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スマートフォン用 最新のワイン関連アプリ

(イメージ:Delectableより) スマートフォン用の最新ワイン関連アプリの特集がSFクロニクル紙に掲載された。ワイン関連アプリには大きく2つの機能・役割がある。一つはワインのデータベースを身近に持つこと、そして、もう一つはワインを購入する機能。当然、ソーシャルメディア機能もいくつかのワイン関連アプリに含まれており、<情報を共有する>機能も特徴の一つだが、フェースブックやツイッターなどとのインターフェイスが付いていないアプリも多く、改善が必要とされていた。 大半が無料でダウンロードできる最新ワイン関連アプリのDelectable、Drync、Vivino、WineSimpleなどのはフェースブックなどソーシャルメディアとのインターフェイスが付いており、今回紹介されたすべてのアプリはフェースフックのアカウント名でログインを推奨している。 (イメージ:WineSimpleより) 共通基本機能としては、まずはスマートフォンのカメラ機能でワイン・ラベルの写真を撮り、アプリ内のスキャナーが文字を読み取り、ワインのデータを表示させる。まだ、新しいアプリだからか、いくつか試しでワイン・ラベルのスキャンを行なったが、10銘柄中7つのスキャンで<ワイナリー名>までは表示したが、それ以外は情報は適当な内容が表示された。ちなみに一つもパーフェクトな内容を表示したものはなかった・・・スキャンしたデータが間違っている場合、自分で手動入力を行なうか、またはデータ管理センターで誰かが後ほどデータを更新を行なうと説明が出る。管理センターで詳細なワイン・データを管理するだけでなく、そのワインを購入できるよう、ワイン販売サイトへのリンクが設定される。 基本的な共通機能以外はスキャン画像編集機能や管理センター機能などとそれぞれのアプリに特徴がある。利便性や対応性でどのあるイが一番使いやすいか判断すればいい。 (イメージ:Dryncより) 個人的にはデータベース機能プラス他のユーザーがどのような面白そうなワインを試しているのかが知ることを機能として欲しいので、Delectableが一番それにマッチするのではないかと思う。これまでも他のアプリをスマートフォンにダウンロードして試してみたが、データベース機能や面白そうなワインを探すのに役立った感想は持っていない。この種のアプリは利用者が増えるほど、データも充実するようになることが前提で役に立つデータ量が重要になってくる。今回、紹介された最新アプリのワイン・データを処理方法がイマイチ判断できないのでなんとも言えないが、正直、スマートフォンを通じて新たなワイン・ファンを獲得するのであれば、現状のシステムではまだまだ物足りない気がする。そして、既存のワイン・ファンの中から利用者を獲得するのであれば、データ処理のスピードが一番肝心な要素とであると感じる・・・ (ニュース・ソース:SFクロニクルより)

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アメリカ人が好むアルコール飲料

ガラップ社が実施する恒例の<消費者習慣>に関するアンケートで「好みのアルコール飲料」でアメリカの36%がビールを好むと答えたところ、35%がワインを好むと答えた。 1992年には20ポイントの差があったが、差が縮まった要因の一つに女性のアルコールの好みがアンケート結果に反映していると推測される。 ・・・・・・・男性ビール%  女性ビール% 1992~1994  64%        29% 2012~2013  53%        20% ・・・・・・・(-11)             (-9) ・・・・・・・男性ワイン%  女性ワイン% 1992~1994  15%        43% 2012~2013  20%       52% ・・・・・・・(+5)              (+9) 男性のビールに対する好みが落ちたが、同時に女性のワインに対する好みが増えていることが、ワインの数字を押し上げていることがわかる。また、女性のビールに対する好みが下がったことが結果に現れていることがわかる。 また、ビールが落ち込んだもう一つ理由に<若者年齢層>(18歳から29歳)のビール離れが大きく響いているとわかっている。1992年~1994年の間では71%が<ビールを好んで>いたが、2012~2013では41%(-30)まで落ち込んだ。ただし、<若者年齢層>はワインよりも、<その他リキュール>に対する好みが高いこともわかった。 <中間年齢層>(30歳~49歳)と<高年齢層>(50歳以上)のビール・ワイン・リキュールの好みが約20年間、それほど変動しないため、<若者年齢層>と<女性>のアルコールの好みが今後のアンケート結果に影響を与えることが分析で明らかになった。 このアンケート調査が実施された1939年から2013年までアメリカ人のアルコール消費頻度(時と場所を踏まえてアルコールを飲む)は63%から60%と、それほど変化していない。ビールが人気のアルコール飲料としてのステータスは変化しつつあるが、ビールがなくなるわけでなく、最近はクラフト・ビール(地ビール)などの人気を考慮すると決してビール業界全体が右往左往しているわけでもない。 ワイン業界の成長の一つの要素にマーケティングとターゲットを絞ったプロモーションの結果が現れていると思う。インターネットでの情報交換は(最近はクラフト・ビールも見習っているようだが)は他のアルコール飲料と比較できないくらい情報量が多く、広告や宣伝がターゲットする消費者はピンポイントで(モスカートは若い女性が読む雑誌やウェブサイト、スパークリングはもう少し年齢層が上の女性が読むファッション誌や料理のウェブサイトなど、熟成ワインは高い年齢層向けに限定)実に上手に行われている。 一方、特に大手ビール会社はスポーツ観戦(特にテレビでの)や男性を刺激するエロチズムやヒューモアをPRに利用してここ40~50年近く同じ方法でプロモートを行っている。男性でなく、スポーツに関心がなければ、ビールに良さや魅力を感じることは到底無理でなようも気がする。ちなみに日本では喉ごし、爽快感、仕事終わりなどのアピール要素をしているので、アメリカと比べても少し違うターゲットを狙っているような気もする。 アメリカのサッポロビールの広告は今時の若者に受けそうなスタイル。 ビール業界もターゲットを絞って、<女性>や<若者年齢層>に焦点を合わせたマーケティングやプロモーションが実施されれば、比較的簡単にシェアを回復することが出来ような気もする。 アメリカではミニシアター系で<ビール好きの若い女性>が主人公の映画が注目を浴びてる。 美人で人気の俳優さんと半端じゃなビール量を飲む様子を画けば<女性>と<若者年齢層>へのアピールは楽勝にも思える・・・ (ニュース・ソース:Gallupより)

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<ミスター・ナチュラル>のトニー・コテューリ氏

(イメージ:WineEnthusiastより) ワイン・エンスージアスト誌でカリフォルニアの<ナチュラル・ワイン>の代表格の一つCoturri Wineryの代表トニー・コテューリ氏のインタビューが掲載された。 1961年から父親の故ハリー・コテューリ氏とワイン造りを開始し、1979年にはソノマ郡のグレン・エレンでワイナリーを開業。当時から他のワイナリーとは一味違う味わいの<ナチュラル・ワイン>を世に送り出していて、肯定する者もいれば、ワイン批評家の中には否定もしくは疑問をなげかれる者も少なくなかった。UC大学デイヴィス校を始めとして、多くの研究機関やワイナリーが科学的に最新技術を駆使してワイン造りに取り組む中、Coturriでは常に代々伝わってきた伝統的なワイン造りの手法を継続することにこだわり、今では独自のワイン・カテゴリーである<ナチュラル・ワイン>造りを30年以上前から行なわれてきた。 葡萄栽培に関しても当初からオーガニック農法(現在はビオディナミ農業も行なっている)を取り入れており、現在ではソノマ・バレーでは最大規模(375エーカー)のオーガニック認定の畑からジンファンデルを始めにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー、カリニヤン、サンジョヴェーゼなどの品種を天然酵母と完全無添加(SO2/二酸化硫黄を含む)でワイン造りを行なっている。 当初からワイルドでアーシーな味わいのワインの印象が強く、繊細で上品は味わいをナパやソノマから期待している人にとっては、あまりにもかけ離れたスタイルであったCoturriのワインは棚の置くに押し込められていた。また、無添加で酸化防止剤が含まれていない<ナチュラル・ワイン>は輸送や保管には弱く、好印象を築くのに様々な面でハンディを抱えていた。オーガニック農法に関して知識を高め、<ナチュラル・ワイン>の扱い方に関しても理解を高めるようになり、理想的な状態で美味しくこのスタイルのワインをいただくことにワイン愛好家が理解を高めて行くことで、少しつづCoturriのワインに対する印象も変わってくる。 今ではワインショップでは人気ワインの一つに。 (イメージ:ThePassionateFoodieより) 現在、約5,000ケースを年間生産するワイナリーとして成長し、北カリフォルニアの<ナチュラル・ワイン>の代表格の老舗ワイナリーとして君臨している。 独特なスタイルで見た目的にも印象的なトニー・コテューリ氏はサンタ・クルーズのボニー・デューンで活躍してるランドール・グラハム氏と同様な扱いをされてもおかしくない存在だが、今一つアメリカでも知名度は低い。今回の特集記事では<ミスター・ナチュラル>とニックネームを付けていて、この愛称が定着すればもっと多くの人に親しみを与えられるのではないかと勝手に期待している・・・ お父さんのハリー氏のイメージが画かれたシリーズ。 (イメージ:ImbibeNewYorkより) (ニュース・ソース:WineEnthusiastより)

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フランス人のワイン離れ事情

(イメージ:FoodRepublicより) ファイナンシャル・タイムズ紙に興味深い記事が掲載された。記事の内容はフランス人のワイン離れに関して。記者のサイモン・クパー氏(Simon Kuper)はパリ在住(他国から移住)の記者で最近のパリジャンのワイン消費の傾向を過去の傾向と比較しながら解説している。 いくつか過去のワイン習慣に関する事例を紹介させていただきます:- 中世時代は飲み水よりワインのほうが衛生的に安全だった。 1939年にはフランス人の平均消費量は1日に1/2ボトルを消費してた。 第二次世界大戦の時代はフランス国民の80人に一軒の飲み屋に対し、ドイツでは270人、イギリスでは430人、スエーデンは3000人に一軒。 1960年代には肉体労働者は一日に数リッターを消費、子供は水で薄められたワインを飲んでいた。 1950年から1965年、フランスの成人男性はイギリス人よりアルコール関連の理由で亡くなる確立は70倍であった。 (イメージ:Real-Fansより) 現在のワインの習慣をいくつか:- 職場が畑からオフィスに変わってきたことから昼食の時間が縮まり、午後も仕事を続ける必要性が高まる。 これまでの風習から異なり政府からアルコールの健康に与える影響が忠告が増えた。 これまた国民の習慣であった飲酒運転の取締りが強化された。 ワインが日常品から嗜好品になった。(イタリアでも同様なことが起きた) 世界規模でフランスのワイン消費は4位に落ち込んだ。 1939年と比較して現在のフランス人のワイン消費はその時代から1/4に落ち込んだ。 2010年の統計によると12%のフランス成人が毎日アルコールを消費する。 (イメージ:TheTipsySommelierWineより) おそらく英語が母国語である記事の作者のクパー氏が強調していたのは、決してフランスが落ち目であることではなく、逆にフランスのグローバル化を率先して受け入れている結果と分析している。フランス人は頑固で柔軟性に欠けている国民性の偏見(特に英語圏の国から)があるが、ワインを通じてフランス人の習慣や文化が変化していて、それを受け入れていることを象徴している。ワイン業界においても消費量が変わっていても、栽培、醸造、販売などの分野では常に業界をリードしており、常に他国の目標であることは確かだ。 (ニュースソース:FinancialTimesより)

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<ワイン・フォリー>若者向けのワイン教育サイト

時にインターネット上でのワインに関する情報量が多すぎて、また文字を読むのが疲れる場合、左脳をあまり使わずに観覧できるサイトも必要。そんな時、右脳を軽く刺激して、特にワインに関する基礎知識をリフレッシュしてくれるオススメなサイトがある。(前もって断るが、残念ながら英語のみのサイトですが、簡単な単語が多いので何方でも理解できると思う)。 元々はワイン・コースを提供するのが本業にしているようだが、<Wine Folly>の優れているところはプレゼンテーションで見るような図表を上手に活用して、比較的すんなり情報が浸透させるところが魅力。自称<ワイン・ギーク>(オタク)とうたっていてこのサイトを管理している集団にはソムリエやグラフィック・デザイナーが所属し、マニアックになりがちの<ワイン知識>を消化しやすいように紹介している。図表のほかに動画やランキング・リストなどを織り交ぜながら、一見、堅苦しいワイン・ワールドをポップで若い人にも受け入れやすい手法を多く取り入れている。 いくつかお気に入りの図表を紹介しよう・・・ その1:ワインの選び方 (イメージ:WineFolly/how-to-choose-wineより)  この図はTPOに合わせて、どういうワインがいいのか勧めてくれるもの。中央がスタート地点で<他人へ>または<個人使用>を判断してから<Yes/No>形式でどんどん進む。落とし込みがなかなか面白い。 その2:ワインの色 ワインの色でどうこう判断できるのはソムリエ・レベルの話だが、実際にこのような図があると、なんとなく専門家の話についていけるような気がする。上の図は若いカベと熟したカベを比較していて、下記の図は葡萄の品種別に色分けをしてくれている。 1. 若いカベ 2. 熟したカベ・メルロー 3. 若いメルロー 4. 若いシラー 5. 若いピノ 6. 熟したピノ (両イメージ:WineFolly/red-wine-colorより) 白ワイン用はこちらから その3:ワイン産地の紹介ビデオ ワシントン州の小さなAVAを紹介する動画。司会がソムリエの子で、収録が終わった後、シモキタのショットバーでバーボンのストレート飲んでいてそうな雰囲気だが、鼻にかかった声がどこかチャーミング・・・ (両イメージ:WineFolly/horse-hill-heavan-waより) 次にヴィンセント・ギャロ作品を連想させる雰囲気のオープニング(テロップの書体は『ブラウン・バニー』に似ているような・・・) グーグル・マップや黒板で地域を分かりやす紹介し、全体的に予算をかけずにクオリティのある動画を作っているところが素晴らしいと思う。 この産地に関する全5本の動画はこちらから *** このほかにも工夫をこらした図がたくさんある。必ず簡単な解説も含めていて、非常にユーザー・フレンドリーなサイトです。また、ワインに若者離れを意識しているところは特に感心する。英語が苦手な方はグーグル・クロームなどの翻訳機能で文書ごとコピペしていただければ、おおよそ理解いただけると思います。 多く説明したいがちのワイン・サイトの中で簡潔で解りやすく提供してくれこのサイトは・・・クール(クール・ジャパンより) (ソース:WineFollyより)

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Food&Wine誌のワインメーカー・オブ・ザ・イヤー発表

Food&Wine誌が恒例の<ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー>を発表した。2012年には5名のワインメーカーが取り上げられた。  ~ ◆ ~ スティーブ・マサイアソン氏(Steve Matthiasson) ナパの<Matthiasson>のオーナー/ワインメーカーはこのブログでも何回か登場している。元々はヴィンヤード管理で名を上げたマサイアソン氏はこれまでAraujo Estate、Spottswoode、Chappellet、Hall、David Arthur、Robert Sinskey Vineyards、Stag’s Leap Wine Cellars、Long Meadow Ranch、Trefethen、Limerick Laneなどとナパ・ソノマでヴィンヤード・コンサルタントとして活躍。現在もコンスルタント業を続けているが、2006年に奥さんのジルさんと<マサイアソン>を創める。特に注目を浴びたのがボルドーと北イタリア原産の白ワイン用の葡萄をブレンドした<MATTHIASSON Napa Valley White Wine>。ソーヴィニヨン・ブラン種、リボッラ・ジャッラ種、セミヨン種、トカイ・フリウラーノ種の珍しいブレンド。畑の知識を活かしながら珍しい品種をナパで扱う注目ワインメーカー。 (イメージ:RJ’s Wine Blogより)  ~ ◆ ~ マギー・ハリソン氏(Maggie Harrison) サンタバーバラのCine Qua Nonでワイン造りを学び、現在はオレゴンのウィラメット・バレーで活躍するワインメーカー。2005年に<Antica Terra>のワインメーカーとして抜擢され、その後はピノ・ノワール一筋。シネ・クア・ノンで身につけた技術を応用し、ロゼを含めて数種類のピノ・ノワールを醸造している。 (イメージ:AnticaTerraより)   ~ ◆ ~ ヘレン・ケプリンガー氏(Helen Keplinger) UCデイヴィスでワイン造りを学び、Paradigmでハイジ・バレットの助手を務めるなど、ナパのいくつかのワイナリーで腕を磨いて、2004年にスペインのプリオラートでワイナリーを開業に携わり、フランスのローヌを経由してナパに戻り、KenzoEstateやBryantFamilyVineyardでワイン造りを行なうと同時に独自のワイナリーを開業。現在はワインメーカーと独自のワイナリー運営の両方を行なっている。自ら行なっている<Keplinger>ではローヌ系葡萄に焦点を当てて、ナパ・ソノマからシエラ・フットヒルで栽培された葡萄を探し当て斬新なワイン造りを行なっている。 (イメージ:Napaman.comより)   ~ ◆ ~ アーロン・ポット氏(Aaron Pott) ナパのマウント・ヴィーダーで奥さんのクレアさんとワイン造りを行なっている注目ワインメーカー。多くの醸造家のようにUCデイヴィスを卒業後、ナパのNewtonでキャリアを始めてから次はフランスを修行の場として選び、サンテエミリオンでボルドー・ワイン造りを学ぶ。6年間、フランスでの経験を引き下げナパのベリンジャーでカリフォルニア・ワインに携わる。2007年に独自の<Pott Wine>を開始し、パワフルなナパ・スタイルを継承するよりフランスで身につけた控え目の独自なナパ・スタイルを築く。 … Continue reading

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ワインラベル表示に関して

(イメージ:NewYorkTimes/Tony Cenicolaより) 立て続けにワインボトルに原料表示に関する記事が、ニューヨーク・タイムズ紙、そしてサンフランシスコ・クロニクル紙のブログ・コーナーで専属ワインライターにより掲載された。ニューヨーク・タイムズのエリック・アシモフ氏はカリフォルニアのサンタ・クルーズで斬新なワイン造り行なっているボニー・デューン・ヴィンヤードのランダル・グラハム氏を特集し、彼が率先して原料を細かく表示する動きに対して、アメリカのワイン業界が刺激され、他のワイナリーも率先して自ら原料をボトルに表記するのを期待したが、以外にも反応が薄いことが記事の大まかな内容である。透明性を掲げて消費者に正確な情報を公示することの重要性を感じているグラハム氏のほかにリッジのワインメーカーであるポール・ドレーパー氏も同様な意見を持っており、サンフランシスコ・クロニクルでは専属ワインライターのジョン・ボネ氏は消費者にあまり公表されていないワイン造りの工程やその際に使用される原料などをドレーパー氏との会話を交えながら紹介している。 (イメージ:InsideScoopSFより) これらの記事の議題はどのような手法でワイン造りを行なっているのかを公にするのが重要ではなく、消費者に何を口に入れるのかを判断できるように原料を表示することの重要性を強調している。一方で細かい原料などを表示することに積極的でないワイナリーは消費者に必要な情報(アレルギー成分など)のみを表示することがより親切ではないかと主張する者もいれば、大手ワイナリーなどは味わいが消費者が求めているモノなのかが重要であって、どのように造ったのかはラベル表示には重要ではないと主張する者もいる。 このトピックは今後もたくさん議論されるテーマであり、度々ニュースで取り上げられる人気トピックスとでも言えるので、今回、アメリカ東西の大手出版が同時期に同じテーマの記事が掲載されたことでヒートアップする予感がする。アメリカでは国民大統領選挙の真っ最中で、このように完全に2つに意見が分かれるテーマを様々形で議論するのが好きな人が多い、もしかして選挙フィーバーに乗っかって<ラベル表示>議論も熱くなるのかもしれない・・・ (イメージ:BonnyDoonVineyardsより) (ニュースソース:NewYorkTimesとInsideScoopSFより)

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最近のワイン・パッケージング

立て続けに台風が日本列島を横断・直撃している中でアウトドアでワインを楽しむ話も少し場違いなのかもしれないが、オススメのバーベキュー・レシピとそれに合うワインのオススメを掲載したので、ご参考にしていただければ幸いです。 そんなアウトドアで楽しめるワインに関していくつかニュースやプレスリリースが発信されたのでご紹介させていただきます。 プレス・デモクラット誌によりますと最近は中規模のワイナリーも紙パックまたはビニールパックのワインをリリースしています。記事の中ではソノマのドラックストン(年2500ケース生産)とピーターソン(年6000ケース生産)がアウトドアでも持ち歩きに適してる紙パックまたはビニールパックのワインを販売を行なっている。 イメージ:ドラックストンより 現在、ドラックストンではロゼ、ソノマ産のシャルドネとメルローの3種類が1.5リッターサイズのパウチ型パックがあります。パウチ容器のメーカーのHPによると最近は3.0リッターのパウチを開発。ボトル換算すると4本分のワインになります。ちなみにピーターソンでは段ボール型の3リッターケースでロゼ、セミヨン、バーベラ、カベ&シラーズ・ブレンドの4種類を取り扱っています。 イメージ:ピーターソンより これまでもカリフォルニア・ワインではフランジアの段ボール型ケースやコッポラ・ワイナリーのスパークリング・ロゼを缶で日本で販売しているのが有名です。この他には恒例の秋のボジョレーのリリース時にはペットボトル型やパウチ型をお店で見ます。どちらかと、持ち運びの機能性よりも日本ではエコ・コンシャスの意識でこれらの製品をマーケティングしている気がします。一方、アメリカのニュースやブログなどを読んでいると、最近の瓶ボトルの以外での商品のパッケージングは次世代のワイン・ドリンカー(ミレニアル世代:アメリカの10代、20代の若者のこと)に意識を向けているマーケティング戦略がうかがえます。最近はミレニアル世代向けのワイン・マーケティング戦略はパッケージング以外でも色々なところで見受けられる。 個人的には年齢を積み重ねて行くと、様々なアルコールを摂取していく中で最終的にはワインや熟成リキュールにたどり着くような気もするのですが、アメリカのワイン業界は年を重ねるのを待つのも勿体なく、若いうちからファン層を獲得することに必死です。ヨーロッパの伝統文化やコルク栓を抜く行為などワインには切っても切り離せないように思っていたことは、ミレニアルには全く意味のないことと思われてしまうと心配しているのです。実際にソーシャル・メディアを例にとっても世代ごとに捉え方が全く異なり、特にアメリカの若いミレニアル世代はこれまでの一般的なコミュニケーション方法を全く知らないため、大きなギャップが生まれていることは確かです。今のアメリカのミレニアル世代は「何かを学ぶ・教わる」ことより収集する力に関しては飛び抜けて優れているので、ワイン業界もこれを利用してこれまでと違った角度で視覚に訴える戦略を取り入れているのではないかと思っています。

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カリフォルニア・ワインの葡萄不足

ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版にカリフォルニアのワイン用の葡萄が品薄状態の中、価格高騰している状況を説明する記事が掲載された。記事の内容によると90年代に大幅に葡萄栽培面積が増え、市場に葡萄が溢れてしまい、葡萄の価格下落。これにより農家が葡萄栽培からナッツ、野菜、他の作物に切り替えたことが品薄状態のきっかけを作った原因の一つにあげている。一方でカリフォルニア・ワインの需要は上昇傾向にあり、必然と品薄状況の中、葡萄の価格は高騰し続けている。 このニュースはいくつかのワイン・ブログで意見が飛び交っており、相対的に記事にも示されているように、カリフォルニアで葡萄を確保できないのであれば、他州または他国から葡萄の供給を行い、需要を満たす努力をしなければならないのが短期的な最善策と考える者が多い。 連日、このサイトでも紹介していますが、葡萄供給関連の様々なニュースが頻繁に取り上げられてる。(しかも今回は経済専門誌・・・)ワイナリーの栽培地域の増加問題や葡萄農家とワイン醸造家の関係にしても、必ずしも景気後退の余波が影響していると言えないのがどこか心配の種・・・ カリフォルニアのワイン産業はこれまでも様々な困難を直面してきており、斬新な発想や強固な信念で乗り越えて来ている。空いたグラスがある以上、何らかの方法で次の一杯をデリバリーしてくれることは確かです。

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メンドシーノの最新情報

6月11日サンフランシスコのダウンタウン展示会場にてメンドシーノ(カリフォルニア最北端のワイン生産地)最大規模の物産展「Taste of Mendocino」が開催された。ワインを始めとして食品・食材、ビール、観光、宿泊、レジャー、アートなどとメンドシーノ郡で生産される様々な商品やサービルを紹介する展示会です。 イメージ:Taste of Mendocinoより なかなかおしゃれなロゴマーク。日本画家の影響を感じられる。 PPCVINOで取り扱っている<エスターリナ>と<ドンキー&ゴート>※の両ワイナリーもブース出展で参加した。 ※<ドンキー&ゴート>はバークリーのワイナリーですが、いくつかのワインにはメンドシーノ産の葡萄が使用されている。 ナパやソノマを訪れてのんびりした、のどかないい場所と思ったならメンドシーノそれに輪をかけてのんびり・のどか度数の針が右に振り切ってしまうほどステキな場所です。そんなメンドシーノ・ワイン業界で衝撃的なニュースが最大規模の展示会の開催直前に発表された。 イメージ:Mendocino Grape and Wine Commissionより カリフォルニア州政府メンドシーノ郡管轄のワイナリーとヴィンヤードを代表する支援団体Mendocino Grape and Wine Commissionが解散するとの会合の投票により決まった。2006年に始まった支援グループは274の葡萄栽培家に対し72のワイナリーで構成されている。メンドシーノ産のワインのプロモーションするために活用される年間60万ドルの予算は会員それぞれの葡萄の栽培量または醸造量の合計から計算されていたのだが、大半の会員が栽培家であるため負担分が多く、それに見合った経済効果が得られないことから支援団体の継続に対する反対票が過半数に達した。 ワイン・カントリーの観光案内、Taste of Mendocinoの協賛開催のほかにメンドシーノ・ワインのワイン・コンペティションも主催していて、今後どのような形でこれらが継続されるのかはこれから判断されるのですが、今回の解散のニュースは突然で驚きました。これまでメンドシーノ・ワインに関する新しいワイナリー情報や総合的な地域データの収集にも大変役に立っていました。今後はアンダーソン・バレーAVAなどAVA別に団体が情報提供を行なう形になると予想しているが、一日も早くMendocino Grape and Wine Commissionに代わるメンドシーノ・ワインの総合支援団体が誕生することを期待したい。

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