォルニアでは、この先の雨の予報は1月末に出ているが宣言を撤回できる量の雨が降るかは期待できない。 プレゼンでは2013年と2014年の積雪量の比較。 (イメージ:SF Chronicle/Lea SuzukiとNASAより) (ニュース・ソース:SF Chronicle) *** 同じく先週、審査結果が発表された<SFクロニクル・ワイン・コンペティッション>にワシントン州とオレゴン州を含むノースウエスト系のワインが部門別のトップを10部門で獲得したことが大きく取り上げれている。 10部門と言ってもコンペティッション全体では133部門があり、そのうちの10部門なので全体の1割にも達していないが、部門別の中でもトップを選ぶ<Sweepstakes>でもワシントンのBarnard Griffinがサンジョヴェーゼのロゼでトップを獲得するなど、関係者たちは大いに盛り上がっているよう。 まずは前回の投稿でも紹介した<Barnard Griffin/バーナード・グリフィン>は80年代に始まった老舗ワイナリー。今回はサンジョヴェーゼのロゼで<Sweepstakes>を獲得した以外にもカベルネ・ソーヴィニヨンも金賞を獲得している。 (イメージ:Barnard Griffin/Twitterより) <Swiftwater Cellars/スイフトウォーター>はクレエラム市(シアトルから車で1.5時間)のワイナリー。今回は<リースリング部門>と<マルベック部門>の2部門でトップを獲得した。2007年に旗揚げしたワイナリーで途中からソノマのGundlach Bundschu Wineryでワインメーカーとして活躍していたリンダ・タロッタ氏を向かい入れ、リースリングをラインアップに加えるようになった。 <No.9>の人気のシリーズ。 (イメージ:Swiftwater Cellars/Twitterより) ワラ・ワラ・バレーAVAのローデン市で開業している<Woodward Canyon Winery/ウドワード・キャニオン>は産地の老舗ワイナリーの一つで、国内のレストランやショップでもよく見かけるブランド。今回は<40ドル以上のシャルドネ部門>でトップの評価を獲得した。高額シャルドネはナパのカネロスやソノマのロシアンリーバーまたはサンタバーバラのサンタ・イネズなどの畑が高い評価獲得する中でワシントンのコロンビア・ゴージ産地とワラ・ワラ・バレー産地で栽培されたシャルドネをブレンドして造っている。 (イメージ:Woodward Canyon Winery/Twitterより) その他部門トップで入賞したノース・ウェスト・ワイン: <Grace Lane/グレース・レーン>はシカゴを拠点としたワイナリーだがワシントン州のヤキマ・バレー産のリースリングを使用し、<リースリング部門:糖度1.5%以上>でトップを獲得。 … Continue reading

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SFクロニクルが選ぶ2013年ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー

年明け早々の恒例となったサンフランシスコ・クロニクル紙が選ぶ<ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー>にナパで活動する<Matthiasson Wines/マサイアソン・ワイン>のスティーブ・マサイアソン氏が選ばれた。  (イメージ:Winemakers Recomnendより) このブログでも度々紹介させていただいているマサイアソンはナパの生産者でありながら、パワフルで、高い熟成度のフルーティなスタイルのカベルネなどのワインとはかけ離れた抑え目で、また、カリフォルニアでは馴染みが浅い葡萄品種でのワイン造りを行なっている<自然派>生産者の一つである。特にこのブログでは北イタリアのフリウリ地方で人気の白ワイン用の葡萄をカリフォルニアに持ち込んで自ら栽培および醸造を行なっている内容などを紹介させていただいた。 そもそもマサイアソン氏は醸造家よりも栽培専門家として活動期間が長い。ナパの有名ワイナリー(スタッグス・リープ・ワイン・セラー、アラウホ・エステート、スポッツウッド、ホールなど)で畑管理コンサルタントとして、現在でもメインの職業としている。ナパでは当たり前となった超熟成スタイルのワインとは異なったスタイルのワイン、アルコール度数を控え目で味わい深いワイン造りを行ないたいワイナリーは、マサイアソン氏に相談すればいいと評判を得る。特にマサイアソン氏の場合、有機農法などの自然派の考え方をベースに近代技術や農業研究を理解する中で、顧客が求めている結果を提供することで実績と好評を積み上げていった。 栽培コンサルタントとして依頼が増える中、2002年にナパ移り住み、自宅周辺の約5エーカーの土地にカリフォルニアでは馴染みの薄い葡萄品種(Ribolla Gialla/リボッラ・ジャッラ、Tocai Friulano/トカイ・フリウラーノ、Refosco/レフォスコ、Schioppettino/スキオッペッティーノ)を開始するようになる。趣味でこれらの珍しい品種でワイン造りを行なう中、徐々に本格的なワイン醸造にも目覚め、<マサイアソン・ワイン>を2006年に奥さんのジルさんと立ち上げる。 馴染みの薄い品種で造るワインで知られるようになったが、旗揚げ当初はナパを代表するカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドしたワインでスタートして、現在も、カベルネをベースにしたワインはラインアップにいくつか含まれている。また、自宅の隣の畑Linda Vista Vineyardからシャルドネを購入し、白ワインのラインアップに加えている。 (イメージ:Matthiasson Wines/Twitterより) 近々、Linda Vistaを一部購入し、ナパの正式ワイナリー認定を目指す。(ナパの正式ワイナリーの許可書を得るためには醸造施設周辺に最低10エーカーの畑からワインを造る必要がある。)おそらく正式ワイナリーになれば畑管理コンサルタント業務を控えるようになり、更にアッと驚くような品種で造るワインやワイン醸造の腕を上げてくるのではないかと推測している。また、ワイナリーとして生産量が増えて、現地調達のお土産用以外にも国内へ輸出できるようになることを大いに期待している! カリフォルニア(特にサンフランシスコやロサンゼルス)ではワイン愛好家が通うの人気のワインショップで<マサイアソン・ワイン>を購入することが可能。オススメは当然、代名詞の<Napa Valley White Wine>のシリーズでリボッラ・ジャッラ、トカイ・フリウラーノ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンをブレンドした人気のワイン。また、新しいシリーズで<Tendu California White Wine>はヨロ郡(ナパから北東に100キロ行ったDunnigam Hills AVA/ダニガム・ヒルズ)で栽培されたヴェルメンティーノ(イタリア原産)から造った白ワインも要チェック! (イメージ:MatthiassonWines/Facebookより) (ニュース・ソース:SF Chronicleより)

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SFクロニクル 2013年<トップ100>ワイン発表

(イメージ: The Chronicle/Erick Wongより) 2013年のサンフランシスコ・クロニクル紙恒例の<トップ100>のワインが発表された。このリストは専属のワインライターのジョン・ボネ氏が作るリストでカリフォルニアを含めて西海岸のワイン産地で生産されたワインが含まれる。このリストの特徴はワイナリーの規模を問わずに、各年に最も印象に残ったワインをリストに加えている。正直、過去に<トップ100>のリストの入ったワインを探しても半分以上が完売または購入場所がわからないワインが含まれる。個人的には注目すべき生産者、産地または葡萄品種などを判断するのに役立てている。 今年のトップ100には62の赤ワインが選ばれ、白ワインは34、ロゼは5、そしてスパークリングは4銘柄が選ばれた。赤ワインは主に4つの分野に分かれられ、<カベルネ/メルロー>のボルドー系(22銘柄)、ピノ・ノワール(19銘柄)、ローヌ系(11銘柄)、ジンファンデルとその他赤ワイン(10銘柄)。 <ボルドー系>の内ナパ・バレー(13銘柄)、ワシントン州(8銘柄)、サンタクルーズ(1銘柄)。ボルドー系はナパとワシントン州のワインに独占された。また、<ピノ・ノワール>ではオレゴン州(7銘柄)、ソノマ(5銘柄)、サンタバーバラ(4銘柄)、メンドシーノ(2銘柄)、サンタクルーズ(1銘柄)。こちらはオレゴン産のピノがカリフォルニアの特定産地を上回った。 今年は<トップ100>におさまらなかったのか、追加で28銘柄のワインが<バリュー・ワイン>として紹介された。<バリュー・ワイン>と言っても上限が40ドルになっており、正直、どこがバリューなのかが首をかしげてしまうモノもある。 15ページにまたがったリストです。根気よくご覧ください。 (ニュース・ソース:SFクロニクルより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:Wine Spectatorより) ワイン・スペクテーター誌の2013年の<トップ100>の第1位にスペイン・リオハ産の<Cune Rioja Imperial Gran Reserva 2004>が選ばれた。スペイン産のワインがWS誌の年間1位を獲得したのは初めてのこと。 このワイナリーは1879年に兄弟の<Eusebio Real de Ausa/イウセビオ・レアルーデ・アスア氏>と<Raimundo Real de Ausa/ライムンド・レアルーデ・アスア氏>が創めたワイナリー。今でも兄弟の祖先であるビクター・ウリータ氏(創業者から5代目)がワイナリーを営んでいる。 正式のワイナリー名称は<Compañía Vinícola del Norte de España/コンパーニャ・ビニコーラ・デル・ノルテ・デ・エスパーニャ>の頭文字はCVNEであるが、いつの間にか<CUNE/クネ>と呼ばれるようになる。実際にワインもCVNEとラベル表示されているものもあれば、CUNEも存在する、どう使い分けるのかがイマイチわからない・・・ 1位を獲得したワインの葡萄はテンプラニーニョ種が85%、グラシアーノ種(Gracianoはスペインのリオハ産地が特有でテンプラニーニョとブレンドで使われる)10%、そしてカリニャン種(Carignan/スペインではMazueloとも呼ばれる)5%をブレンドしたワイン。ワインは<グラン・レゼルバ>なので最低5年間の熟成期間が必要。うち、最低18ヶ月のオーク樽、36ヶ月の瓶での熟成が基準となる。この2004ヴィンテージは4000ケース生産された。 この老舗ワイナリー(ボデガ)はスペインのワイナリーとして最初にワインを海外輸出を行い、主にイギリス向けの輸出が多かったため、ワイン名に<Imperial/インペリアル>を選んだと説がある。残念ながら、日本には輸出していないようだが、ヨーロッパや北米にいかれる場合、今はまだお買得価格なので、ワインショップで探してみてください! (イメージ:CVNE Blogより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** (イメージ:Calistoga Ranchより) ナパ、ソノマ、サンタバーバラなど複数の産地でワイナリーを購入しているビル・フォーリー氏がナパ・バレーのカリストガ市のリゾート・ホテル<Calistoga Ranch>の経営グループに加わったニュースがワイン・スペクテーター誌が発表した。 フォーリー氏は全米最大規模を誇る保険会社フィデリティー・ナショナルの会長で1990年代にサンタバーバラのLincourtワイナリーを購入をきっかけに、現在はFirestone(サンタバーバラ)、Merus(ナパ)、Sebastiani(ソノマ)、Chalk Hill(ナパ)、そして複数のニュージーランドのワイン・ブランドのオーナー/パートナーとになっている。 今回、経営に参加するリゾート・ホテルは自然に囲まれた57室のブティック・コテージ・スタイルのホテル。自然やスパ施設で癒されるほかに2つのレストランがあり、ここで自身が所有するナパ(3ヶ所)、ソノマ(4ヶ所)、レイク(1ヶ所)のワインをテースティングできるようなサービスも提供する予定。実はホテル経営は初めてではなく、サンタバーバラにもリゾート・ホテル<Bacara>を経営しており、ここでも自身が所有するワイナリーと近所のワイナリーのワインをテースティングできるサービスを提供している。 (イメージ:Calistoga Ranchより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** (イメージ:SF Chronicle … Continue reading

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<ニュー・カリフォルニア・ワイン>に関する最新書籍

(イメージ:Amazon.comより) サンフランシスコ・クロニクル紙のワイン・ライターのジョン・ボネ氏が書き上げた書籍『The New California Wine』が11月にリリースされる。これまでSFクロニクルで紹介してきたカリフォルニアのワインメーカーやワイナリーを1つの本に集約し、カリフォルニアで起きてきるワインに対する新しい考え方や取り組みを綴っている。 ボネ氏が実際に自ら<革命>の言葉をサブ・タイトルに選んだかどうかはわからないが、サブ・タイトルの『A Guide to the Producers and Wines Behind a Revolution in Taste』(直訳:味の革命の裏に存在する生産者およびワインのガイド)が<味の革命>は今回の大きなテーマであることは間違えない。 一般的に代表的なカリフォルニア・ワインの味わいはナパ産のカベルネ・ソーヴィニヨンもしくはソノマ産のシャルドネなどで誰もが特徴を連想することができると思う。超熟した果実から抽出したフルーツの味わいに、オーク樽の風味、口の中で燃えるようなアルコールにそれを覆いかぶせるくらいの後味のタンニンを<カルト・ワイン>と呼ばれる赤ワインで一度は体験したことはあるはず。この味わいに魅了されてヨーロッパの<オールド・ワールド>以外のワインに対する関心が高まった人は少なくないと思う。個人的にもナパを訪れる際は必ず何ヵ所の濃厚カベルネを造るワイナリーを立ち寄るようにしている。今後もこのカリフォルニアを代表する味わいを造り続けてくれることは期待している。一方でこのスタイルから意識的に離脱して生産者も現れており、これらの生産者が<ニュー・カリフォルニア・ワイン>を代表するメンバーを構成している。 SFクロニクルのジョン・ボネ氏。 (イメージ:SeriousEats/Erik Castroより) 個人的には大きく2つの理由が<カルト・ワイン>で人気を高めたカリフォルニア・スタイルのワインから離れていったと推測している。1つ目はワイン批評家や専門誌が高い評価で築き上げた<カルト・ワイン>を追い求めて、多くの生産者が同じ味わいのワインを造り始めた動きが、離脱のきっかけを作ったと考えている。ワイン文化を築き上げるよりも資本主義でビジネスで成功を収めることが優先されるのであれば、当然の現象。高い評価を得て、需要があがり、価値が高めれば、ビジネスで成功を収める確率が上がる。 もう一つは<カルト・ワイン>造りを追い求めて葡萄の価格が以上に上昇したこと。<カルト・ワイン>造りにカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネなどが使用され、これらの葡萄品種の栽培が急増した。特定の品種に対して需要が高まれば、当然、栽培者側もそれに応えるようになり、より多くの人気品種の栽培が盛んになる。しかも、上質な品質な葡萄を造るれば造るほど葡萄の価格が上昇し、扱える人に限りが出てくる。葡萄栽培に適した産地は人気品種に集中し、ワインの種類の同一化が広まる。 この他にも最新技術と研究で醸造よりも操作をする方法でのワイン造りが行なわれるなどこれまでカリフォルニア・ワイン文化を築き上げてきた流れにあえて逆らい、新しい試みに取り組む人たちが増えてきたことが<ニュー・カリフォルニア・ワイン>誕生のきっかけとなった。 今回の『The New California Wine』で紹介されるワインメーカーやワイナリーはこのブログでも何度も紹介している方々が勢ぞろい。Arnot-Roberts、Broc Cellars、Matthiasson、Massican、Lioco、Scholium Projectなどの生産者が含まれる。そして、これらの生産者がこれまでカリフォルニアを代表する葡萄品種以外のTrousseau/トルソー、Valdiguie/ヴァルディギエ 、Ribolla Gialla/リボッラ・ジャッラ、Trousseau Gris/トルソー・グリ、St. Laurent/サン・ローランなどでの品種でのワイン造りが紹介される。 バークレーの都市型ワイナリーBroc Cellarsからヴァルディギエ種を使用した赤ワイン。 (イメージ:Serious Eats/Stevie Stacionisより ボネ氏はSFクロニクル紙で<注目ワインメーカー>や<ワイナリー・オブ・ザ・イヤー>などの恒例特集では中小規模で、まだ無名に近い生産者を取り上げ紹介を行なっている。一方で<年間トップ100>では新しい生産者から老舗ワイナリーのワインを半々程度で紹介している。カリフォルニアのワイン産業の中心にいる新聞社に勤めているため、カリフォルニア・ワインの情報発信拠点として平等にありのままを伝えながら活躍している。これまでのカリフォルニア・ワイン文化を築き上げた生産者と新しい生産者がいかに共存し、更にクオリティの高い多彩な種類のワインがカリフォルニアから誕生させることをこれからも期待していきたい。 … Continue reading

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スマートフォン用 最新のワイン関連アプリ

(イメージ:Delectableより) スマートフォン用の最新ワイン関連アプリの特集がSFクロニクル紙に掲載された。ワイン関連アプリには大きく2つの機能・役割がある。一つはワインのデータベースを身近に持つこと、そして、もう一つはワインを購入する機能。当然、ソーシャルメディア機能もいくつかのワイン関連アプリに含まれており、<情報を共有する>機能も特徴の一つだが、フェースブックやツイッターなどとのインターフェイスが付いていないアプリも多く、改善が必要とされていた。 大半が無料でダウンロードできる最新ワイン関連アプリのDelectable、Drync、Vivino、WineSimpleなどのはフェースブックなどソーシャルメディアとのインターフェイスが付いており、今回紹介されたすべてのアプリはフェースフックのアカウント名でログインを推奨している。 (イメージ:WineSimpleより) 共通基本機能としては、まずはスマートフォンのカメラ機能でワイン・ラベルの写真を撮り、アプリ内のスキャナーが文字を読み取り、ワインのデータを表示させる。まだ、新しいアプリだからか、いくつか試しでワイン・ラベルのスキャンを行なったが、10銘柄中7つのスキャンで<ワイナリー名>までは表示したが、それ以外は情報は適当な内容が表示された。ちなみに一つもパーフェクトな内容を表示したものはなかった・・・スキャンしたデータが間違っている場合、自分で手動入力を行なうか、またはデータ管理センターで誰かが後ほどデータを更新を行なうと説明が出る。管理センターで詳細なワイン・データを管理するだけでなく、そのワインを購入できるよう、ワイン販売サイトへのリンクが設定される。 基本的な共通機能以外はスキャン画像編集機能や管理センター機能などとそれぞれのアプリに特徴がある。利便性や対応性でどのあるイが一番使いやすいか判断すればいい。 (イメージ:Dryncより) 個人的にはデータベース機能プラス他のユーザーがどのような面白そうなワインを試しているのかが知ることを機能として欲しいので、Delectableが一番それにマッチするのではないかと思う。これまでも他のアプリをスマートフォンにダウンロードして試してみたが、データベース機能や面白そうなワインを探すのに役立った感想は持っていない。この種のアプリは利用者が増えるほど、データも充実するようになることが前提で役に立つデータ量が重要になってくる。今回、紹介された最新アプリのワイン・データを処理方法がイマイチ判断できないのでなんとも言えないが、正直、スマートフォンを通じて新たなワイン・ファンを獲得するのであれば、現状のシステムではまだまだ物足りない気がする。そして、既存のワイン・ファンの中から利用者を獲得するのであれば、データ処理のスピードが一番肝心な要素とであると感じる・・・ (ニュース・ソース:SFクロニクルより)

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リバモア:ボルドーと意外な関係を持つ産地

SFクロニクル紙にサンフランシスコ/オークランドから30分ほど東に行ったリバモア産地の紹介記事が掲載された。リバモアと聞くと<ぺティ・シラー>などを連想するが、実際はフランスの有名醸造所と深い関係がある産地と紹介。 (イメージ:WiningAboutHistoryより) 1800年代後半にサンフランシスコ在住のジャーナリストのチャールス・ウェットモア氏がカリフォルニア産のワインを促進する記事やキャンペーンに取り組んでいた。リオンDアダムズ氏著書の『ザ・ワイン・オブ・アメリカ』によると、当時はフランス産のワインがレストランなどで主に利用されており、フランス・ワインがなくなった場合は、国産のワインのラベルをはがし、わざわざフランスのワインラベルを代わりに張り替えるほどの事態。ウェットモア氏はカリフォルニア産のワインのプロモーションに止まらず、葡萄栽培にも手を伸ばし、ここからリバモアのワインの歴史が始まる。ウェットモア氏は上質なワイン造りがカリフォルニア産のワインの販促に結びつくと考え、フランスのソーテルヌ地方のシャトー・ディケムからセミョン種やソーヴィニョン・ブラン種など葡萄の苗を持ち帰りCresta Blanca Wineryを立ち上げ<Sauterne Souvenir>の白いドライ・ワインをリリース。このワインが1889年のパリ万国博覧会で金賞を獲得する。1976年のパリ・テースティングよりも前にカリフォルニア産のワインが世界に認められる功績を残した。ソーテルヌ・スタイルに止まらず、その後は<Medoc Souvenir>をリリース。このワインはメドックのシャトー・マルゴーからカベルネ・ソーヴィニヨン種の苗を譲り受け、ボルドー・スタイルの赤ワインも造った。1920年代は禁酒法でワイナリーは一時閉鎖し、酒類造りが解禁になる前にウェットモア氏は亡くなった。その後は弟さんがワイナリーを引き継いだが、最後は手放す形となった。現在はワイナリーと畑の跡地はリバモアを代表するWente Vineyardが所有し、数少ない生き延びたマルゴーから譲り受けたカベルネ・ソーヴィニヨンでワイン造りを継続している。 CrestaBlancaの貯蔵用のカーヴは今でもWenteが利用している。 (イメージ:Wente Vineyardより) リバモアを代表するもう一つのワイナリーConcannon Vineyardも1800年代に開始した。1961年にアメリカ初のペティ・シラー種でのワイン造りを行なったワイナリーとして有名。シャトーヌフ・デ・パフのようにボトルにエンボス・ガラスでエンブレムを入れるスタイルのボトルもこのワイナリーの特徴の一つ。このワイナリーもウェットモア氏がボルドーから持ち帰ったカベルネ・ソーヴィニヨンをいくつか譲り受け(クローン7、8、11)70年代からカベルネ・ソーヴィニヨンをリリースしている。 左:Wenteのウェットモア・カベルネ・ソーヴィニヨン。右:ConcannonのHeritageシリーズ(写真はペティ・シラー)。 (イメージ:WenteVineyardとWeirdCombinationsより) 意外な場所でフランスとの関わりを持つリバモア産地はサンフランシスコ・オークランドから比較的近い場所にあるので、一度は訪れる価値があるワイン産地であるのは確かだ。 (ニュース・ソース:SFChronicleより)

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SFクロニクル 2013注目ワインメーカー

恒例のサンフランシスコ・クロニクル紙の<注目ワインメーカー>が掲載された。今回は5名のワインメーカーが取り上げられた。 (イメージ:Kineroより) <KineroとDenner>のAnthony Yount/アンソニー・ヨント氏(27歳) 今回、選ばれたワインメーカーの中で最も若いワインメーカー。大学卒業後、パソロブレスのDennerやVilla Creek Wineryでワイン醸造を身につけ、パソロブレス特有のローヌ系の葡萄でのワイン造りに取り込む。現在は自身のワイナリーではグルナッシュ・ブラン、ローサンヌ、シャルドネなどと白ワインをリリース。一方、修行先であったDennerでもワインメーカーとして活躍しており、グルナッシュ・シラー・ムールヴェードル、クノワーズ、サンソーの南ローヌ<シャトーヌフ・デ・パフ>ブレンドは高い評価を獲得している。 (イメージ:GrossVentreより) <SkinnerとGros Ventre>のChris Pittenger/クリス・ピッテンジャー氏(41歳) Robert Biale、Williams-Selyem、Marcassin Wineryでワイナリー経験を積み上げた後に2007年にシエラ・フットヒルのSkinnerのワインメーカーに抜擢。エル・ドラド特有の標高750~900メーターで栽培されるローヌ系の葡萄を専門に行なっている。Skinnerと同時にこれまでの修行先での経験を活かしピノ・ノワール専門のワイナリーGrosVentreを奥さんと旗揚げ。ソノマ・コースト、ロシアン・リバー・バレー、アンダーソン・バレーと北カリフォルニアを代表するピノ産地からそれぞれの産地特徴を活かす形で上質なピノ造りも行なっている。 (イメージ:D’AmoreDistributionより) <Neyers>のTadeo Borchardt/タディオ・ボーチャード氏(40歳) 学校の教師からワインメーカーに転職したボーチャード氏の変わった経歴。ニュージーランドでのワイン造り経験を経て、2004年はナパのネイヤーでアシスタント・ワインメーカーとして採用される。その後はワインメーカーに昇格し、今に至る。ネイヤー特長はカリフォルニア産の葡萄で<オールド・ワールド>スタイルのワイン造りを行なっているところ。ネイヤーのオーナーは元々はワイン・インポーターのカーミット・リンチ氏と一緒にヨーロッパのナチュラル・ワインを専門に輸入を行なっていた。近々、ボーチャード氏はネイヤーと別に独自のワインをリリース予定。 (イメージ:LodiWineより) <Forlon Hope>のMatthew Rorick/マシュー・ローリック氏(41歳) このブログでも何度か紹介させていただいているナパの南に位置するスイサン・バレーのフォーロン・ホープのオーナー/ワインメーカーのローリック氏。ポルトガルのAlvarelhao(アルヴァレリャン種)やVerdelho(ベルデホ種)、オーストリアのSt. Laurent(サンクト・ラウレント種)、フランスのTrousseau Gris(トルソー・グリ種)などとカリフォルニアでは馴染みの薄い品種でワイン造りを行なっていることで知られている。この先のサンタバーバラ産のリースリングやナパ産のヴァルディギエ種(Valdiguié)などとこれまで挑戦する人が少なかった品種で新たな道を切り開く予定。 (イメージ:LaRueWineより) <LaRueとKamen>のKaty Wilson/ケイティ・ウィルソン氏(30歳) 10代の頃からワイン造りにを職業にしたいと、母国を離れオーストラリアやニュージーランドでワイン造りの修行に出る。帰国後、ソノマのフラワーズのワインメーカー、ロス・コブ氏のアシスタントの職に付く。ここでピノ・ノワールの扱い方を一流のワインメーカーから学び、次にソノマのKamenEstateでピノ造りの修行を続けると同時にカベルネ・ソーヴィニヨンの扱い方をKamenのコンサルタントを行なっているマーク・ヘロルド氏から学ぶ。Kamenの採用条件の一つに独自のワイン造りを許可されることで、機会を見計らってワイン造りの師匠の一人であるロス・コブ氏の協力を得てラ・ルーを旗揚げ。現在はコブ氏の畑から上質なピノを譲り受けており、短期間でソノマ・コーストのトップピノ・メーカーの一人に上り詰めている。 (ニュース・ソース:SanFanciscoChronicleより)

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SFクロニクル・ワイン・コンペティションの結果発表

2013年のサンフランシスコ・クロニクル・ワイン・コンペティションの結果が公表された。全米で生産されるワインに関して最大規模のワイン・コンペティションは今年で13年目を向かえた。約5500種類のワインが60人の審査員(ワイン・ライターから醸造家まで)により4日間(1月8日~11日)ですべてのワインが試飲され、4段階で評価される(下からブロンズ、シルバー、ゴールド、ダブル・ゴールド)、その中から各カテゴリー(全部で112のカテゴリーに分けられる)のトップが選ばれ、そして最後は7つの総合カテゴリー(スパークリング、白、ピンク、赤[2種類]、デザート、ラベル)で<スィープステーク・ウィナー>が選出される。 ワインの試飲審査の様子。 (イメージ:WineJudging.comより) 本年度の<スィープステーク・ウィナー>か下記のとおり: スパークリング:Korbel Champagne Cellars Non Vintage Blanc de Noirs California $11.00 白:Keuka Spring Vineyards 2011 Riesling Finger Lakes $13.99 ピンク:Sorelle Winery 2011 Sangiovese Rosato Lodi $16.00 赤[1]:Terlato Family Vineyards 2010 Pinot Noir Russian River Valley $60.00 赤[2]:Wilson … Continue reading

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SFクロニクル 2012ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー

左から:ダンカン・アーノット・マイヤー氏とダンカン・アーノット・マイヤー氏 (イメージ:SanFranciscoChronicle/Erik Castroより) サンフランシスコ・クロニクル紙のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにArnot-Roberts(アーノット・ロバーツ)の二人が選ばれた。昨年、このブログでも度々登場。特にカリフォルニアでは珍しい品種の葡萄でワイン造りに関する投稿は必ずと言ってArnot-Robertsの名前があげられてと思う(リボッラ・ジャッラ、トルソー、ガメ)。そんなカリフォルニアの中で斬新な葡萄品種でワイン造りを行なっているこの二人組みのワインメーカーがこのようにスポットライトが当てられるのはうれしい限り。 Duncan Arnot Meyers(ダンカン・アーノット・マイヤー氏)とNathan Lee Roberts(ネーサン・リー・ロバーツ氏)は子供からの知り合いで二人ともナパ育ち。マイヤー氏はマーガリット・モンダヴィ(ロバート・モンダヴィの奥さん)の孫で、母親はモンダヴィ・ワイナリーの専属シェフとして働いていた(おそらくマーガリット・モンダヴィ氏の最初の結婚相手との娘さん)。一方、ロバーツ氏の父親はナパで有名なワイン樽製造会社の代表。マイヤー氏は大学卒業後Caymus、Groth、Acacia、Kongsgaardなどのワイナリーでワイン造りの経験を積み重ね、ロバーツ氏は父親のワイン樽会社に就職する。2001年にソノマのヒールズバーグの倉庫でワイナリーを立ち上げる。初年度はシラーを約100ケースを生産。当初から涼しい気候で栽培された葡萄でワイン造りを行い、当時のナパ・ソノマを代表するフルーティーでパワフルなワインとは間逆の控え目で繊細な味わいが特徴で、アルコール度数が低いスタイルのワインを造り続けていた。 (イメージ:FarOutCityより) 2008年にソノマ・コーストのClary Ranch産のシラーで造られたワインがレストランやワインショップの間で注目を浴びるようになり、大きなブレークのきっかけを作る。現在は13種類のワインをカリフォルニアの様々な産地からカベルネ、ピノ・ノワール、シラー、シャルドネからリボッラ・ジャッラ、トルソー、ガメなどの珍しい品種を駆使し、ナチュラル・ワイン・メーキングの醸造方法で行なっている。年間総生産の2,700ケースは創業当初の同じ倉庫で、スタッフを雇わず、二人だけで行なう。現在、40代の二人は今後のナパ・ソノマのワイン・スタイルを変える影響力を持つワインメーカーとして今後も注目される。現在はインターネット販売といくつかのワインショップ、そして地元のレストランでワインを手に入れることができる。 ロゴマークはマイヤー氏の祖母マーガリット・モンダヴィ氏の作品。 (イメージ:Arnot-Robertsより) (ニュース・ソース:SanFranciscoChronicleより)

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