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アメリカ人が好むアルコール飲料

ガラップ社が実施する恒例の<消費者習慣>に関するアンケートで「好みのアルコール飲料」でアメリカの36%がビールを好むと答えたところ、35%がワインを好むと答えた。 1992年には20ポイントの差があったが、差が縮まった要因の一つに女性のアルコールの好みがアンケート結果に反映していると推測される。 ・・・・・・・男性ビール%  女性ビール% 1992~1994  64%        29% 2012~2013  53%        20% ・・・・・・・(-11)             (-9) ・・・・・・・男性ワイン%  女性ワイン% 1992~1994  15%        43% 2012~2013  20%       52% ・・・・・・・(+5)              (+9) 男性のビールに対する好みが落ちたが、同時に女性のワインに対する好みが増えていることが、ワインの数字を押し上げていることがわかる。また、女性のビールに対する好みが下がったことが結果に現れていることがわかる。 また、ビールが落ち込んだもう一つ理由に<若者年齢層>(18歳から29歳)のビール離れが大きく響いているとわかっている。1992年~1994年の間では71%が<ビールを好んで>いたが、2012~2013では41%(-30)まで落ち込んだ。ただし、<若者年齢層>はワインよりも、<その他リキュール>に対する好みが高いこともわかった。 <中間年齢層>(30歳~49歳)と<高年齢層>(50歳以上)のビール・ワイン・リキュールの好みが約20年間、それほど変動しないため、<若者年齢層>と<女性>のアルコールの好みが今後のアンケート結果に影響を与えることが分析で明らかになった。 このアンケート調査が実施された1939年から2013年までアメリカ人のアルコール消費頻度(時と場所を踏まえてアルコールを飲む)は63%から60%と、それほど変化していない。ビールが人気のアルコール飲料としてのステータスは変化しつつあるが、ビールがなくなるわけでなく、最近はクラフト・ビール(地ビール)などの人気を考慮すると決してビール業界全体が右往左往しているわけでもない。 ワイン業界の成長の一つの要素にマーケティングとターゲットを絞ったプロモーションの結果が現れていると思う。インターネットでの情報交換は(最近はクラフト・ビールも見習っているようだが)は他のアルコール飲料と比較できないくらい情報量が多く、広告や宣伝がターゲットする消費者はピンポイントで(モスカートは若い女性が読む雑誌やウェブサイト、スパークリングはもう少し年齢層が上の女性が読むファッション誌や料理のウェブサイトなど、熟成ワインは高い年齢層向けに限定)実に上手に行われている。 一方、特に大手ビール会社はスポーツ観戦(特にテレビでの)や男性を刺激するエロチズムやヒューモアをPRに利用してここ40~50年近く同じ方法でプロモートを行っている。男性でなく、スポーツに関心がなければ、ビールに良さや魅力を感じることは到底無理でなようも気がする。ちなみに日本では喉ごし、爽快感、仕事終わりなどのアピール要素をしているので、アメリカと比べても少し違うターゲットを狙っているような気もする。 アメリカのサッポロビールの広告は今時の若者に受けそうなスタイル。 ビール業界もターゲットを絞って、<女性>や<若者年齢層>に焦点を合わせたマーケティングやプロモーションが実施されれば、比較的簡単にシェアを回復することが出来ような気もする。 アメリカではミニシアター系で<ビール好きの若い女性>が主人公の映画が注目を浴びてる。 美人で人気の俳優さんと半端じゃなビール量を飲む様子を画けば<女性>と<若者年齢層>へのアピールは楽勝にも思える・・・ (ニュース・ソース:Gallupより)

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BARTを活用してナパ・バレーを訪問

(イメージ:NapaValleyWineTrainより) ナパ・バレーをサンフランシスコやオークランドから訪れる際にまた一つ便利な交通手段が加わる。サンフランシスコ国際空港からサンフランシスコのダウンタウン、ベイ・ブリッジを渡りバークレーやオークランドに通じるベイ・エリアを簡単に移動できる電車システムのBART(ベイ・エリア・ラピッド・トランジット)がNapa Valley Wine Train社と提携を始め、<North Concord/Martinez駅>から専用のシャトルバスが出ており、Napa Valley Wine Trainの停留駅まで連れてってくれる。 (イメージ:NapaValleyWineTrainより) この電車には飲食サービスが付いており、ワイン・カントリーの風景を楽しみながらのんびりと電車でナパを訪れることができる。特定のワイナリー訪問に限られているので、多くのワイナリーを訪問したい人はレンタカーやドライバー・サービスを活用したほうがおすすめだが、訪れるワイナリーにこだわりがなく、のんびりワインを飲みながら移動することを希望するのであればNapa Valley Wine Trainが最適。 Grgich Hills Winery、Raymond Vineyards、ZD Wines、Domaine Chandonなどが主な訪問ワイナリーになる。 (イメージ:NapaValleyWineTrainより) *** 個人的にはナパ以外に訪れる産地があるので移動手段はレンタカー以外は考えられないが、最近はバークレーを拠点に様々な産地を訪れ、夜のサンフランシスコ探索には必ずBARTを使ってベイブリッジを行き来するようにしている。昼間は車の運転でワインは試飲できず、ワインの香りと少量を口に含む程度で、実際の試飲はできない。夜は存分に飲むためにもベイ・エリアのBARTとMUNI(バスと路面電車)は欠かせない。東京に住んでいると地元の交通網の利便性はあまりにも身近過ぎて普段はあまり実感しないが、ニューヨークやベイ・エリアなど最近アメリカでも交通網の利便性が非常にいい街が増えてきて旅行者として助かっている。 *** 話は少しズレるが、2009年の正月にBARTの駅で黒人の若者が警官により誤って射殺される事件が起きた。事件は起きた当時もベイ・エリアの地元紙などでは大きく取り上げられ、連日、警察(正確には鉄道警察)の責任を問う話題が紙面を飾っていた。先月もフロリダ州で似たような事件に関する裁判が行なわれ、事件の責任に関して驚く判決が出てしまった。 オークランドのBART <Fruitvale駅>で起きた事件に関する映画が先週アメリカの短観ミニシアターで上映が始まった。フロリダの事件判決のやさきの上映で話題性は非常に高い。26歳の若手監督ライアン・クーグラー氏の処女作で、主演俳優はテレビ・ドラマの『ザ・ワイヤー』や『フライデー・ナイト・ライツ』などで注目を集めいるマイケルBジョーダン氏。早くもアカデミー賞のノミネート予想も始まっており、配給もアカデミー賞常連のワインスティーン・カンパニー社が行なっているので、国内上映も期待したい。映画『Fruitvale Station』の予告です。 (ニュース・ソース:Napa Valley Registerより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:NapaValleyVintnersより) 先週はナパの恒例イベント、ナパ・バレー・ヴィントナー主催する<オークション・ナパ・バレー>が5月30日~6月2日の間で開催された。土曜日に開催されたチャリティ・オークションでは2005年に記録した最高金額1050万ドルを大きく上回る1690万ドル(約17億円)を集めた。また、金曜には<ナパ・バレー・バレル・オークション>が開催され、こっちのオークションはワイン・バイヤーの注目イベントであり、まだリリースされてないフューチャーズ・ワインを樽から試飲し、オークション形式で購入でき、今年は下記のワインが高額の値段を付いた: Shafer Vineyards: $78,000(1本:約650ドル) Realm Cellars: $61,350(1本:約511ドル) Continuum Estate: $59,200(1本:約493ドル) Ovid Napa Valley: $52,500(1本:約437ドル) Cardinale: $44,550(1本:約371ドル) Kongsgaard: $41,550(1本:約346ドル) Spottswoode Estate Vineyard & Winery: $37,200(1本:約310ドル) Gemstone: $34,100(1本:約284ドル) Joseph Phelps Vineyards: $33,050(1本:約275ドル) Vineyard 7&8: $32,600(1本:約271ドル) Crocker & Starr Wines: $31,750(1本:約264ドル) Pahlmeyer: … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:The Taste Makerより) 是枝裕和監督作の『そして父になる』が審査員賞に輝いて閉幕した第66回カンヌ国際映画祭ではボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がリリースする<ムートン・カデ>が映画祭のオフィシャル・ワインとして活用された。今年で22年目のパートナーシップであり、赤・白・ロゼの3種類のワインを限定デザインボトルでリリースするのに止まらず、メイン会場の屋上に3年連続で<ムートン・カデ・ワイン・バー>を開設。ワイン・バーはプレス会場としても利用され、『ロスト・イン・トランズレーション』でおなじみのソフィア・コッポラ監督や『サイドウェイ』でおなじみのアレクサンダー・ペイン監督などワインと関係が深い方々が訪れた。 Mouton Cadet Wine Barの様子。 (イメージ:CannessEnLiveより) ワイン・バーを訪れたソフィア・コッポラさん。 (イメージ:FirstLuxeより) (ニュース・ソース:WineSpectatorより) *** (イメージ:Rex Pickett Twitterより) 映画『サイドウェイ』関連で、原作者のレックス・ピケット氏が7月からカリフォルニア州サンディエゴのラ・ホーヤ・プレイハウスで『サイドウェイ:劇場版』を上演する。昨年の11月~12月にかけてサンタモニカの小劇場ラスキン・シアターで『サイドウェイ:劇場版』を上演したが、今回はトニー賞(舞台業界のオスカー)を受賞している演出家デス・マクアナッフ氏の指揮のもとで公開される。ゆくゆくはこの体制でブロードウェイに持っていくことが目標であるとピケット氏はコメントしている。 以前、このブログでも映画『サイドウェイ』の続編を実現するのは難しいと話しているが、今回も続編に関しては進展がないと説明。舞台上演のほかにピケット氏は新たしいワイン・プロジェクトにも関わっており、オレゴンのウイレメット・バレー産のピノ・ノワールを197ケースを生産。オレゴンのHarper VoitワイナリーのDrew Voit氏とTartan CellarsのDarcy Pendergrass氏の協力のもとでワイン・ブランド<Ne Plus Ultra>を立ち上げ。一般向けにリリースされるかは定かではないが、今のところは書籍のサイン会などで紹介しているようだ。 (イメージ:Rex Pickett Twitterより) (ニュース・ソース:Decanterより) *** (イメージ:The Couch Sessionsより) 最後は今年で2回目となった3日間の野外フード&ミュージック・フェスティバル<The Great GoogaMooga>がニューヨークのブルックリンで開催された。最初の2日間は天候に恵まれ無事に進んだようだったが、最終日の日曜は雨に見舞われ、いくつかの音楽イベントのキャンセルを余儀なくされた。昨年と同様に100種類以上のワインが用意された。日頃お目にかかれない小規模ワイナリーや世界各国の珍しいブランドを楽しむことができた。今年はニューヨーク州のワインが前年より多くフィーチャーされ、また昨年、東海岸を襲った台風「サンディ」被害にあったRed Hook Wineryも元気にブースを出展した。 (イメージ:Scott Lynch flickrより) … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

以前にも紹介したブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリが所有するフランスのシャトーで造られたワインが販売が開始し、早くも完売状態。シャトー・ミラバルの第一弾はロゼ・ワイン、先週の木曜日の午前9時にインターネット販売が開始し、午後2時には用意されていた6千本が完売。6本入りのケースで1ケースは105ユーロ(1本17.5ユーロ)と比較的お手ごろ価格完売の要因になったのか・・・今、ミラバルのサイトに行くと「まいど~!完売で~す!!」のメッセージが出迎えてくれる。 (イメージ:Château Miravalより) (ニュース・ソース:Decanterより) *** (イメージ:African Passionより) 俳優つながりで『リーサル・ウェポン』シリーズでメル・ギブソンの相棒役で知られているダニー・グローヴァー氏が南アフリカの大手ワイン企業のKWVと組んで新しいワイン「African Passion」をリリース。売上の一部はアフリカの教育と人権問題を支援するTrans Africa Forumに寄付される。全7種類のワインのラインアップはカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、モスカート、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、シャルドネと品種がブレンドされたワインが含まれる。 最後に映画でグローヴァー氏を見かけたのが『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』。ロイヤル役のジーン・ハックマンとのやり取りが印象的で、ロイヤルがグローヴァー氏を「コルトレーン!」っと怒鳴りつけ、口論になるシーンは好きなシーンの一つ。 (ニュース・ソース:The Drink Businessより) *** (イメージ:UniFranceFilmsより) 最後も映画関連。ボルドーのサン・テミリオンのワイナリーを舞台にした映画『Tu Seras Mon Fils』(チュ・スラ・モン・フィス)。和訳だと「あなたは私の息子になる」っとなるよう、すでにフランスでは2011年に公開されて、この度アメリカでの公開が決まり、ニュースに取り上げられ、英語の字幕つき予告クリップが出回っている。 映画はワイナリーの後継者探しとそれで巻き起こる家族の争いが主なあらすじ。映画のセットになったのがサン・テミリオンのClos Fourtet(クロ・フルテ)。実際のワイナリー従業員がエキストラで作業シーンに登場したり、台本もかなりマニアックなワイン・トークが繰り出されるとか。日本国内での上映に関してはインフィメーションを探したが、残念ながら今だ検索中・・・ (イメージ:A Growing Boy’s Wine Diaryより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

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フランスと中国の関係のワイン・ドキュメンタリー映画

(イメージ:Red Obsession Facebookより) 今月7日から開始したベルリン国際映画祭でオーストラリアの制作チームが撮った中国人の富裕層が持つワインに対する固定観念を追求するドキュメンタリー映画『Red Obsession』が上映される。この作品は2004年リリースの『モンドヴィーノ』以来、多くのワイン著名人が出演している注目ワイン映画。ワイン・ネゴシアンでナパのドミナス・エステートのオーナーであるクリスチャン・ムエックス氏、シャトー・パルメ(マルゴー・アペラシオン)のトーマス・デュロー氏、フランシス・フォード・コッポラ氏、ラフィット・ロートシルトのチャールス・シュヴァリエ氏、シャトー・マルゴーのコリーヌ・メンツェロプーロス夫人、シャトー・ラトゥールの社長フレデリック・アンジェラ氏らがインタビューで出演するほかにワイン批評家のジャニス・ロビンソン氏、オズ・クラーク氏やスティーブン・スプリアー氏、また中国人のワイン・コレクターが数人登場する。また、映画のナレーションはラッセル・クロウ氏が担当している。 映画はフランスと中国で収録され、主にボルドーの第1級であるマルゴー、ラフィット、ラトゥールと第3級のパルメを中心に取り上げられ、中国・山東省で建設されているドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト社の施設も紹介される。このドキュメンタリーは本来2011年頃に上映される予定であり、撮影も今の感覚では少し古い話になっているが出演者の面々を考えただけでも興味が沸いて来る。また、多くのインタビューに応じた中国人関係者はドキュメンタリー映画の制作とはよく理解できておらず、かなり人物像が誇張されて紹介していると不満の声も・・・ 個人的にはタイトルの『レッド・オブセッション(直訳:赤い強迫観念)が気に入っている。ワインと社会主義を上手にひっかけいるところが映画を上手に表している気がする。また、一つ気になる点としてはナレーターとしてのラッセル・クロウの起用。前回ワイン関連のプロジェクトに関わったのが『プロヴァンスの贈りもの』・・・この映画以降あまりパッとした作品に出てないような気がする・・・ (全イメージ:© 2012 Lion Rock Films Pty Ltd.より) (ニュース・ソース:WineSpectatorとDecanterより)

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ラングドック=ルシヨン地方に関するドキュメンタリー映画

(イメージ:Les Terroiristes du Languedocより) 今年はワインに関するドキュメンタリー映画が目白押しの一年となっているが、年の瀬にまた一つドキュメンタリー映画の話題が入ってきた。題名は『Les Terroiristes du Languedoc』(直訳:ラングドックのテロワーリストたち)。映画は昨年、ポルトガルのワインに関する2つのドキュメンタリー映画『Mother Vine: A Mátria do Vinho』と『Azores: From Lava To Wine』を制作したカリフォルニア出身の監督で人気ワイン・ブロガー、ケン・ペイトン氏。 今回の映画内容はフランスのラングドック=ルシヨン地方でワイン造りを行っている12の醸造家を春先と秋の収穫時の様子をドキュメントしている。ラングドック=ルシヨン地方の多様のテロワール、独自の栽培方法、革新的な醸造方法、そして、ワイン・ビジネスの現実を紹介する。また、12の醸造家の内、5つの<アウトサイダー>(アメリカやイギリスなど外からやってきた人たち)をクローズアップでフィーチャーしている。 ドキュメンタリーのフェイスブックには予告や撮影の裏場面のクリップが数多くアップロードされている。予告自体はフランス語でのナレーションで正直何を語っているのかはよくわからないが、風景などはSt Jean de Minervois、Fraïssé-Corbières、Gabianなどと馴染みの薄い産地の様子が画かれていてリアルなフランスのワイン・ライフの様子が伺える。 Les Terroiristes du Languedoc – Official Trailer (HD) from Nuno Sá Pessoa on Vimeo. 映画は来年1月にモンペリエで上映され、同時にDVDとオンデマンドでの配給を予定している。 (イメージ:Les Terroiristes du … Continue reading

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ドイツ・ワインに関するドキュメンタリー映画

(イメージ:LeadingBetweenTheLine/Facebookより) ドイツ・オーストリア・フランスのシャンパーニュ地方のワインを専門に扱うアメリカ人ワイン・インポーターのテリー・テイス氏(Terry Theise)がドイツワインに関するドキュメンタリー映画『Leading Between The Vines』を製作し、近日中にDVDがリリースされる。テイス氏はリースリング種の伝道師として知られており、これまで根強かった<甘いワイン>のレッテルを接がし、リースリング種の魅力とポテンシャルをインポーターと語り手として広めている。 2010年には著書『Reading Between The Vines』を出版し、テイス氏のワイン哲学が存分に綴られている。また、様々な媒体でのインタビューにも登場し、お茶目な面でありながら、リースリングやゲヴュルツトラミネール種などの話になると息を入れる間もなく熱く語る。特にリースリングに関しては誤解された印象が定着していることから、リースリングに関する特徴や豊富なスタイルの数に関する話はやまない。あるインタビューではリースリングは<最強の葡萄品種>であると説明。生産量が最も多いドイツの独特のテロワールの話、ドライからドルチェまでのスタイルの違い、リースリング種のみが味に変化を与えようとしても、それに勝手に抵抗する品種である話など豊富な知識は実に興味深い。 今回のドキュメンタリーもこれまでの話と同様に興味深い話がふんだんに含まれているよう。下記の動画はドキュメンタリーの一場面で、川沿いの急斜面でスレート(粘板岩)の土壌で栽培するリースリングの様子が一部紹介されている。 (全イメージ:LeadingBetweenTheLine/Facebookより) (ニュース・ソース:Leading Between The Linesより)

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ロシアン・リバー・バレーのドキュメンタリー映画

最近、ワインに関するドキュメンタリー映画が立て続けにリリースされている。特に最近アメリカではドキュメンタリーやリアリティ系の映画やテレビ番組が増えた気がする。映像を配給するアウトレットが増えたのが理由なのか、一つのストーリーを伝えるのに紙媒体より動画媒体への変化が起きているのかわからないが、幅広いジャンルでドキュメンタリー映画や番組が増えていることは<ドキュメンタリー・自伝映画好き>にはうれしい限り。 (イメージ:FromObscurityToExcellenceより) 近日、ソノマのサンタ・ローサで上映されるのが『From Obscurity to Excellence: The Story of Grapes & Wine in The Russian River Valley』(直訳:無名から卓越:ロシアン・リバー・バレーの葡萄とワインの物語)。ドキュメンタリーを製作したのがモリース・ジョー・ニュージェント氏。化学の教授の職を退職後、1997年にロシアン・リバー・バレーに20エーカーの畑を購入し、葡萄栽培やワイン造りに関して全くの素人だったニュージェント氏は当時、ブエナ・ビスタ・ワイナリーのワインメーカーのアン・モーラー=ラック氏の指導を受け、ピノ・ノワール種の栽培に取り組んだ。幸運にも翌年の収穫から栽培されたすべてのピノをブエナ・ビスタ・ワイナリーに供給する確約を得ることにも成功。ちなみに先週、この畑をロス・カネロスのドーナム・エステートに売却したとニュースが発表された。 素人であったことが幸いしたのか、ロシアン・リバー・バレーで長年活動していた葡萄農家やワイン醸造家と知り合いになり、彼らの話を通じて、葡萄栽培に関して学びを得ただけでなく、いかにロシアン・リバー・バレーAVAがカリフォルニアのピノ・ノワール種とシャルドネ種に関して有数の栽培地に変化していったのかを直接伝授することとなる。これらの話を自らインタビューに納め、集結したのが今回のドキュメンタリー映画の内容となる。以前、紹介した『SOMM』のように映像や編集が優れているいるのではなく、貴重なインタビュー映像を上手につなげてロシアン・リバー・バレーの成長を紹介する映画に仕上がっているらしい。 YouTubeの映画PVでも紹介されているが、長年ソノマではドライ・クリーク・バレーAVAとアレクサンダー・バレーAVAが上質なボルドー系や温暖気候向けの葡萄造りで知られており、ロシアン・リバー・バレーAVAは大衆ワイン扱いだった。100年以上厚い霧の立ちこむ平坦なリゾート地として知られてたロシアン・リバー・バレーがどのようにブルゴーニュ系の葡萄栽培に取り組んでいったのか興味深い話などが多く盛り込まれている。 厚い霧が特徴的なロシアン・リバー・バレー (イメージ:PressDemocrat/Kent Porterより) *** 初めてナパを訪れた際に<ロシアン・リバー・バレー>の存在を知った記憶がある。当時、ナパのテースティング・ルームやワインショップでは特にシャルドネの話題になると<ロシアン・リバー>の言葉が頻繁に飛び交っていたのを覚えている。はっきりとどのワイナリーであったか覚えていないが、通常の試飲リストに載っていないシャルドネを奥から取り出し、それが初めて飲んだ<ロシアン・リバー・バレー>のシャルドネ。オーク樽とトースト・バニラ・バター味の全盛期だったこともあってか、インパクトのある酸が効いたシトラス風味のが口の中で徐々に柔らかくなり、青りんごとグレープフルーツの味わいが広がり長い余韻を楽しめる味わいは、いまだにはっきりと覚えている味わいの一つ。 (ニュース・ソース:Wines&Vinesより)

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ソムリエ関連のニュース

レストランでワインを楽しむのに欠かせないソムリエ関連のニュースをいくつか。 上映会で舞台挨拶を行なう『SOMM』の4人の主人公 (イメージ:WineFashionistaより) まずは以前にもこのブログでも紹介した映画『SOMM』が先週末のナパ・バレー映画フェスティバルで上映され、いくつかのサイトで映画の感想が掲載された。<ワイン・ファショニスタ>ブログのメリー・オルリン氏はアメリカ3大ネットワークの一つ<NBC>で9年間放送された『In Wine Country』のワイン情報番組のプロデューサーとして関わった実績の持ち主。やはりマスター・ソムリエ試験の裏側を覗かせる映画内容には非常に興味深い感想を述べている。また、主人公の4名のマスター・ソムリエの受験者が互いに準備のための勉強会の様子や先輩マスター・ソムリエからの個人指導などのシーンがヒューモアたっぷりで特に楽しめたと。作者自身もソムリエ試験に最近成功したことで、受験者の気持ちがよくわかることも述べている。実際に試験シーンの収録許可を得られなかったので、今だ謎が残るところはあるが、映像や特殊効果も上手に仕上がっている面を含めて全体的に上々な感想。唯一、欠点として述べていたのが上映時間が100分のところ。ワインの試飲シーンが多すぎるとか・・・ ワイン・スペクテーター誌も映画の批評を掲載。主に<ワイン・ファショニスタ>と同じような感想。特に4人の主人公のヒューマンの要素が上手に伝えられていると紹介。映画の上映時間の長さのほかに、今回映画に取り上げられた受験者の中に女性が選ばれなかったことが気になったようす。実際にアメリカでは18名の女性マスター・ソムリエがおり、現在、マスター・ソムリエを目指す受験者の4割が女性である。 (ニュース・ソース:WineFashionistaとWineSpectatorより) *** 次はスゴ裏技で世界記録を達成させた北京でソムリエとして活躍するイギリス人のニュース。とにかく動画をご覧ください。 何の意味がある裏技だかよくわからないが、お見事です。実際にこの映像は新記録達成の映像ではなく、記録更新した様子。動画ではグラスの種類が違ったいたらもう少し行けたと語っているが、果たしてどんなワイングラスがこの競技に適しているのか、少し気になった・・・ (ニュース・ソース:HuffingtonPostより) *** (イメージ:HuffingtonPostより) 最後は日本からソムリエではなくレストランのメートル・ド・テル(給仕)に関するニュース。世界一のメートル・ド・テルを決める「国際ジョルジュ・バティスト・カップ」(International Georges Baptiste Cup)が東京で開催され、シャトー・レストラン・ジョエル・ロブションのメートル・ド・テルの宮崎辰氏が見事、優勝! 大会には14か国から24人が参加。料理の提供する際の礼儀作法から料理に応じたワインの選択まで、給仕としてのあらゆる心得を9つのカテゴリー別に審査され、プロ部門と学生部門からそれぞれ1人ずつ最優秀者が選ばれる。(AFP BB Newsより) 宮崎氏は35歳で<世界一のウェーター>に上り詰めた。この大会は長い歴史があり、メートル・ド・テルはフレンチレストランには欠かせない存在。なじみの薄い職を日本人がこのように表彰されることで少しでも注目が上がることはいいことと思う。スピード、しなやかさ、正確さが重視される項目とされているようだが、眉毛の角度もかなり重要に感じられる・・・ (イメージ:HuffingtonPostより) (ニュースソース:HuffingtonPostより)

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