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ワイン専門誌『ワイナート』最新号に<ドンキー&ゴート>

(イメージ:美術出版社より) 『ワイナート』(美術出版社)2014年1月号-第73号(2013年12月05日発売)にPPCVINOで取り扱っている<ドンキー&ゴート>が紹介されました。 カリフォルニアの<自然派ワイン>への取り組みが特集で紹介されており、葡萄栽培家からワイン生産者、そして<ナチュラル・ワイン>を専門に扱っているワイン・ショップ経営者など最近のムーブメントの重要人物や事情に詳しい面々のインタビューが織り交ざっている。 このほかにもブルゴーニュの<新しい注目生産者>の特集やイタリアの<ランブルスコ>の特集などが掲載されており、カリフォルニア以外にも興味深い産地やワインが取り上げられている。 オンラインまたはお近くの書店で最新号をお買い求めください!   現在、<ドンキー&ゴート>のキャンペーンを実施しています! 期間限定で<お買得価格>でD&Gワインお求めいただけます。 (ニュース・ソース:美術出版社より)

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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワイン関連のニュースをいくつか紹介します。 まずはイタリアのピエモンテ地方のバローロDOCGに関するニュース。バローロは基本的に11つのコムーネ(村・ゾーン)で構成されている。代表的なところでは<Barolo/バローロ>、<Castiglione Falletto/カスティリオーネ・ファッレット>、<La Morra/ラ・モッラ>、<Monforte d’Alba/モンフォルテ・ダルバ>、<Serralunga d’Alba/セッラルンガ・ダルバ>など各コムーネの中でもブルゴーニュに見習って畑のランキング(Grand Cru制度)を取り入れるようになり、結果的にこれが葡萄の取引価格およびワイン価格を左右する。畑のランキングは主に何人かの専門家に土壌や気候の分析を行い、地元生産者とネゴシアンたちが合意している畑のマップが存在する。 (イメージ:WineDineGuideより) バローロでは<Cru制度>と呼んでおり、各ゾーン内では現在では<暗黙の了解>のような形で何十年も続いてきた畑のCruマップで活動してきたが、Baroloゾーン内のCannubiコムーネ(村)の畑の所有者Marchesi di BaroloワイナリーのErnesto Abbona氏が面積の大きさに不服を抱き、これまで15ヘクタールの認定を34ヘクタールに認定変更を訴える裁判がイタリアのローマ最高法定で判断が行なわれ、地元関係者の間では畑の拡大に対して反対が多かった中、裁判所は拡大を認める判決を下した。Abbona氏は2010年に地元裁判所で面積拡大を訴え、勝利し、そして判決が逆転する経緯があり、今回はイタリアの最高裁判所での訴えとなった。地元関係者によると、これまで何十年も続いてきた制度で地元関係者同士合意のもとで決めた区域を裁判所で変更されられるのは、バローロに対する信頼と信用を失うことにしかねないと懸念を漏らしている。 (イメージ:TheWineBeatersより) 最初はこのニュースで何が大きな問題なのかがよく理解できなかったが、色々なブログで意見を読んでいても<地元>と<お国>との間で考え方の違いが存在することが鍵を握っているような気がする・・・特にバローロでは地元関係者の多くが納得のいくシステムをわざわざ作ったのに、それをよそから変更しなさいと言われるのは気分はよろしくない、一方、当事者のAbbona氏は畑が部分的に違う評価がされているのも不思議な話。 (ニュース・ソース:WineSearcher.comより) *** 今度はフランスのAOC関連のニュース。ソーヴィニヨン・ブラン種で有名なロワール地方の東側に位置するサンセールAOCが210キロ離れたトゥールAOC(ほぼ中央)に吸収され、まずは「サンセールAOC」の名称が使えなくなり、<Sancerre/サンセール>自体の称号が保護されなくなると地元関係者は激怒している。フランス政府の農業省の原産地呼称委員会(Institut National des Appellations d’Origine、 INAO)が管理するアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d’Origine Contrôlée、AOC)は予算不足でサンセールAOCの事務機能を閉鎖すると判断。 (イメージ:Wine Terroirsより) 地元生産者はこれまでと同様の会費をINAOに支払いながら、これまで活動してきた産地名で活動できなくなり、同時にPR面や称号を保護する面でも「サンセールAOC」は消えることとなる。地元生産者は自ら<Sancerre/サンセール>の商標認定を行い、関係者が共有できるトレードマークを作る動きがでているが、フランス政府は他のAOCでもこのようなAOC制度からの離脱行為を防ぐために、この<トレードマーク共有案>をつぶすと関係者は推測している。 実に難しい状況だが、正式名所が<トゥールAOC>であろうと、今後もワイン・ラベルには<Sancerre/サンセール>の文字を活用するわけで、そこら辺は慣れのような気がするが・・・それより偽物<Sancerre/サンセール>または勝手に<Sancerre/サンセール>とワイン・ラベルに表記するの防止する管理システムをINAOに考えてもらったほうが重要なような気がするのですが・・・ (ニュース・ソース:Jim’s Loireより) *** 最後はアメリカ人マスター・ソムリエのリチャード・ベッツ氏が<こすると香りがする>特殊な紙でできたワインの香りを学ぶ本を出版。アメリカでは「Scratch n’ Sniff(直訳:こすって・香る)」と呼ぶ子供向けの絵本やシールなどでよく使用される技術。『The Essential Scratch and Sniff Guide to … Continue reading

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人気官能小説からオリジナル・ワイン

(イメージ:早川書房より) 全世界で9000万部を売り上げたE・L・ジェームズ氏のベストセラー官能小説『Fifty Shades of Grey(邦題:フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)』の映画化で主役の男女役のキャスティングが決まったことで今月初旬に大きくニュースに取り上げられたが、来月には著者のジェームズ氏が北カリフォルニアのメンドシーノのワインメーカーとパートナーシップを組んで造り上げた赤・白ワインをリリースすることを発表。 (イメージ:Fifty Shades Wineより) 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は女子大生と27歳の大富豪の関係を過激なエロチズムを交えて描いた女性向け官能小説3部作。ストーリーの所々にワインは登場し、作者のジェームズ氏によるとワインは小説の中で重要な役割を果たしてると説明しており、自らワイン対して情熱と関心が高く、今回、リリースするワインはジェームズ氏にとって自然で当然な流れのと考えているようだ。 確かにジェームズ氏のウェブサイトでは3部作に登場するワインやワインに関するシチュエーションが解説付きで細かく紹介されていて、ワイン対する関心は確かのようだ。特にBollingerのGrande Annee Rose(シャンパン)は何度も3部作で登場し、主人公の女性の<アナ氏>の名前とワイン名にちなんでいくども登場していると推測できる。 3部作に登場するいくつかのワイン: Bollinger Grande Annee Rose(フランス/シャンパーニュ) Alban Vineyard Roussanne(カリフォルニア/エデナ・バレー) Alban Vineyard Grenache(カリフォルニア/エデナ・バレー) Domaine de la Janasse Vielles Vignes(フランス/南ローヌ) Klein Constantia Vin de Constance(南アフリカ) (イメージ:上からThe Delicious Life、The Gastronomnom、Caro’s Blog、In The … Continue reading

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<ニュー・カリフォルニア・ワイン>に関する最新書籍

(イメージ:Amazon.comより) サンフランシスコ・クロニクル紙のワイン・ライターのジョン・ボネ氏が書き上げた書籍『The New California Wine』が11月にリリースされる。これまでSFクロニクルで紹介してきたカリフォルニアのワインメーカーやワイナリーを1つの本に集約し、カリフォルニアで起きてきるワインに対する新しい考え方や取り組みを綴っている。 ボネ氏が実際に自ら<革命>の言葉をサブ・タイトルに選んだかどうかはわからないが、サブ・タイトルの『A Guide to the Producers and Wines Behind a Revolution in Taste』(直訳:味の革命の裏に存在する生産者およびワインのガイド)が<味の革命>は今回の大きなテーマであることは間違えない。 一般的に代表的なカリフォルニア・ワインの味わいはナパ産のカベルネ・ソーヴィニヨンもしくはソノマ産のシャルドネなどで誰もが特徴を連想することができると思う。超熟した果実から抽出したフルーツの味わいに、オーク樽の風味、口の中で燃えるようなアルコールにそれを覆いかぶせるくらいの後味のタンニンを<カルト・ワイン>と呼ばれる赤ワインで一度は体験したことはあるはず。この味わいに魅了されてヨーロッパの<オールド・ワールド>以外のワインに対する関心が高まった人は少なくないと思う。個人的にもナパを訪れる際は必ず何ヵ所の濃厚カベルネを造るワイナリーを立ち寄るようにしている。今後もこのカリフォルニアを代表する味わいを造り続けてくれることは期待している。一方でこのスタイルから意識的に離脱して生産者も現れており、これらの生産者が<ニュー・カリフォルニア・ワイン>を代表するメンバーを構成している。 SFクロニクルのジョン・ボネ氏。 (イメージ:SeriousEats/Erik Castroより) 個人的には大きく2つの理由が<カルト・ワイン>で人気を高めたカリフォルニア・スタイルのワインから離れていったと推測している。1つ目はワイン批評家や専門誌が高い評価で築き上げた<カルト・ワイン>を追い求めて、多くの生産者が同じ味わいのワインを造り始めた動きが、離脱のきっかけを作ったと考えている。ワイン文化を築き上げるよりも資本主義でビジネスで成功を収めることが優先されるのであれば、当然の現象。高い評価を得て、需要があがり、価値が高めれば、ビジネスで成功を収める確率が上がる。 もう一つは<カルト・ワイン>造りを追い求めて葡萄の価格が以上に上昇したこと。<カルト・ワイン>造りにカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シャルドネなどが使用され、これらの葡萄品種の栽培が急増した。特定の品種に対して需要が高まれば、当然、栽培者側もそれに応えるようになり、より多くの人気品種の栽培が盛んになる。しかも、上質な品質な葡萄を造るれば造るほど葡萄の価格が上昇し、扱える人に限りが出てくる。葡萄栽培に適した産地は人気品種に集中し、ワインの種類の同一化が広まる。 この他にも最新技術と研究で醸造よりも操作をする方法でのワイン造りが行なわれるなどこれまでカリフォルニア・ワイン文化を築き上げてきた流れにあえて逆らい、新しい試みに取り組む人たちが増えてきたことが<ニュー・カリフォルニア・ワイン>誕生のきっかけとなった。 今回の『The New California Wine』で紹介されるワインメーカーやワイナリーはこのブログでも何度も紹介している方々が勢ぞろい。Arnot-Roberts、Broc Cellars、Matthiasson、Massican、Lioco、Scholium Projectなどの生産者が含まれる。そして、これらの生産者がこれまでカリフォルニアを代表する葡萄品種以外のTrousseau/トルソー、Valdiguie/ヴァルディギエ 、Ribolla Gialla/リボッラ・ジャッラ、Trousseau Gris/トルソー・グリ、St. Laurent/サン・ローランなどでの品種でのワイン造りが紹介される。 バークレーの都市型ワイナリーBroc Cellarsからヴァルディギエ種を使用した赤ワイン。 (イメージ:Serious Eats/Stevie Stacionisより ボネ氏はSFクロニクル紙で<注目ワインメーカー>や<ワイナリー・オブ・ザ・イヤー>などの恒例特集では中小規模で、まだ無名に近い生産者を取り上げ紹介を行なっている。一方で<年間トップ100>では新しい生産者から老舗ワイナリーのワインを半々程度で紹介している。カリフォルニアのワイン産業の中心にいる新聞社に勤めているため、カリフォルニア・ワインの情報発信拠点として平等にありのままを伝えながら活躍している。これまでのカリフォルニア・ワイン文化を築き上げた生産者と新しい生産者がいかに共存し、更にクオリティの高い多彩な種類のワインがカリフォルニアから誕生させることをこれからも期待していきたい。 … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:The Taste Makerより) 是枝裕和監督作の『そして父になる』が審査員賞に輝いて閉幕した第66回カンヌ国際映画祭ではボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がリリースする<ムートン・カデ>が映画祭のオフィシャル・ワインとして活用された。今年で22年目のパートナーシップであり、赤・白・ロゼの3種類のワインを限定デザインボトルでリリースするのに止まらず、メイン会場の屋上に3年連続で<ムートン・カデ・ワイン・バー>を開設。ワイン・バーはプレス会場としても利用され、『ロスト・イン・トランズレーション』でおなじみのソフィア・コッポラ監督や『サイドウェイ』でおなじみのアレクサンダー・ペイン監督などワインと関係が深い方々が訪れた。 Mouton Cadet Wine Barの様子。 (イメージ:CannessEnLiveより) ワイン・バーを訪れたソフィア・コッポラさん。 (イメージ:FirstLuxeより) (ニュース・ソース:WineSpectatorより) *** (イメージ:Rex Pickett Twitterより) 映画『サイドウェイ』関連で、原作者のレックス・ピケット氏が7月からカリフォルニア州サンディエゴのラ・ホーヤ・プレイハウスで『サイドウェイ:劇場版』を上演する。昨年の11月~12月にかけてサンタモニカの小劇場ラスキン・シアターで『サイドウェイ:劇場版』を上演したが、今回はトニー賞(舞台業界のオスカー)を受賞している演出家デス・マクアナッフ氏の指揮のもとで公開される。ゆくゆくはこの体制でブロードウェイに持っていくことが目標であるとピケット氏はコメントしている。 以前、このブログでも映画『サイドウェイ』の続編を実現するのは難しいと話しているが、今回も続編に関しては進展がないと説明。舞台上演のほかにピケット氏は新たしいワイン・プロジェクトにも関わっており、オレゴンのウイレメット・バレー産のピノ・ノワールを197ケースを生産。オレゴンのHarper VoitワイナリーのDrew Voit氏とTartan CellarsのDarcy Pendergrass氏の協力のもとでワイン・ブランド<Ne Plus Ultra>を立ち上げ。一般向けにリリースされるかは定かではないが、今のところは書籍のサイン会などで紹介しているようだ。 (イメージ:Rex Pickett Twitterより) (ニュース・ソース:Decanterより) *** (イメージ:The Couch Sessionsより) 最後は今年で2回目となった3日間の野外フード&ミュージック・フェスティバル<The Great GoogaMooga>がニューヨークのブルックリンで開催された。最初の2日間は天候に恵まれ無事に進んだようだったが、最終日の日曜は雨に見舞われ、いくつかの音楽イベントのキャンセルを余儀なくされた。昨年と同様に100種類以上のワインが用意された。日頃お目にかかれない小規模ワイナリーや世界各国の珍しいブランドを楽しむことができた。今年はニューヨーク州のワインが前年より多くフィーチャーされ、また昨年、東海岸を襲った台風「サンディ」被害にあったRed Hook Wineryも元気にブースを出展した。 (イメージ:Scott Lynch flickrより) … Continue reading

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『ワイン・グレープ』葡萄品種の最新百科事典

(イメージ:Eaterより) ソムリエの必需品が一つ増えたのかもしれない。業界待望のワイン葡萄の百科事典が先月発行された。題名は『Wine Grapes – A complete guide to 1,368 vine varieties, including their origins and flavours』(直訳:ワイン葡萄:起源と味わいを含む1,368種類の葡萄の木に関する完全ガイド)。著者はイギリス人、ワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏とジュリア・ハーディング氏、スイス人、遺伝学を専門とする生物学者ホセ・ヴォリヤーモス博士のコラボレーションで誕生した。ロビンソン氏は90年代に発行された『The Oxford Companion to Wine』はこれまで葡萄品種に関してのソムリエのバイブルとして活用されている。ヴォリヤーモス博士はUCデイヴィス大学のキャロル・メレデス氏と遺伝学の研究で名を上げた人物。 世界で1万以上の葡萄品種が存在する中、この本では1,368種類の品種の過去からの言い伝えと科学の分析を融合して紹介している。意外な原産国やDNA分析による他の品種との遺伝関係、そして、ワインに仕上げた場合、味わいの特徴などの解説がたくさんのイラストと図を通じて紹介している内容だ。 (イメージ:Eaterより) ワインの常識が科学や技術の進歩で変りつつある。特に最近は海外刑事ドラマ「CSI:マイアミ」張りの科学捜査で葡萄のDNA分析で出元を探しあてたり、GPSやドローン飛行機を駆使して葡萄産地の地形を分析し、適切な葡萄品種を栽培するなど、これまでの<人から人へ>伝わってきた秘伝や伝統は過去の話になってきている気もする。ただし、これらの科学や技術の進歩で明らかになった情報を上手に活用する人も増えていたことも確かだ。南半球(チリ、南ア、豪州など)でワイン造りを行なっている国の目覚ましい進歩や前日のブログ投稿で紹介したカリフォルニアのガメ種の最新のトレンドも科学や技術は大いに役立っている。ワインの常識が変りつつある以上、今回出版された本の中で解明された情報なども大いに上質なワイン造りに役立てていただくことを期待したい。 ワイン好きにはたまらない一冊になると思うので年末のプレゼントに最適だし、最悪、3kg近い総重量なので家の中で何かに役に立つはず・・・ (ニュース・ソース:Eaterより)

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2013年度のヴィントナー殿堂

カリネリー・インスティチュート・オブ・アメリカが2013年度のヴィントナー殿堂入りした方々が発表した。今回、見事殿堂入りを果たしたのが、メリー・エドワーズ・ワイナリーのメレデス・’メリー’・エドワーズ氏、ワイン・ライターのフランク・ショーンメーカー氏、労働組合リーダーのセザール・シャベス氏、そしてワイン・アドヴォケート誌のロバート・パーカー氏。 *** (イメージ:MerryEdwardsWineryより) メリー・エドワーズ・ワイナリーのメレデス・’メリー’・エドワーズ氏はロシアン・リバー・バレーのピノ・ノワールで最も有名だが、元々はUCデイヴィスのワイン研究学部で女性の第一期生の一人で、学生の頃からワイン研究(安全性やクローンの分野)に関して功績を残している。その後はワイナリー産業の男女平等の動きのパイオニアの一人として活動し、1997年に自分自身のワイナリーを立ち上げ「クイーン・オフ・ピノ・ノワール」の称号を獲得。 *** (イメージ:WineBaerより) フランク・ショーンメーカー氏は1930~40年代にカリフォルニア・ワインの知名度を上げるのに大きく貢献した。当時、ザ・ニューヨーカー誌でライターして活動していた頃、ワイン・ラベルに産地名と葡萄品種の表示を提案した。今では当たり前の習慣だが、それまでは<ブルゴーニュ>や<シャブリ>などとカリフォルニアでも地名だけを表示するのが習慣だった。発案されたラベル表示が浸透するまでに約30年の時間がかかったが、ショーンメーカー氏の貢献は間違えなくカリフォルニア・ワインを世に広めるのに役立っている。また、Frank Schoonmaker’s Encyclopedia of Wineはワイン書籍の定番となっている。 *** (イメージ:Carmen’sBlogより) セザール・シャベス氏はカリフォルニアのラテン・コミュニティーでは知らない人がいないほどの存在で、カリフォルニアの農産業を支えている労働者のリーダーであった。南米から訪れる季節労働者の人権を確保する法律の成立に人生をささげた。カリフォルニアの葡萄産業でも季節労働者に葡萄栽培に関する専門知識を活用できるよう道を切り開き、畑の管理者やヴィンヤードやワイナリー経営の職を平等に機会を得る法案などを確立した。カリフォルニアでは3月31日を<セザール・シャベスの日>としてラテン・コミュニティーでは祝われる。 *** (イメージ:BourdeauxTraderより) ロバート・パーカー氏は説明文は必要ないが、特にカリフォルニア・ワイン産業に対しては彼のワイン批評により品質の向上、小規模ワイナリーのカルト・ワイン化、そして、世界にカリフォルニア・ワインを広めた一人として大きく貢献している。 *** 殿堂入りのセレモニーは来年の2月、カリネリー・インスティチュート・オブ・アメリカのナパのセント・へレナ施設で開催される。 (ニュースソース:WineBusinessより)

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ナチュラル・ワインの情報誌

以前、アリス・ファイアリングさんをこのブログで紹介でしたときは彼女の最新書籍がリリースされた時期であったと思う・・・または<ナチュラル・ワイン>のイベントでゲスト・スピーカーを勤めたときかもしれないが、いずれにしても、アリス・ファイアリングさんは<ナチュラル・ワイン>とそれに関する文書(書籍、記事、ブログなど)を通じて多くの賛同者(同時に否定派も)を集めいる。ワイン業界では注目される人物となった。 当初はロバート・パーカーを相手にワインに対する考え方への違いから目の上のたんこぶ的な存在であったが、今では彼女の機敏のフットワークでアメリカ国内からヨーロッパの様々なワイン産地から<ナチュラル・ワイン>に関して数多くの情報を提供してくれている。彼女が頻繁に更新するブログやニュースウィーク誌のオンライン情報誌TheDailyBeastなどで紹介するワイン産地、ワイナリー、ワインメーカーは自然派のワインを追求する人物たちの考え方やワイン造りに取り入れている技法や手段を写真や時には動画を交えて細かい分まで紹介してくれる。自らもヨーロッパでワイン造りに関わるなど専門知識とともに実際の体験談で交えることで信頼度を高めたのは確かだ。 そこで今回彼女から発信された最新情報は<ナチュラル・ワイン>に関心がある方には胸がはずむような話。今年の10月から新たなナチュラル・ワイン情報誌を自ら発行予定。年間で計10回発行する計画で、この情報誌にはファイアリングさんオススメの各国からのナチュラル・自然派ワインを毎回10本紹介する。デイリー・ワインからセラーで寝かせたいワインまでを電子ニュース・レターでまとめてくれる。すでに目標金額は達成されたようだが、今回の企画に必要な資金をKickstarter(一般の人から事業に活用するための資金を募集するサイト)で調達。Kickstarterでは企画内容や自己PRのビデオなど掲載されているので(もちろん引き続き資金も受け付けている)、ご関心のある方は是非、ご覧ください。 ファイアリングさんの最新作『ネイキッド・ワイン』 (ニュース・ソース:Kickstarterより)

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サイドウェイの続編(その2)

(イメージ:FoxSearchlightより) デキャンター誌のインタビューに対して映画『サイドウェイ』の原作者レックス・ピケット氏はオスカー受賞作品の続編の映画化の可能性は低いと語っている。その根拠は映画監督のアレキサンダー・ペイン氏は続編を作ることは「金目当て」の行為で映画監督として落ち目のレッテルが貼られるのを恐れているのではないかとインタビューでピケット氏は語っている。ピケット氏はすでに原作の続編『バーティカル』を完成させて、ペイン氏もすでに読んでいて好印象を持っていると説明しているが映画化には前向きではない。FoxSearchlight社はストリーと登場人物の権利を所有しており、映画『The Descendants(邦題:ファミリー・ツリー)』で2つ目のオスカーを獲得したペイン氏がプロジェクトに参加する意欲があれば、すぐにゴー・サインは出せると考えている。(ちなみにファミリー・ツリーもFoxSearchlightが配給しており、ペイン氏との関係は更に深まったと言えるでしょう)当然、ピケット氏は続編の映画化は前向きで、今はサイドウェイの舞台バージョンで活動している。この先も主人公のマイルズとジャックの珍道中を画き続けることを約束している。 *** 続編の映画化を期待している一人としてピケット氏の苛立ちに同感できるが、映画ファンとしてのペイン氏とFoxSearchlight社の考えにも同調する。原作者として映画やキャラクターのファンがいる以上、その要望に応えて話の続きをコンスタントにたたき出すことは賞賛すべきで、ハリー・ポッターのローリング氏のようにそれにより見合った報酬を得るのが当たり前と思う人は少なくないと思う。一方でペイン氏が活動する業界では同業者の印象やアーチストとしての価値が重要視され、興行成績も大事だが、一般と専門映画評論家の評価も同じぐらいの価値がある。以前、インタビューでサイドウェイでマイルズ役を演じるポール・ジアマティ氏が日本語版のフジテレビ制作『サイドウェイ』にゲスト出演のオファーを受けて「オレはそんなに落ち目な役者なのか」などと冗談半分に応えていたのを記憶している。冗談の中に本音も大いに含まれていると思うほうなので、ジアマティ氏が役者としてどういう印象を持たれるのかが重要視していることが伺えるコメントでもある。 FoxSearchlightが配給した興行成績が良かった映画を見てみよう。 1)スラムドッグ$ミリオネア (2008)・・・377万ドル 2) ブラック・スワン (2010)・・・329万ドル 3) フル・モンティ (1997)・・・257万ドル 4) ジュノ (2007)・・・231万ドル 5) サイドウェイ (2004)・・・109万ドル 6) リトル・ミス・サンシャイン (2006)・・・100万ドル ※ザ・ベスト・エキゾティック・マリーゴールド・ホテル (2012)・・・120万ドル(日本未公開) これらの映画は一般的にはブロックバスター(全国ロードショー系)の作品とは言えない。どちらかと言うと口コミや映画評論家の高い評価を得て、次に映画業界の賞シーズンで価値を高め、本格的な興行収入をそのあとに獲得した映画がほとんどである。これまたFoxSearchlightのWikiページでご覧いただけますが、これまで続編・シリーズものには全くと言っていいぐらい手をつけたことがないのです。『サイドウェイ2』をきっかけにシリーズものに取り掛かるとも想像できない・・・ *** (イメージ:RexPicketより) 以前にも「サイドウェイ」の続編である『バーティカル』が出版された際に本の紹介をしましたが、残念ながらマイルズとジャックのその後を気になる方は日本語版が出るのを待つか、遼くんのようにスピードラーニングで英語力を磨いて原作を入手して行くしかなと思います。 (ニュースソース:Decanterより)

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