Tag Archives: ロバート・パーカー

<ラ・ターシュ>と同等のソノマ産のワイン!?!

最新号のワイン・アドヴォケート誌でカリフォルニア産地を再度担当することとなったロバート・パーカー氏がいくつかのソノマ産のワインに対してパーフェ クトの100点を与えた。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) まずはイギリス人オーナーの<Peter Michael Winery/ピーター・マイケル>はソノマ・コースト産の2つのピノ・ノワールが100点を獲得した。中にもSeaview Estate Vineyardの<Clos du Ciel>は1990年ヴィンテージのドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンテの<ラ・ターシュ>の味わいが瓜二つとパーカー氏はコメント。そして、同じくSeaview Estate Vineyardの<Ma Danseuse>に関しては「生涯試飲した中で最も有能なピノの一つ」と最高の評価を与えた。 上空から見たソノマ・コーストのSeaview Estate Vineyard。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) ピーター・マイケルのワインメーカーはフランスのシャンパーニュ出身のニコラス・モレー氏。モレー氏はシャンパーニュ地方で代々続くメゾンPierre Morlet & Filsの一族で兄のリュック・モレー氏はナパのMorlet Family Winesで上質なカベルネやピノ造りを行なっている。 もう一つパーカーから100ポイントを獲得したのがソノマの<Donelan Family Wines/ドネラン・ファミリー・ワイン>の<2009 Richard’s Family Vineyard Syrah>。 (イメージ:DonelanFamilyWines/Twitterより) そもそも2000年に<Pax Wine Cellars>として旗揚げワイナリーがパートナー及びワインメーカーのパックス・マール氏と2008年に分かれてから、<ドネラン・ファミリー ・ワイン>に改名。ナパのHdV(ハイド・ヴィンヤードを所有するハイド・ファミリーとブルゴーニュのドメーヌ・ア・エ・ぺー・ド・ヴィレーヌのJVワイナリー )でワイン醸造の腕を磨いたタイラー・テイラー氏をワインメーカーに向かい入れ、前身のPaxと同様に高い評価のワインを造り続けてきた。 ワインメーカーのテイラー氏がRichard’s … Continue reading

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ボルドー<幻のヴィンテージ>が高額で取引き

(イメージ:Bocados de Culturaより) ボルドーのサン・テミリオン特別1級A格付けのシャトー・シュヴァル・ブランの<幻のヴィンテージ>がパリのクリスティーズでまたも高額で取り引きされた。 これまで最も高額で取り引きされたワインとして、2010年にシュヴァル・ブランの1947年ヴィンテージで6リッター(マチュザレムまたはインペリアル)サイズのボトルが1本がスイスで304,375ドル(3134万1493円)でワイン・コレクターに落札されたが、今回も同じヴィンテージの1ケース(750ml x 12本/約9リッター)が131,600ユーロ(1866万1792円)で匿名フランス人ワイン・コレクターに落札された。 左から2番目が通常の750mlで、右側の最も大きい瓶が6ℓのマチュザレム。 (イメージ:schwingeninswitzerlandより) リッター換算すると2010年では1リッターが約522万円(グラス1杯125mlの場合、約65万円)で今回は約207万円(グラス1杯125mlの場合、約25万円)と前回よりは半額以下であるが、高額には変わりない。今回のワインは販売当初のオリジナルの桐箱が付いていたが、コルクはシェバル・ブランが1990年代に再度コルクし直した記録が残っているワインである。 1947年のヴィンテージが<幻のヴィンテージ>と呼ばれるが、実際のところシュヴァル・ブランの記録を紐解くと葡萄の栽培に関しては<パーフェクト>に近い状態であったと示されているが、醗酵では苦戦し、理想としている<ドライ>な状態が出せなく、また酢酸が高めに出てしまっていることもワイナリーの記録に残っている。他の資料を調べても、夏が以上に熱く、乾燥していたことから熟成度の高い葡萄が栽培され、ポート・ワインに近い状態に仕上がっているワインも少なくないと記録が残っている。 一方、ロバート・パーカー氏はこのワインに対して<100ポイント>のスコアを与えているが、コメントを細かく見ていくと「厚みのあるワインで、まるで自動車のエンジン・オイルのようなとろみ・・・」また「香りはフルーツ・ケーキ、チョコレート、皮、コーヒー、アジアン・スパイスで想像を覆させられるコンビネーション・・・」続けて「醸造には問題があり、酸が薄く、アルコール度数は高すぎる、また酢酸の量は現代の醸造技術で考えるとこのワインは失敗に入る」とも加えている。 問題があるワインに<100ポイント>を与えるボビー氏に少し疑問を抱くが、世界で最も高額で取り引きされるワインは実は酢酸腐敗が進んでしまっている<失敗作>であるのかもしれないことのほうが、ワイン・コレクターの間では興味がそそれれるのでしょうか!?!この感覚はいまいちよくわからない・・・ アメリカではクリスマス限定でよく登場するのが缶詰に入った<フルーツ・ケーキ>。1947年シュバルの香りの特徴に出ていたが、このケーキの中身のリキュール、ドライ・フルーツ、スパイス交じりのコンボ・・・正直、この感覚もよくわからない・・・ (イメージ:WeHeartItより) (ニュース・ソース:Paris-Normandieより)

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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワイン関連のニュースをまとめました。 最新ワイン・アドヴォケート誌のライターのチームが勢ぞろい。 (イメージ:Robert Parker’s Wine Advocate/Facebookより) ワイン・アドヴォケート誌が様々な組織変更を行なってから久々に戻ってきたのがロバート・パーカー氏の<カリフォルニア・ワイン>のレビュー。前回まではアントニオ・ガローニ氏に任せていた産地が、ガローニ氏の退社(独立)によりパーカー氏が一端は明け渡した産地を再度担当することとなった。今回は主に2010年ヴィンテージのレビューを行い、そのうち12銘柄に対して<パーフェクト・スコア>の100ポイントを与えた。一部内容をWineSearcher.comの記事でいち早く紹介。 2010 Shafer Vineyards Hillside Select Cabernet Sauvignon 2010 Dominus Proprietary Red Wine 2010 Screaming Eagle Cabernet Sauvignon 2010 Colgin IX Proprietary Red Estate 2010 Colgin IX Estate Syrah 2010 Colgin Cariad Proprietary Red Wine 唯一、シラー種ベースで100ポイントを獲得したColgin。 … Continue reading

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コルクを抜かないワイン・オープナー

革命的なワイン・アクセサリーが開発され、アメリカのワイン・メディアはかなりの興奮状態で取り上げている。簡単に説明するとこのワイン・アクセサリーは天然コルク栓を利用するワイン・ボトルで<栓を抜かず>にワインが試飲できるワイン・オープナーである。動画で見ると<細長い空洞の針>がボトルの上を覆いかぶすアルミのカプセルに針が天然コルクを通過し、空洞の針からアルゴン(希ガス)が送られ、その反動でワインの液体が空洞の針を通ってグラスにワインが注がれる。グラスに注いだ後は、針をコルクから抜き、あまりにも小さい穴であることと、天然コルクには自然と穴をふさぐ性質があることから、そのまま、またワインをセラーに戻して引き続き保管ができる。一斉、空気に触れることなく、鮮度を落とさずに密封されたままでワインを少しづつ楽しめることが画期的な発明であると大騒ぎ・・・ 確かに高いお金を払ったワインを何年もセラーに保管したまま、飲み頃を待つのも大変。一方、商業面から考えると、レストランでは高級ワインのグラス売り、またはワイン業者は試飲会や展示会ではワインを余らすことを完全になくすことができる。 開発者のグレッグ・ラムレック氏は13年の研究機関を経て、この技術の商品化に成功した。元々は医療関係のハードウェアの研究開発を行なっており、これまでも空洞な針を駆使し、ワインを抽出する研究は行なわれてきたが、今回はガスを利用して、液体を小さい穴から押し出す技術が画期的。今月から販売が開始された商品名<Coravin 1000>の本体価格は300ドル。詰め替え用アルゴン・カプセルが必要だが、1本のカプセルは15杯程度(750mlボトルを2~3本)が抽出できる。 すでにワインの鮮度に関する実験は何度も繰り返されており、最初はあまりこの技術に関心がなかったワイン批評家のロバート・パーカー氏も今では推薦者の一人である。レストランやワイナリーのテースティング・ルームなどでも実験的に試されており、様々な改良が行なわれる中、どこも今後もこのアクセサリーは使用し続けるレストラン、ワインショップ、テー氏ティング・ルームは少なくない。 ご関心の方はこちらから入手可能です。 (ニュース・ソース:Wine Business Blogより)

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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワイン・ニュースをいくつか・・・ ボルドーの大手ネゴシアンの一つボルドー・ワイン・セレクション社がロバート・パーカー氏が選んだ2009年ヴィンテージのボルドーの5つのワインを<ローバー・パーカー・セレクション>として大型ワイン展示会Vinexpoで特製のパーカー氏のサイン入り桐箱に入れて販売するとのニュースが報道された。 これまでワイン・アドヴォケート誌の編集長を務めていた際は、出版物や購読料以外の収入を拒否していて、今回のニュースが報道されてから方向転換があったのかと噂されたが、ワイン・アドヴォケート誌の現編集長のリサ・ペロッティ・ブラン氏は今回報道された商品に関しては合意はなく、ボルドー・ワイン・セレクション社に連絡をとり、パーカー氏やワイン・アドヴォケートの名前を使用したパッケージングでの販売の停止を要請したと自社サイトでコメントした。ワイン・セットを販売することには全く問題ないのだが、サインを含むパーカー氏の肖像やワイン・アドヴォケートの公認セットなどとして販売は許可をしていないことを強調した。 パーカー・セレクトの第一弾は次のワインが含まれている。 Clos Fourtet(イメージ:A Growing Boy’s Wine Diaryより) Léoville Poyferré(イメージ:Wine, Words and Videotapeより) Smith Haut Lafitte(イメージ:Enobytes Wine Onlineより) Cos d’Estournel(イメージ:The Wine Cellar Insiderより) Pape Clement(イメージ:Wine, Words and Videotapeより) (ニュース・ソース:The Drink Businessより) *** 今回のNapaPipeプロジェクトの完成予想イメージ。 (イメージ:Decanterより) ナパのダウンタウンの南側でナパ・パブリック・ゴルフ・コースの隣の土地が<Napa Pipe>と呼ばれる住居および商業の総合施設として生まれ変わる。 元々は倉庫・工場施設であったこの土地は8年以上空き地になっていたが、先週の火曜に再開発の許可がナパ郡からおりた。計画では全体で154エーカーの土地には954世帯の住宅に公園や共同畑なども作られる。同時に共同醸造施設も計画に含まれており、年間1000ケース規模のワイン・ビジネスが可能となる。また大型スーパーのコストコも建設される予定。 今回の開発計画にはナパ・バレーの農業団体が施設の工事と運営で必要となる水がナパの農家を悩ませられる水不足問題に拍車をかけるのではないかと懸念もあったが、懸念要因に対してデベロッパー側は十分な対策を考慮されており、計画が前に進むことになった。 … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:FunHackerより) ブログ・プロパーダーのTumblrがYahoo(米国版)に買収されるニュースはインターネット上で大きな話題になっているが、ワイン業界ではツイッターやフェースブックなどのソーシャル・メディアの使用に関する規制が米国アルコール・タバコ税と貿易局から通告されワイン関連のニュース・サイトで取り上げられている。 主にアルコールの広告や宣伝に関する取り扱いが再度確認する形の通達で、様々なメディア媒体と同様にソーシャル・メディア上でもアルコールの広告や宣伝の規則は適用されることを通達した。一番のネックはアルコールを広告や宣伝する際に必ず、販売元を明らかにする必要があり、社名以外にも連絡先を広告や宣伝に明記する必要がある。少ない文字数で成立するソーシャル・メディアの多くでは、このような表記は場所をとってしまい、広告や宣伝内容が明記できなくなる。 また、広告や宣伝内での嘘や事実と異なった主張に関して、特にアルコールの取り扱いに関しては厳しく、当然なことと思っていてても、案外、証拠や根拠のない主張や冗談として行なった主張はYouTubeなどの動画サイトを含めて様々なソーシャル・メディアで頻繁に行なわれている。すでにこの通達に関して対策を練っているワイナリーもあれば、規制対象にあたる宣伝や広告があまりにも広すぎ・多すぎて、また、これを監視する能力は米国アルコール・タバコ税と貿易局にないことから、これまで通りに活用すると考えているワイナリーも少なくないようだ・・・ (ニュース・ソース:PressDemocratより) *** (イメージ:Terre de Vinsより) ロバート・パーカー氏が先週発売のフランスのワイン雑誌『Terre de Vins』に珍しくインタビューに応じ、彼がワイン・アドヴォケート誌で残した功績などの話が掲載された。 パーカー氏に対して批判的な主張をするライターや業界関係者に対し、彼らが主張する「パーカーライゼーション」(パーカー好みの厚みのある、超熟成ワインを造る)は誤った主張と反論した。単純にパーカー氏は様々なワインのスタイルを好むと強調し、特に一定のスタイルのワインを優先的に好んで高い評価を与えた覚えがないと説明した。一方で、「パーカーライゼーション」のトレンド自体は認めているようで、似たようなスタイルのワインが多く誕生し、30年後もこの現象は語られると予測している。 ワイン・アドヴォケート誌の編集長の座から退き、ライターの一人としてボルドーとカリフォルニア地区を担当を続ける。35年間ワイン・アドヴォケートの編集でボルドーを105回訪問してきて、開始当初は35ヶ所の上質なワインを造るシャトーがあったが、現在は高額な価格からリーズナブルの価格までのワインを造るワイナリーは300~400ヶ所にふくれ上がったと語っている。ワイナリーの増加に関しては自身の貢献をインタビューで認めている。このほかにはパーカー氏がお勧めする注目産地が紹介されている。 (ニュース・ソース:The Drink Businessより) *** (イメージ:Foghat Cellarsより) 最後はワイン・スペクテーター誌がパソロブレスのFoghat Cellarsを紹介した。名前から想像してた通り、70年代後半にイギリス出身ながらサザン・ブルーズ・ロックで人気を集めたバンド『Foghat』のメンバーが始めたワイナリー。元々はFoghatのファンであったTalleyVineyardsなどで活躍したワインメーカーのスティーブ・ラスミューセン氏がFoghatのライブをパソロブレスで見て、そこでオリジナル・メンバーの一人でドラマーのロジャー・アール氏と交流を開始する。ロジャーと奥さんのリンダ氏と共に3人で2008年にパソロブレス産のカベルネ・ソーヴィニヨンを90ケース造ってから現在はサンタバーバラのサンタ・マリア・バレーAVA産のシャルドネとピノ・ノワール、同サンタ・イネズ・バレーAVA産のカベルネ・ソーヴィニヨンなどもラインアップに加え生産を大幅に増やしている。価格も20ドル~25ドルに設定されてる。 ロジャー・アール氏と奥さんのリンダさん。 (イメージ:Foghat Cellarsより) ちなみにFoghatは日本語では『フォガット』と呼ぶらしい。昔からFog(霧)Hat(帽子)と思っていたので『フォグ・ハット』呼ぶのと思っていたが、この記事を読んでから、実際のところどっちが正しい呼び方なのかが気になって頭は悩まされている・・・全く関係ないことだが、木管楽器の『バスーン』が『ファゴット』と呼ばれることを知ったときと同じくらいの衝撃を受けている・・・ エルビスとファゴット。 (イメージ:Elvis Blogより) こんなもやもやを状態を晴らすのに抜群の一曲。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

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ワイン・アドヴォケートの訴えに決着

ワイン・アドヴォケート誌が元スタッフ・ライターであったアントニオ・ガローニ氏と彼が立ち上げたAll Grapes Media社に対する訴えを取り下げたことがWine-Seacher.comが報告し、ワイン・アドヴォケートのウェブサイトの掲示板でもこれを裏付ける内容の投稿が掲載された。 そもそも訴えの発端は、カリフォルニア地区のワイン・レビューを担当していたガローニ氏がソノマのワインのレビューを提出しないまま、2月にワイン・アドヴォケートを退社し、その後、新たに開設した独自のウェブサイトでレビューの内容をワイン・アドヴォケートの読者に無料に提供しようとしたことが、この行為がアドヴォケート側の気に触った。当初はアドヴォケート側がガローニ氏の行動は計画性があり、退社の意思がありながらアドヴォケートの予算でソノマの訪問とテースティングを行い、ワインのレビューを提出せずに会社を去り、その直後に自社のサイトにアドヴォケートの読者を誘導する手段を取ったことはワイン・アドヴォケートに対する詐欺行為と見られたが、双方の話し合いが行なわれ、ガローニ氏はソノマのワイン・レビューをワイン・アドヴォケートに引渡し、自社のサイトに掲載しない形で事態はおさまった。 ディスカバリー・チャンネルの番組でよく見る、虎が牙を見せただけで小さな動物は萎縮して獲物の横取りをやめるシーンがワイン業界で繰り広がれた様な気がする・・・怪我の功名としてガローニ氏の名前が色々のメディアに登場し、無料で彼の新しいウェブサイトに対してPR効果があったと思われるが、それにしてもガローニ氏の計算が少し甘かったような気もする・・・ 先週開催されたFood & Wine Magazineのペブル・ビーチのイベントに参加したガローニ氏の様子。お隣には老舗シャンパン・メゾンのテタンジェ社のヴィタリーさん。 (イメージ:RJ on Wine.comより) 今回の事態では余裕で対処したように見えるパーカー氏。 (イメージ:FinancialTimesより) (ニュース・ソース:The Drink Businessより)

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ワイン・ニュースのまとめ

先週のワインニュースのまとめ。 (イメージ:Very Simply Overcomplicatedより) 32万ドル(約3148万円)分の偽ワインをワイン・オークションで落札し、落札金額の返還を要求する裁判に関するニュースがメディアをにぎわせている。ワイン・コレクターのウィリアム・コッチ氏は2004年と2005年に元億万長者のエリック・グリーンバーグ氏がオークションに出展した24本のワインを落札し、その後これらのワインが偽物であると判明したことが問題の発端。 1988年にもコッチ氏は米大統領トーマス・ジェファーソンが所有したと思われた偽ラフィットを落札した経緯を持つ人物。これまで1千億ドルをワインや絵画などのアンティーク・コレクションに費やしてきている。コッチ氏は石油精製で富を得たコッチ・インダストリーズ創立者のフレッド・コッチの後継者の一人で、現在推定で40億ドルの資産を持つ。1992年にはヨット・レースのアメリカス・カップで優勝していて異色の経歴の持ち主。 一方、今回詐欺行為で訴えられているグリーンバーグ氏は初期の<ドットコム・バブル>でシリコン・バレーの成功者の一人として上り詰めたが、2000年に株市場の崩落で多くの資産を失っている。現在は自身が集めた7万本のワインを積極的にオークションなどで出展している。 偽ワインと判明したワインの一部: 1928 Chateau Latour 2,873ドル 1811 Chateau Lafite Rothschild 29,172ドル 1921 Chateau Petrus (magnum) 29,500ドル 1921 Chateau Lafleur (magnum) 18,564ドル 1870 Chateau Lafite Rothschild 18,564ドル 1945 Chateau Lafleur (magnum x3) 57,000ドル 1928 Chateau … Continue reading

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ワイン・アドヴォケート誌がアントニオ・ガローニを訴える

今年2月に突然、ワイン・アドヴォケート誌から独立したアントニオ・ガローニ氏に対してワイン・アドヴォケート誌は2月号に掲載される予定だった<ソノマ地区>のレビューを完了しないまま退社し、そして、そのレビューをワイン・アドヴォケート誌の読者に自社の新しいサイトで掲載する計画に対して<待った!>をかけた。 最後にガローニ氏がニュースに大々的に取り上げられてのは2月のニューヨーク・タイムズ紙の特集記事。この記事でガローニ氏が共有した情報がワイン・アドヴォケート側を即発したのかも・・・<ソノマ地区>のレビューを取材する段階ではワイン・アドヴォケート誌の契約スタッフであってため、取材に協力したワイナリーなどはワイン・アドヴォケート誌の取材と思って協力したはず。ニューヨーク・タイムズ紙の記事によると昨年の6月には独立の決断をしていて、<ソノマ地区>を取材した段階ではアドヴォケート側は独立に関して通知を受けておらず、当然、レビューはワイン・アドヴォケート誌で掲載されると考えていたはず。アドヴォケート側から見たら、ガローニ氏の新しいウェブサイトにアドヴォケートの経費で行なった取材内容を掲載されるのは筋違いもいいところ。 一方、ガローニ氏は<ソノマ地区>のレビューは元々アドヴォケート誌の2月号の掲載ラインアップには入っておらず、レビュー自体も最近、書き始めたと自社のウェブサイトでコメントしている。ガローニ氏は<有料のレビュー>を無料でアドヴォケートの読者に自社のサイトで提供するオファーをしたが、アドヴォケート側がこれを拒否したと公表している。 ワイン・アドヴォケート誌のガローニ氏に対する訴えは正式には「詐欺、契約上の義務の違反とテイスティングノートと記事の意図的かつ不当に差し控えている」と計画的にガローニ氏がアドヴォケートを利用してコンテンツを集め、それを独自の利益のみに活用しようとしていることとなる。 2月の段階では互いに良好な関係を強調していて、現在、ボルドーを取材しているロバート・パーカー氏は訴えに関してコメントをウェサイトに掲載しており、良好関係を望んでいることをコメントしていると同時に、今回の訴えは当然な行為とも強調している。 どのような決着がなされるのか注目する必要がある・・・ ※訴えの詳細はニュース・ソースのリンク先でご覧いただけます。 (ニュース・ソース:The Wine Cellar Insiderより)

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<グランジ>が久々のパーフェクト・スコアを獲得

(イメージ:WEINKAISERより) 最新号のワイン・アドヴォケート誌でオーストラリアを代表するペンフォールズの『グランジ2008』にパーフェクトの100点の評価を与えた。1976年ヴィンテージ以来の100点となった。『グランジ』以外にもペンフォールズの『Yattatnaシャルドネ2010』が95点、『St. Henriシラーズ2009』が93点、『Bin 51 Eden Valleyリースリング』が91点の高得点を獲得した。 ワイン・アドヴォケートの新任編集長のリサ・ペロッティ・ブラウン氏は『グランジ2008』に対して次のワイン・コメントを残した: 「深い黒紫色のグランジ2008はマルベリー(クワ)、料理用スパイス、クローヴ、シナモン、牛挽肉のニュアンス(おそらくナツメグや黒胡椒などスパイスが散りばめられたお肉の香りを指していると思う)、アニス、ポプリ、ミントとチョコレートのアロマ。口の中を掴むようなタンニンに爽快な酸のフィニッシュ。アニスとブラックベリーの味わいの余韻が口の中に長い間残る。2018年~2035年が飲み頃。」 先週の金曜にペンフォールズは<Binシリーズ>の11種類のワインをリリースしたばかりで、今回のワイン・アドヴォケート誌の評価は心強い追い風となると思う。肝心の『グランジ』は5月にリリースを予定されている。 *** 同号のワイン・アドヴォケート誌にはロバート・パーカー氏のボルドー2010ヴィンテージ・レビューも掲載された。当初は9つのワインが100点を獲得したと噂されたが、最終的にはPontet-Canet、Haut-Brion、Latour、Beausejour (Duffau Lagarrosse)、Pétrusが予想通りに100点の評価を獲得し、Pape Clement、Le Dome, La Violette、Cheval Blanc、Le Pinが100点グループに追加された(計10種類のワイン)。 当初、100点評価が噂されていたAusone、Lafite、La Mission Haut-Brionが98点、そしてl’Eglise Clinetが96点と多少評価が下がった。また、Pichon-Longueville BaronとVieux Château Certanが初の100点が噂されていたが、結果的にはLe Dome(年間1,000ケース生産するサン・テミリオンのワイナリー)とLa Violette(ポムロールの小さな生産者)が初の100点ワインの仲間入りを果たした。 当初のボルドー・プリムール試飲(樽からの試飲)から評価を変更するのはよくあることで、特にパーカー氏はプリムール試飲直後の感想を一部公表するので変更に多少驚かさせられる人もいるが、この先も熟成具合を見て再度、評価を変えるのがパーカーの特徴の一つ。 今回、初めて100点グループの仲間入りを果たしたLe DomeとLa Violette。 (イメージ:jamie goode’s wine blogとtheis-vineより) (ニュース・ソース:The DrinkBusinessその1とその2より)

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