Tag Archives: ワイン・レビュー

<ラ・ターシュ>と同等のソノマ産のワイン!?!

最新号のワイン・アドヴォケート誌でカリフォルニア産地を再度担当することとなったロバート・パーカー氏がいくつかのソノマ産のワインに対してパーフェ クトの100点を与えた。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) まずはイギリス人オーナーの<Peter Michael Winery/ピーター・マイケル>はソノマ・コースト産の2つのピノ・ノワールが100点を獲得した。中にもSeaview Estate Vineyardの<Clos du Ciel>は1990年ヴィンテージのドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンテの<ラ・ターシュ>の味わいが瓜二つとパーカー氏はコメント。そして、同じくSeaview Estate Vineyardの<Ma Danseuse>に関しては「生涯試飲した中で最も有能なピノの一つ」と最高の評価を与えた。 上空から見たソノマ・コーストのSeaview Estate Vineyard。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) ピーター・マイケルのワインメーカーはフランスのシャンパーニュ出身のニコラス・モレー氏。モレー氏はシャンパーニュ地方で代々続くメゾンPierre Morlet & Filsの一族で兄のリュック・モレー氏はナパのMorlet Family Winesで上質なカベルネやピノ造りを行なっている。 もう一つパーカーから100ポイントを獲得したのがソノマの<Donelan Family Wines/ドネラン・ファミリー・ワイン>の<2009 Richard’s Family Vineyard Syrah>。 (イメージ:DonelanFamilyWines/Twitterより) そもそも2000年に<Pax Wine Cellars>として旗揚げワイナリーがパートナー及びワインメーカーのパックス・マール氏と2008年に分かれてから、<ドネラン・ファミリー ・ワイン>に改名。ナパのHdV(ハイド・ヴィンヤードを所有するハイド・ファミリーとブルゴーニュのドメーヌ・ア・エ・ぺー・ド・ヴィレーヌのJVワイナリー )でワイン醸造の腕を磨いたタイラー・テイラー氏をワインメーカーに向かい入れ、前身のPaxと同様に高い評価のワインを造り続けてきた。 ワインメーカーのテイラー氏がRichard’s … Continue reading

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NZワインの注目ピノ産地

(イメージ:Craggy Rangeより) ニュージーランドの有名ワイン産地と言えば<Marlborough/マールボロー>が真っ先に頭に浮かんで来と思うが、地域名に同じ<borough/ボロー>が付き、マールボローとよく間違えられる<Martinborough/マーティンボロー>で造られるブルゴーニュ・スタイルのワインが最近、注目を集めている。 (イメージ:Wines From Martinboroughより) マーティンボローはマールボローと異なり<ノース・アイランド>の南側に位置し、NZ首都のウェリントンからは1.5時間程度、正確には<Wairarapa / ワイララパ>産地の一部に入る。マールボローがNZワインで最大規模の産地で約66%の栽培面積(2万2千ヘクタール)を占めるところ、マーティンボローは約940ヘクタールで約3%程度の栽培面積で行なわれている。葡萄栽培産地として30年程度の歴史しかないが、独特の地形、そして科学的に証明されたブルゴーニュとの共通点を活かし、想像を覆す印象的なピノ・ノワールを小規模のブティック・ワイナリーのみで活動している。 (イメージ:Craggy Rangeより) マーティンボローの規模には独特の地形が関係しており産地と平行に流れるルアマハンガ川と自然の力で完成された崖と断層崖からNZでも独特の土壌が存在する。主にシルト(砂よりは細かいが粘土よりは粗い沈積土)、ローム(砂と粘土が混ざり合った柔らかい土)、 そしてレス (北米・ヨーロッパ・アジアなどの黄土)が崖と川から2万年かけてに産地一体に層を造り、深さ15メーターまで到達する自然の水はけができる<総合砂利>が地域の独特の土壌を構成する。また、ほかのNZ産地と比較して大きな違いは降水量が特に少ない産地であることが特徴である。 これらの産地の特徴を考慮し、1979年にニュージーランドの科学者の研究隊がマーティンボローの地形調査を行い、ヨーロッパの有名産地(仏:ブルゴーニュ、アルザス、独:ラインガウ)などと土壌や気候などが似た条件であることが明らかになり上質なピノ・ノワール栽培に意欲を示していた数名が葡萄農家が栽培を開始した。 1986年に産地の<オリジナル5>の生産者<Ata Rangi/アタ・ランギ>、<Chifney/チフニー>、<Dry River/ドライ・リバー>、<Martinborough Vineyard/マーティンボロー・ヴィンヤード>、<Te Kairanga/テ・カイランガ>がマーティンボロー街を逆さL字で囲み共通で特有の土壌や気候を示す大まかな範囲(長さ5キロと幅1キロ程度)を示した申請を行いこれを<Martinborough Terrace/マーティンボロー・テラス>産地と呼ぶようになった。2006年にはマーティンボローの指定範囲を大幅に拡大し<Martinborough Geographic Indication Area>と呼ばれる追加産地がマーティンボローに正式に誕生した。 (イメージ:Wines From Martinboroughより) 現在、24のワイナリーがマーティンボローに存在し、多くはマーティンボロー市内でテースティング・ルーム(オージーやNZではCellarDoorと呼ぶ)を営業している。オリジナル5の内Chifney以外営業を続けており、このほかにもAlana Estate、Craggy Range、Murdoch James、Palliser Estate Wines、Schubert Wines、Tirohana Estateなどと世界中の愛好家から高い評価を獲得している。 マーティンボローは主にピノ・ノワール栽培が最も盛んに行なわれているが、次はソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・グリ、リースリングと白ワイン用の葡萄が続く。 マーティンボローが小さい産地でワイナリーの数が少ないことから、幸運にも大半のワインは国内へ輸出されている。また、価格帯もNZワイン全体に対して言えることだが、非常にリーズナブル。ワイン・アドヴォケートで94点を獲得した<Schubert Pinot Noir Block … Continue reading

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カリフォルニア2011<苦戦のヴィンテージ>の評価

カリフォルニアの2011年ヴィンテージは<苦戦のヴィンテージ>として業界では語られる。この<苦戦のヴィンテージ>からいよいよの赤ワインがリリースされる時期になっており、ワイン専門誌では徐々にその正体を明らかにしている。 (イメージ:Dutton-Goldfield Winery/Facebookより) まずは<苦戦のヴィンテージ>の由来を振り返ってみよう。2011年と言えば国内では東北での震災の年で津波被害からの建て直しや放射能漏れなどと日本全国で景気の冷え込みが長期に続いたが、カリフォルニアでは違った意味の冷え込みが長期に続き、葡萄栽培に関して多くの農家が苦戦した。 春先には北カリフォルニアでは雨が4月に入っても治まらず、つぼみ/芽の開花が大幅に遅れた。中央や南カリフォルニアに関しては春先には同じく気温が上がらず、霜の被害がパソロブレスからサンタバーバラの畑で発生し、春先の段階ですでに大半の葡萄を失った農家は少なくなかった。 カリフォルニア全土で葡萄の生長は出遅れ、しかも例年より涼しい夏となっていたが、9月まではどうにか多少希望が持てるシーズンになると思われていたが、10月の始めに大型の豪雨が北カリフォルニアを長期に襲い、収穫間近の品種の多くにはカビが付き腐敗果が多く出てしまった。  (イメージ:VML Winery/Facebookより) 特に北カリフォルニアでは<10月4日>が豪雨の開始日として、この前に収穫できた畑は、そこそこ安定感があるワインを造りことができたが、これ以降の収穫した畑は腐敗果交じりでバラつきが出るワインに仕上がった認識である。通常の年であれば10月初旬ではカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルが未収穫で残るが、2011年は春先に雨が続き、夏も涼しかったため、すべての品種の成長に対して遅れが出てしまい、通常では収穫済みであったはずのピノ・ノワール種やシャルドネ種の収穫のタイミングがちょうど豪雨の時期と重なってしまった。 腐敗果は貴腐ワインを造る目的でなければ、葡萄農家泣かせの事態。表面に少しの湿気が存在するだけでカビは成長してしまい、正直、腐敗が進んでいなければ、簡単な検査では見分けることもできない。しかも、一般の収穫作業員は腐敗が明らかでなければ、仕分けることできないことから、除かれないまま醸造所に運ばれる。醸造を始める前に、最後の葡萄の仕分けの工程がある。当然、上質なワインを造るのであれば葡萄の水洗いや殺菌などはもっての外で、仕分機のコンベアベルトで流れてくる葡萄を見て・触って、取り除くしかない。十分な資金があり、仕分けの作業員を増やし、時間をかけてできるワイナリーであるのなら、腐敗果の取り除きが可能だが、中小規模で少人数で行なっているワイナリーにはどうしても欠けてしまう作業となってしまう。 (イメージ:Kanzler Vineyard/Facebookより) ワイン批評家の間で2011年ヴィンテージの特にピノ・ノワールの味わいの感想に<カビ臭い>の表現が連発されている。また、10月初旬の豪雨で腐敗果の恐れを察知し、完全に熟す前に収穫した栽培家も多くいたため、<タンニンが苦く>出てしまった感想も多くあげられている。この<カビ臭さ>と<苦いタンニン>はいくら熟成期間を経ても消すことができない要素であることは専門家の間で認識されている。修正が効かないワインに仕上げてしまったことから、2011年ヴィンテージにはワインの一生涯に残る特徴が刻まれ<苦戦のヴィンテージ>のレッテルが付いてしまうのもどこか魅力的にも感じてしまう・・・ 一方、10月の豪雨を免れたパソロブレスやサンタバーバラ産のワインには北カリフォルニアほどバラつきがない感想が出ている。ただし、春先の霜被害で多くの収穫量を奪われたことから生産者は決して喜んではいない。 また、決して2011ヴィンテージがすべて劣っていると言う意味でもなく、上質なワイン造りに取り組んでいるワイナリーはあえて腕の見せ所と感じて細かい箇所まで気を使い、バランスのいいワインを造っている。販売が開始されたばかりのヴィンテージなので、苦戦したワイナリーを紹介するより、安定感のある上質なソノマ産のピノ・ノワールをいくつかを紹介しよう。 *** ワイン・エンスージアスト誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Williams Selyem、Merry Edwards、Paul Hobbs、Rochioli、Lynmar、Dutton-Goldfield、Joseph Phelps、Failla、Flowers、 Freeman、Sojourn、Siduri (イメージ:Zinfandel Chronicles、Dutton-Goldfield Winery/Facebook、William-Selyem/Facebook、Lynmar Estate/Facebookより) ワイン・スペクテーター誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Aston、Kanzler、Meiomi、Reuling、Auteur、Kosta Browne、Mueller、Sonoma-Loeb、Venge、Belle Glos、Peter Michael、Patz & Hall、Saxon Brown、Robert Stemmler、VML、Walt、August West、Paul Hobbs、Lynmar (イメージ:Schrader Cellars、Kanzler Vineyard/Facebook、Gastrobits、Mueller Winery/Facebookより) … Continue reading

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SFクロニクル 2013年<トップ100>ワイン発表

(イメージ: The Chronicle/Erick Wongより) 2013年のサンフランシスコ・クロニクル紙恒例の<トップ100>のワインが発表された。このリストは専属のワインライターのジョン・ボネ氏が作るリストでカリフォルニアを含めて西海岸のワイン産地で生産されたワインが含まれる。このリストの特徴はワイナリーの規模を問わずに、各年に最も印象に残ったワインをリストに加えている。正直、過去に<トップ100>のリストの入ったワインを探しても半分以上が完売または購入場所がわからないワインが含まれる。個人的には注目すべき生産者、産地または葡萄品種などを判断するのに役立てている。 今年のトップ100には62の赤ワインが選ばれ、白ワインは34、ロゼは5、そしてスパークリングは4銘柄が選ばれた。赤ワインは主に4つの分野に分かれられ、<カベルネ/メルロー>のボルドー系(22銘柄)、ピノ・ノワール(19銘柄)、ローヌ系(11銘柄)、ジンファンデルとその他赤ワイン(10銘柄)。 <ボルドー系>の内ナパ・バレー(13銘柄)、ワシントン州(8銘柄)、サンタクルーズ(1銘柄)。ボルドー系はナパとワシントン州のワインに独占された。また、<ピノ・ノワール>ではオレゴン州(7銘柄)、ソノマ(5銘柄)、サンタバーバラ(4銘柄)、メンドシーノ(2銘柄)、サンタクルーズ(1銘柄)。こちらはオレゴン産のピノがカリフォルニアの特定産地を上回った。 今年は<トップ100>におさまらなかったのか、追加で28銘柄のワインが<バリュー・ワイン>として紹介された。<バリュー・ワイン>と言っても上限が40ドルになっており、正直、どこがバリューなのかが首をかしげてしまうモノもある。 15ページにまたがったリストです。根気よくご覧ください。 (ニュース・ソース:SFクロニクルより)

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カリフォルニア産シャルドネ種の<第三の波>

(イメージ:SF Chronicle/Craig Leeより) サンフランシスコ・クロニクル紙のワイン・ライターのジョン・ボネ氏はカリフォルニアには現在、3度目のシャルドネのスタイル変化が起きていると最新のオススメのカリフォルニア産シャルドネ・ワインの紹介記事で紹介された。 ここ10年の間、カリフォルニアでのシャルドネ栽培量は右肩上がりで現在は95,000エーカー(サンフランシスコ市の3倍の広さ)が栽培されている。大半のシャルドネは日常的に楽しめる低価格のワインに利用されており、本来のシャルドネの味わいや特徴などがあまり感じられないワインが多く出回ってしまい、シャルドネのイメージに対して打撃を与えていると言える。 ボネ氏もカリフォルニアにはシャルドネが多すぎると考えている。当然のことながら超プレミアム系のシャルドネは今後も造り続けられるが、今回、ボネ氏が注目しているのは主に2011年〜2012年ヴィンテージで20ドル〜35ドル程度の価格のプレミアムだが、美味しければ何本か買い溜めできる価格帯のワインが存在する。 まずはシャルドネの<第三の波>を理解していただくのに最近のシャルドネの扱い方が大きく2つの手法で存在することを知っていただくとわかりやすくなる。 1つ目は特に北カリフォルニアのナパやソノマで人気高い、オーク樽の香りに、バターのような厚み、トロピカル・フルーツの香りと味わいが感じられる人気のスタイル。赤ワイン造りで活用されるマロラクティック醗酵(MLF醗酵や二次醗酵とも呼ばれる)手法を活用し、酸味を抑え丸みのあるワインを造ることができる。もう一方はステンレス・タンクで一次と二次醗酵を行い、温度管理を低温で行いマロラクティック醗酵が行ないようにする。結果的に酸味が効いた、シトラス・フルーツの味わいが特徴としてでる。これらのワインは味わいに関してバランスがよく、料理とのマッチングに幅が広がる。 今回のボネ氏が紹介している新しいスタイルは、MLF醗酵とステンレス・スタイルを上手に融合し、新たに白ワイン造りでの最新トレンドを取り入れた手法が特徴となる。例えば、オーク樽で1つの搾汁を造り、ステンレスでも別の搾汁を造り、最終段階では2つのワインをブレンドし理想な味わいを造る。このほかに北イタリアで有名になったスキン・コンタクト(一次醗酵の段階で果皮に搾汁を漬けたまま醗酵を行なう)技法で<オレンジ・ワイン>を造るような技法をシャルドネを処理したり、シュール・リー(醗酵が済んだ酵母菌が澱となってタンクや樽の底に溜まる)技法で丸みと厚みをワインに与えるなど、特定のワイン造りのテクニックがワインメーカーの間で流行っているより、これまでシャルドネで試されていなかった手法を活用し、独特な味わいをシャルドネで造ることが主なテーマになっているような気がする。 ワイン・ラベルに<シャルドネ>の文字が表記していても、最近のカリフォルニア産のワインはショップの定員やソムリエに造り方などを尋ね、味わいの特徴を説明していただくことが大事になってくることが言えると思う。 今回、ボネ氏がオススメするワインをいくつか・・・ Arnot-Roberts: 2012 Trout Gulch Vineyard Santa Cruz Mountains Chardonnay ($33) Stuhlmuller Vineyards: 2011 Estate Alexander Valley Chardonnay ($24) Enfield Wine Co.: 2011 Heron Lake Vineyard Wild Horse Valley Chardonnay ($32) Matthiasson: 2012 Linda … Continue reading

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<グランジ>が久々のパーフェクト・スコアを獲得

(イメージ:WEINKAISERより) 最新号のワイン・アドヴォケート誌でオーストラリアを代表するペンフォールズの『グランジ2008』にパーフェクトの100点の評価を与えた。1976年ヴィンテージ以来の100点となった。『グランジ』以外にもペンフォールズの『Yattatnaシャルドネ2010』が95点、『St. Henriシラーズ2009』が93点、『Bin 51 Eden Valleyリースリング』が91点の高得点を獲得した。 ワイン・アドヴォケートの新任編集長のリサ・ペロッティ・ブラウン氏は『グランジ2008』に対して次のワイン・コメントを残した: 「深い黒紫色のグランジ2008はマルベリー(クワ)、料理用スパイス、クローヴ、シナモン、牛挽肉のニュアンス(おそらくナツメグや黒胡椒などスパイスが散りばめられたお肉の香りを指していると思う)、アニス、ポプリ、ミントとチョコレートのアロマ。口の中を掴むようなタンニンに爽快な酸のフィニッシュ。アニスとブラックベリーの味わいの余韻が口の中に長い間残る。2018年~2035年が飲み頃。」 先週の金曜にペンフォールズは<Binシリーズ>の11種類のワインをリリースしたばかりで、今回のワイン・アドヴォケート誌の評価は心強い追い風となると思う。肝心の『グランジ』は5月にリリースを予定されている。 *** 同号のワイン・アドヴォケート誌にはロバート・パーカー氏のボルドー2010ヴィンテージ・レビューも掲載された。当初は9つのワインが100点を獲得したと噂されたが、最終的にはPontet-Canet、Haut-Brion、Latour、Beausejour (Duffau Lagarrosse)、Pétrusが予想通りに100点の評価を獲得し、Pape Clement、Le Dome, La Violette、Cheval Blanc、Le Pinが100点グループに追加された(計10種類のワイン)。 当初、100点評価が噂されていたAusone、Lafite、La Mission Haut-Brionが98点、そしてl’Eglise Clinetが96点と多少評価が下がった。また、Pichon-Longueville BaronとVieux Château Certanが初の100点が噂されていたが、結果的にはLe Dome(年間1,000ケース生産するサン・テミリオンのワイナリー)とLa Violette(ポムロールの小さな生産者)が初の100点ワインの仲間入りを果たした。 当初のボルドー・プリムール試飲(樽からの試飲)から評価を変更するのはよくあることで、特にパーカー氏はプリムール試飲直後の感想を一部公表するので変更に多少驚かさせられる人もいるが、この先も熟成具合を見て再度、評価を変えるのがパーカーの特徴の一つ。 今回、初めて100点グループの仲間入りを果たしたLe DomeとLa Violette。 (イメージ:jamie goode’s wine blogとtheis-vineより) (ニュース・ソース:The DrinkBusinessその1とその2より)

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サンフランシスコ・クロニクル誌のトップ100のワイン

(イメージ:SanFranciscoChronicleより) サンフランシスコ・クロニクル紙恒例のトップ100のワインが発表された。同誌のワイン専属ライターのジョン・ボネ氏が毎年、西海岸で造られ、その年にリリースされた注目ワインをカテゴリー別に選ぶ。今年のリストは「カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー」(17本、内:カリ:12本、ワシントン:5本)、「ピノ・ノワール」(21本、内:カリ:15本、オレゴン:6本)、シラーやグルナッシュなどの「ローヌ系」(12本:カリ:10本、ワシントン:2本)、「ジンファンデルとその他赤ワイン」(13本、内:カリ12本、アリゾナ:1本)、「シャルドネ」(7本)、「ロゼ」(6本、内:カリ:4本、オレゴン:2本)、「ソーヴィニヨン・ブランとその他白ワイン」(20本、内:カリ:16本、オレゴン:3本、ワシントン:1本)、「スパークリング」(4本)。大きな傾向としてピノ・ノワールの選出が一時より本数が減り、その他白ワインのカテゴリーで選出されたワインがこれまでの最大本数。産地別では「ソノマ」が23本、「ナパ」が18本、「メンドシーノ」が11本、「エル・ドラド」と「サンタ・クルーズ」と「サンタバーバラ」がそれぞれ4本。(オレゴンは11本、ワシントンは8本) サンフランシスコを拠点としているので、北カリフォルニアよりのトップ100になるが、常に新しい試み、品種の復刻、ワイナリーの規模や実績、ワインの生産量を問わず、注目度と期待度が高いワインを選んでいる。無名のワイナリーでもこのリストに登場し、その後ブレイクするワイナリーが数多く存在する。また、ワイン・スタイルに関しても、なじみが薄い品種、醸造方法などトレンドを作るきっかけにも度々なっている。PPCVINOで扱っている<ドンキー&ゴート>もその一つ。「都市型ワイナリー」、「ナチュラル・ワイン」、「ローヌ系ブレンド・ワイン」、「オレンジ・ワイン」などと<ドンキー&ゴート>の様々な試みを常に高い評価を与えている。ちなみに今年は「その他白ワイン」のカテゴリーにマルサンヌ、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノ、ピクプールをブレンドしたワインが選ばれた。 *** ~ カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー ~ (小売価格/アルコール度数)[産地] 2009 Andrew Will Two Blondes Columbia Valley Red ($55, 14.5%) [ワシントン] 2009 Antica Napa Valley Cabernet Sauvignon ($55, 14%) [カリフォルニア/ナパ] 2009 Betz Family Clos de Betz Columbia Valley Red ($52, 14.6%) [ワシントン] 2010 Broadside Margarita Vineyard Paso Robles … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワインニュースの簡単なまとめです。 *** 少し前にFood&Wine誌で2012年のワインメーカー・オブ・ザ・イヤーの一人に選ばれたヘレン・ケプリンガー氏をここで紹介したが、この度、ケプリンガー氏が1年半勤めてたナパのBryant Family Vineyardのワインメーカーの職を突然去ることになった。今後は自身が運営するKeplinger Wineに専念すると報じられている。 (イメージ:Napamanより) 特に論議が起こるようなニュースではないが、過去にBryantではナパのTurley Wineで有名ワインメーカーのヘレン・ターリー氏をBryantのワインメーカーとして招いたが、報酬の未払い問題で裁判ざたになるほどの問題を抱えてしまった例がある。今回のケプリンガー氏の退陣もあまりにも急なことから、表面化されていない問題があったのではないかと推測する人も・・・特に収穫開始の直前に起きた出来事だったので、よほどのことがない限り考えられない状況だ。Bryantはアシスタント・ワインメーカーのトッド・アレクサンダー氏が本年度のワイン造りをケプリンガー氏の代わりに勤めると発表。2012年のナパのカベルネは数年に一度の上質な出来栄えなだけに、非常に残念な気が・・・ (ニュースソース:WineSpectatorより) *** 先々週、セント・ヘレナのカリネリー・インスチチュート・オブ・アメリカで第8回ワイン・アドヴォケート誌のセミナーと試飲会が開催され、そのイベントのレビューがワインブログに掲載された。 (イメージ:MIT SloanSchoolOfManagementより) 今回のイベントは昨年ワイン批評家のロバート・パーカー氏に代わってカリフォルニア地区を担当することとなったアントニオ・ガローニ氏が初めてイベントのメイン進行役として関わったこと。今だ多くのカリフォルニアのワインメーカーはガローニ氏の趣向や傾向を知らないため、セミナーでの彼のトークが注目された。ブログNor Cal Wineの作者であるフレッド・スワン氏の解説によると下記のガローニ氏の傾向を共有してくれた: 赤ワインはフルボディのものを好む。 フルーツの味わいと風味がしっかりでていて、フローラルの香りが前面に出ているワインを好む。 暖かい気候の熟した葡萄または涼しい気候のハーバルでペッパー・スパイスの葡萄。 果汁の純正度を好む。 醸造のプロセスを知りたがるが、それで判断や偏見をくださない。 高価格や低生産量にはあまりこだわらない。 これまでパーカー氏は好むワイン・スタイルを色々な場所で明確にしてきて、評価を得るために<パーカー好み>のワインを造ったワイナリーは少なくない。しかし、ガローニ氏は上記のような傾向を引き出すことは出来るが、特定なワイン・スタイルに関してはオープン・マインドでこれまでは臨んでいる。欠点探しするより、ワインの良いところを取り上げることに心がけていると説明している。また、ヨーロッパの消費者とアメリカ人の消費者はワインに対して異なったニーズがあるので、その両方を説明するようにしている。そして、カリフォルニアに関してはナパ・バレーにも所々にカベルネ以外に注目すべき品種があるので、代表格の品種と共にテロワールを上手に表現しているワインを取り上げていくこと意識している。 最後に若い頃は音楽家を目指しており、ミラノのオペラ学校のラ・スカラやボストンのバークレー音楽大学で勉強した実績。影響を受けた音楽ジャンルやミュージシャンはフランク・ザッパ、パット・メセニー、クラシック・オペラなどと幅広い。あるスタイルにこだわるのではなく、幅広く有能な技量と表現力を評価する彼の心情の根拠がわかった気が・・・ パット・ファンであることを知って、アントニオとは仲良くなれそうな気が・・・ (イメージ:AdvancingGuitarより) (ニュースソース:NorCalWineより) *** 最後に、10月は<ピンク・リボン>の月でアメリカ全土で乳がんキャンペーンに関連して色々な場所でピンクをあしらった募金キャンペーンを行なっている。プロ・スポーツでは選手がピンクのヘッドやリスト・バンド、スパイク・シューズ、ユニフォームなどを着用。食品業界では10月限定のピンク・パッケージの商品がお店に陳列される。ワイン業界も長年、ピンク・リボンのキャンペーンに関わっており、特にナパのSutter Home Wineryは2001年から関わっている。 (イメージ:TheSutterHomeforHopeより) Sutter Homeが有名なのは70年代にホワイト・ジンファンデルを全国に広めたこと。ホワイトと言っても、ジンファンデルは赤葡萄のためワインの色はピンク色に仕上がる。今では様々なロゼ・ワインのほうが普及しているが、当時はピンク色のワインと言えば、Sutter Homeのホワイト・ジンファンデル。 この時期はボトル1本の売上に対して1ドルを乳がんキャンペーンに寄付している。スーパーで1本4~9ドル程度の価格設定になっていることを考慮すれば、かなりの割合。毎年、80万ドル程度の金額を寄付しているが、今年は初めて100万ドルに到達できる予測。 50年以上ジンファンデルが看板品種だったSutter Homeでは今ではモスカートが一番人気の品種。ピンク・モスカート、バブリー(スパークリング)モスカート、バブリー・ピンク・モスカートなどが人気だとか・・・ アメフトも毎年、本格的にピンク・キャンペーンに関わっている … Continue reading

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<TAPAS> 米国産テンプラニーヨ種 支援グループ

サンフランシスコ・クロニクル誌でカリフォルニア産のテンプラニーヨ種から造られたワインの特集が掲載された。 現在、カリフォルニアでは929エーカー分の畑がテンプラニーヨ栽培を専念されており、49ヶ所のワイナリーがテンプラニーヨ種を使用してのワイン造り行っている。カリフォルニアの他にオレゴン、ワシントン、アリゾナ、テキサスでも栽培が行われており、これらの面々が2006年にTempranillo Advocates Producer & Amigos Society(別名:TAPAS)を結成する。このTAPASが11月8日を<インターナショナル・テンプラニーヨ・デー>として第一回目の国際会合日として定めた。今年の6月にサンフランシスコでテースティング・イベントを開催するなどテンプラニーヨ種に止まらずイベリアン品種の葡萄に対しての関心は高まっている。(8月にはアルバリーニュ種専用のイベントも同じくサンフランシスコで開催された。) (イメージ:TAPAS – Tempranillo Advocates Producers and Amigos SocietyFacebookより) *** 今回の記事にはカリフォルニアのセントラル・コーストを中心にスペインのリオハやリベラ・デュエロに近づいているワインをいくつか紹介している。 (イメージ:BokischFacebookより) 2010 Bokisch Lodi Tempranillo ($21) 2010 Clayhouse Casa de Arcilla Paso Robles Tempranillo ($14) 2010 Quinta Cruz Pierce Ranch San Antonio Valley … Continue reading

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インターナショナル・ワイン・セラー(5月・6月号)のレビュー

S・タンザーのインターナショナル・ワイン・セラー(5月・6月号)にドンキー&ゴートの最新リリースのワイン評価が掲載された。 最近日本に入荷したストーン・クラッシャールーサンヌ2010とファイヴ・サーティン2010のレビューの翻訳です。 ストーン・クラッシャー ルーサンヌ 2010 (エル・ドラド) ライトなかすみがかったゴールド色。ドライ・フルーツ、洋梨、メロンとカモミールのエキゾチックなアロマ。ハチミツよとスパイスのニュアンスも感じられる。しなやかに口の中に広がる核果・オーチャード(果樹園)フルーツの味わいにビター・レモンのアクセントがエネルギーを加える。深みと噛みごたいがある食感。長く口の中でまとわるスパイスのフィニッシュ。91pt ファイブ・サーティン 赤ブレンド 2010 (エル・ドラド) 鮮やかなレッド。スモークとスパイスのアクセントを含んださくらんぼ、レッドカレント(赤すぐり)、スミレ、リコリスのアロマ。微かに黒胡椒も。スパイシーで焦点がまとまっていて、軽い歯ごたいのあるレッドとダーク・ベリーの味わい。甘いレッド・フルーツと花を味わえる苦味のあるが爽快感があるフィニッシュ。飲み頃になっている。90pt

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