Tag Archives: パソロブレスAVA

<パソロブレスの顔>が自分のワイナリーから追い出し!?!

パソロブレスAVAの老舗ワイナリーでこの<産地の顔>までと誰もが認める<Eberle Winery/エバレー>のゲリー・エバレー氏が内輪の仕業で自ら30年間続けてきたワイナリーの経営権を失う事態がおきた。 (イメージ:Eberle Winery/Facebookより) 今週の月曜にエバレーの役員会議が開かれ、ゲリー氏の義理の妹(義理の兄の奥さん)と経験権の一部を所有するパートナーが組んで、エバレー氏が所有する経営権の51%を上回る状況を作り、エバレー氏を追い出す形になった。 そもそもエバレー氏は義理の兄のジム・ジアコビネ氏とでそれぞれ51%と39%、計80%の経営権を保持してきたが、ジム氏が病気で経営に参加できなくなり、妻のジーン氏に39%の権利が譲渡された。ジーン氏がワイナリーのパートナーであるチャールス・フォーリー氏が所有する13%の権利を合わせて52%の決定権を保持する状況を作り、ゲリー氏を上回ることで経営権をはく奪することを役員会議で決まった。 創業者にとって全く予測していなかった出来事であったので、地元メディアに状況説明をするだけで、今後のワイナリーでの展開に関してはコメントをできない様子とメディアは報道している。 <パソロブレスのモンダヴィ>または<パソロブレスのゴッドファーザー>となどのあだ名が付けられるほどの知名度と産地への貢献度ははかりきれない存在だけに、周囲の関係者も驚きを隠せない状況。 (イメージ:Eberle Winery/Instgramより) エバレル氏は1973年にパソロブレスでEstrella River Wineryを開業し、その後1979年にエバレーをスタートさせ、80年代からテースティング・ルームをオープンし多くの観光客をパソロブレスに呼び寄せた実績を作った。 (イメージ:Eberle Winery/Instgramより) カベルネ・ソーヴィニヨンが有名で年間2万6千ケースを生産していた。産地の関係者はワイナリーの規模を更に拡大させることも目的で今回の創業者の追い出しが行われたと推測が出ている。 (イメージ:Eberle Winery/Instgramより) (ニュース・ソース:The Tribuneより)

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カリフォルニア2011<苦戦のヴィンテージ>の評価

カリフォルニアの2011年ヴィンテージは<苦戦のヴィンテージ>として業界では語られる。この<苦戦のヴィンテージ>からいよいよの赤ワインがリリースされる時期になっており、ワイン専門誌では徐々にその正体を明らかにしている。 (イメージ:Dutton-Goldfield Winery/Facebookより) まずは<苦戦のヴィンテージ>の由来を振り返ってみよう。2011年と言えば国内では東北での震災の年で津波被害からの建て直しや放射能漏れなどと日本全国で景気の冷え込みが長期に続いたが、カリフォルニアでは違った意味の冷え込みが長期に続き、葡萄栽培に関して多くの農家が苦戦した。 春先には北カリフォルニアでは雨が4月に入っても治まらず、つぼみ/芽の開花が大幅に遅れた。中央や南カリフォルニアに関しては春先には同じく気温が上がらず、霜の被害がパソロブレスからサンタバーバラの畑で発生し、春先の段階ですでに大半の葡萄を失った農家は少なくなかった。 カリフォルニア全土で葡萄の生長は出遅れ、しかも例年より涼しい夏となっていたが、9月まではどうにか多少希望が持てるシーズンになると思われていたが、10月の始めに大型の豪雨が北カリフォルニアを長期に襲い、収穫間近の品種の多くにはカビが付き腐敗果が多く出てしまった。  (イメージ:VML Winery/Facebookより) 特に北カリフォルニアでは<10月4日>が豪雨の開始日として、この前に収穫できた畑は、そこそこ安定感があるワインを造りことができたが、これ以降の収穫した畑は腐敗果交じりでバラつきが出るワインに仕上がった認識である。通常の年であれば10月初旬ではカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルが未収穫で残るが、2011年は春先に雨が続き、夏も涼しかったため、すべての品種の成長に対して遅れが出てしまい、通常では収穫済みであったはずのピノ・ノワール種やシャルドネ種の収穫のタイミングがちょうど豪雨の時期と重なってしまった。 腐敗果は貴腐ワインを造る目的でなければ、葡萄農家泣かせの事態。表面に少しの湿気が存在するだけでカビは成長してしまい、正直、腐敗が進んでいなければ、簡単な検査では見分けることもできない。しかも、一般の収穫作業員は腐敗が明らかでなければ、仕分けることできないことから、除かれないまま醸造所に運ばれる。醸造を始める前に、最後の葡萄の仕分けの工程がある。当然、上質なワインを造るのであれば葡萄の水洗いや殺菌などはもっての外で、仕分機のコンベアベルトで流れてくる葡萄を見て・触って、取り除くしかない。十分な資金があり、仕分けの作業員を増やし、時間をかけてできるワイナリーであるのなら、腐敗果の取り除きが可能だが、中小規模で少人数で行なっているワイナリーにはどうしても欠けてしまう作業となってしまう。 (イメージ:Kanzler Vineyard/Facebookより) ワイン批評家の間で2011年ヴィンテージの特にピノ・ノワールの味わいの感想に<カビ臭い>の表現が連発されている。また、10月初旬の豪雨で腐敗果の恐れを察知し、完全に熟す前に収穫した栽培家も多くいたため、<タンニンが苦く>出てしまった感想も多くあげられている。この<カビ臭さ>と<苦いタンニン>はいくら熟成期間を経ても消すことができない要素であることは専門家の間で認識されている。修正が効かないワインに仕上げてしまったことから、2011年ヴィンテージにはワインの一生涯に残る特徴が刻まれ<苦戦のヴィンテージ>のレッテルが付いてしまうのもどこか魅力的にも感じてしまう・・・ 一方、10月の豪雨を免れたパソロブレスやサンタバーバラ産のワインには北カリフォルニアほどバラつきがない感想が出ている。ただし、春先の霜被害で多くの収穫量を奪われたことから生産者は決して喜んではいない。 また、決して2011ヴィンテージがすべて劣っていると言う意味でもなく、上質なワイン造りに取り組んでいるワイナリーはあえて腕の見せ所と感じて細かい箇所まで気を使い、バランスのいいワインを造っている。販売が開始されたばかりのヴィンテージなので、苦戦したワイナリーを紹介するより、安定感のある上質なソノマ産のピノ・ノワールをいくつかを紹介しよう。 *** ワイン・エンスージアスト誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Williams Selyem、Merry Edwards、Paul Hobbs、Rochioli、Lynmar、Dutton-Goldfield、Joseph Phelps、Failla、Flowers、 Freeman、Sojourn、Siduri (イメージ:Zinfandel Chronicles、Dutton-Goldfield Winery/Facebook、William-Selyem/Facebook、Lynmar Estate/Facebookより) ワイン・スペクテーター誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Aston、Kanzler、Meiomi、Reuling、Auteur、Kosta Browne、Mueller、Sonoma-Loeb、Venge、Belle Glos、Peter Michael、Patz & Hall、Saxon Brown、Robert Stemmler、VML、Walt、August West、Paul Hobbs、Lynmar (イメージ:Schrader Cellars、Kanzler Vineyard/Facebook、Gastrobits、Mueller Winery/Facebookより) … Continue reading

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サステイナビリティ認定ワイン

(イメージ:SIP Certifiedより) オーガニック農法やバイオダイナミック農法の認定のほかに今カリフォルニアではSIP Certified認定(Sustainability in Practice/サステイナビリティ・イン・プラクティス)がワイン業界に取り入れられており、SIPのマークが入ったワインが少しづつだが増えている。 1996年頃に始まり、2008年に正式に認定組織として活動を続けているSIPは農作物に対してオーガニックとバイオダイナミックと似た認定項目が存在するのと、追加で畑を含む自然環境に対する保護活動に対して認定項目を含んで農家を認定する組織である。また自然環境以外にも使用エネルギー、水、害虫対策、土壌、経済、人間に対する保護や長期的な持続性を意識した活動や対策が求められる。経済や人的要素は適切な給与、健康保険制度、トレーニングや教育なども認定項目に含まれる。 (イメージ:SIP Certifiedより) 現在、カリフォルニアには165ヶ所のヴィンヤード(畑)がSIPの認定を受けている。組織がパソロブレス産地を中心に活動しているため、サン・ルイス・オビスポ(56ヶ所)、モントレー(41ヶ所)、ソノマ(30ヶ所)、サンタバーバラ(21ヶ所)、ナパ(10ヶ所)、メンドシーノ(4ヶ所)レイク・カウンティ(3ヶ所)とセントラル・コースト中心に多くの畑が存在する。認定を受けているヴィンヤードのうちワイン造りも行なっているのは25ヶ所のワイナリー。その他は葡萄を様々なワイナリーを供給している。 (イメージ:SIP Certifiedより) 将来的にはカリフォルニア以外そして海外のヴィンヤードにも認定普及を目指している。スタート当初は12ヶ所の畑で3400エーカーから始まり、現在は3万エーカー分の畑に約100万本ワインに対してSIP認定を受けている。 (イメージ:SIP Certifiedより) (ニュース・ソース:KCETより)

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パソロブレスの地下水減少で水不足問題

(イメージ:Paso Robles Wine Countryより) 水不足問題に直面しているパソロブレス産地で12件の違反行為に対しての調査が行なわれているとお地元ニュースが伝えた。 パソロブレスでは先月、地元自治体の投票で地下水への新たなくみ上げを禁止する条例を定めた。数十年続いている地下水の減少がここ数年に急激に減っている問題に、葡萄農家、ワイン生産者、地元住民の間で水の使いすぎでの争いが続いている。 パソロブレスでは基本的にはドライ・ファーミングが支流。 (イメージ:David Middlecamp/The Tribuneより) 地元住民は葡萄生産者が増えたことで地下水の資源が大きく減ったことを主張。一方、葡萄農家は地元経済は葡萄農業で支えられており、また、実際には葡萄栽培には想像している以下の水の資源を活用している意見で反論している。また、パソロブレスで中小規模で営んでいる葡萄畑やワイナリーは、地域外からやって来た大規模ワイン企業が生産量を大幅に増やしていることが水資源が急激に減っていること考えている人も少なくない。 パソロブレスの地下水のマップ。赤く示されているほど水が不足している。 (イメージ:Wine and Vinesより) これらの意見をまとめ、地下水の保護と新たな水資源の確保を目指して活動るのがPaso Robles Agricultural Alliance for Groundwater Solutions (PRAAGS)。先月可決した、くみ上げ禁止の緊急条例を定めるなど産地の大事な資源を守りながら、地元経済を支える農業を持続させる2つを両立をさせることに目指している。 今回、違反行為の調査は地元住民が夜間に畑で水を利用している形跡があるとの通報で明らかになった。8月末に定められたばかりの緊急条例に対して葡萄農家と地元住民の間で解釈に開きがあることが明らかになった。まずは新たな水のくみ上げは8月27日以降に植えられた葡萄の木が対象との理解であって、また条例の文面では8月27日以降に植えられた葡萄に木でも、事前に葡萄の木に接ぎ木計画が明らかになっている場合、許可するなどと主張をする生産者もいる。 地元住民も井戸から水のくみ上げが制限されている。 (イメージ:David Middlecamp/The Tribuneより) 一方で昼間ではなく夜間の作業を行ったことや実際にどのように地下水が利用されたのか実態調査がPRAAGSにより行なわれている。違反行為が明らかになった場合、葡萄の木の排除が命じられる。 今週はじめのブログでも紹介したが、パソロブレスはカリフォルニアのワイン産業の成長には重要なポジションに置かれている。ただし、地下水問題が解決できなければ、産地全体にとって死活問題となる。 明るい話題があまり出てこないパソロブレスだが、実際には葡萄産地として更に11ヵ所に新たなAVA(いくつかはサブ・アペラシオン)の開設の動きが盛んになっており、ポジティブな話題もあるのだが、水不足問題が産地全体に大きな影になってきることも確かだ・・・ *** いくつかパソロブレス産のオススメ・ワイン: 1) VinaRoblesのRED4(シラー、ペティ・シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルのブレンド) (イメージ:majamaki/intagramより) 2)Hope Family WinesのAustin Hope Syrah … Continue reading

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カリフォルニアの葡萄収穫事情

(イメージ:Travel + Leisureより) 2013年のワイン用の葡萄収穫が順調に進んでいるニュースは9月に入って様々なニュース機関から伝えられているが、ここに来て収穫量に関して気になる話がニュース・サイトやワイン・ブログなどで紹介されている。 そもそも話は先週、ナパで開催されたWine Industry Financial Symposium(ワイン産業金融関連シンポジューム)で紹介されたカリフォルニアのワイン産業の統計データであらわになった。統計の内容は『収穫は増えているが、シェア拡大は伸び悩んでいる』のフレーズに集約される。 集計を行なったSilverado Group社はアメリカのワイン市場は22年間で毎年約2.9%の成長をとげているが、カリフォルニア産のワインのシェアに関しては、2000年には77%であったものの、2012年は61%に落ち込み、2015年では57%に落ち込むと予測している。 (イメージ:anneshannon/tumblrより) 大きく2つの現象にこの数値を説明している。まずはワインの需要が増えているも、カリフォルニアのワイン産地の多くは頭打ちしていると考えている。特にナパやソノマなどは葡萄栽培に関しては完全な頭打ち、セントラル・バレーのパソロブレスなどでは水不足問題で新たな葡萄畑の開業が難しく、サンタバーバラでは葡萄畑の運営規則が多すぎ新規参入や拡大が難しい。 また、もう一つの理由に海外、主にオーストラリア、チリ、アルゼンチンからの低価格のバルク・ワインおよび瓶詰めワインの輸入が増えていることがシェアの拡大への妨げになっていると考えられる。 (イメージ:jvandervink/instgramより) ナパやソノマなどで低価格の葡萄栽培もオプションとしてあるが、大半の生産者は品質と価格を維持または上げることに力を入れているところが傾向として根強く存在する。フランスのボルドーやブルゴーニュなど上質な葡萄生産地と比べてもまだまだ生産量と価格(葡萄の取り引き単価)に関して大きな開きが存在し、価値を上げたいのであれば、多く生産することができないことも多くのナパやソノマの生産者は理解している。 一方、いくつかのカリフォルニア・ワイン関連のブログでは2013年の収穫レポートの中には、計算間違えなのか、予想以上に多く収穫してしまったおり、ナパやソノマのワイナリーのいくつかのワイナリーが匿名でこれ以上収穫された葡萄を醸造所で受け入れるタンクやスペースがないとコメントをしている。特にナパ産地を代表するカベルネ・ソーヴィニヨン種の収穫がこれから行なわれることを考慮するのであればこれは死活問題。 (イメージ:eyeslikeemeraldcity/instgramより) 以前にもこのブログで醸造タンクとスペース不足の問題を取り上げたが、2年続けて豊作になったナパやソノマの葡萄生産者は喜んでいるが、ワイナリー側は十分な受け入れ準備が行なわれていなかった事実が少しづつ明らかになってきている。 これまで2009年から2011年の3年間、カリフォルニアで続いた不作でワイン生産をスケール・ダウンを余儀なくされたワイナリーは少なくない。多くは醸造タンクなどのワイン醸造に必要な機材の導入を控え、不作に対して様々な対応を行ってきたが、突然の急激な豊作が訪れ、多くのワイナリーが機材などに投資ができなかったツケがここにきて現れてしまった。 (イメージ:eyeslikeemeraldcity/instgramより) 最新のワイン・ブログなどでは、白ワインの醗酵などが終わるまで、赤ワイン用の葡萄を受け入れられないとコメントしている匿名のワイナリーがいくつか存在する。 また、中には収穫済みの葡萄の品質対して疑問をなげかれる生産者も出ている。天候に恵まれ、欲張って予定以上の栽培量を収穫したのではないかとの意見も出ている。栽培シーズンの天候が良い場合には、収穫量の調整と品質を維持するために、途中で葡萄の房を落とすことが必要だが、ワイナリーに運ばれた大量の葡萄の中に、調整のために落とさずに、そのまま届けられた葡萄が多いのではないかと懸念する生産者もいる。 そもそものナパやソノマの葡萄の品種を考慮すれば、ワインのクオリティが急激に影響されるとは考えにくいが、2年続けてカリフォルニアの豊作で舞台裏では思わぬ事態に・・・または、これがカリフォルニア・ワインの実態であるのかもしれない。 (イメージ:jvandervink/instgramより) (ニュース・ソース:WineBusiness.comとConnoisseurs Guide to California Wineより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:FunHackerより) ブログ・プロパーダーのTumblrがYahoo(米国版)に買収されるニュースはインターネット上で大きな話題になっているが、ワイン業界ではツイッターやフェースブックなどのソーシャル・メディアの使用に関する規制が米国アルコール・タバコ税と貿易局から通告されワイン関連のニュース・サイトで取り上げられている。 主にアルコールの広告や宣伝に関する取り扱いが再度確認する形の通達で、様々なメディア媒体と同様にソーシャル・メディア上でもアルコールの広告や宣伝の規則は適用されることを通達した。一番のネックはアルコールを広告や宣伝する際に必ず、販売元を明らかにする必要があり、社名以外にも連絡先を広告や宣伝に明記する必要がある。少ない文字数で成立するソーシャル・メディアの多くでは、このような表記は場所をとってしまい、広告や宣伝内容が明記できなくなる。 また、広告や宣伝内での嘘や事実と異なった主張に関して、特にアルコールの取り扱いに関しては厳しく、当然なことと思っていてても、案外、証拠や根拠のない主張や冗談として行なった主張はYouTubeなどの動画サイトを含めて様々なソーシャル・メディアで頻繁に行なわれている。すでにこの通達に関して対策を練っているワイナリーもあれば、規制対象にあたる宣伝や広告があまりにも広すぎ・多すぎて、また、これを監視する能力は米国アルコール・タバコ税と貿易局にないことから、これまで通りに活用すると考えているワイナリーも少なくないようだ・・・ (ニュース・ソース:PressDemocratより) *** (イメージ:Terre de Vinsより) ロバート・パーカー氏が先週発売のフランスのワイン雑誌『Terre de Vins』に珍しくインタビューに応じ、彼がワイン・アドヴォケート誌で残した功績などの話が掲載された。 パーカー氏に対して批判的な主張をするライターや業界関係者に対し、彼らが主張する「パーカーライゼーション」(パーカー好みの厚みのある、超熟成ワインを造る)は誤った主張と反論した。単純にパーカー氏は様々なワインのスタイルを好むと強調し、特に一定のスタイルのワインを優先的に好んで高い評価を与えた覚えがないと説明した。一方で、「パーカーライゼーション」のトレンド自体は認めているようで、似たようなスタイルのワインが多く誕生し、30年後もこの現象は語られると予測している。 ワイン・アドヴォケート誌の編集長の座から退き、ライターの一人としてボルドーとカリフォルニア地区を担当を続ける。35年間ワイン・アドヴォケートの編集でボルドーを105回訪問してきて、開始当初は35ヶ所の上質なワインを造るシャトーがあったが、現在は高額な価格からリーズナブルの価格までのワインを造るワイナリーは300~400ヶ所にふくれ上がったと語っている。ワイナリーの増加に関しては自身の貢献をインタビューで認めている。このほかにはパーカー氏がお勧めする注目産地が紹介されている。 (ニュース・ソース:The Drink Businessより) *** (イメージ:Foghat Cellarsより) 最後はワイン・スペクテーター誌がパソロブレスのFoghat Cellarsを紹介した。名前から想像してた通り、70年代後半にイギリス出身ながらサザン・ブルーズ・ロックで人気を集めたバンド『Foghat』のメンバーが始めたワイナリー。元々はFoghatのファンであったTalleyVineyardsなどで活躍したワインメーカーのスティーブ・ラスミューセン氏がFoghatのライブをパソロブレスで見て、そこでオリジナル・メンバーの一人でドラマーのロジャー・アール氏と交流を開始する。ロジャーと奥さんのリンダ氏と共に3人で2008年にパソロブレス産のカベルネ・ソーヴィニヨンを90ケース造ってから現在はサンタバーバラのサンタ・マリア・バレーAVA産のシャルドネとピノ・ノワール、同サンタ・イネズ・バレーAVA産のカベルネ・ソーヴィニヨンなどもラインアップに加え生産を大幅に増やしている。価格も20ドル~25ドルに設定されてる。 ロジャー・アール氏と奥さんのリンダさん。 (イメージ:Foghat Cellarsより) ちなみにFoghatは日本語では『フォガット』と呼ぶらしい。昔からFog(霧)Hat(帽子)と思っていたので『フォグ・ハット』呼ぶのと思っていたが、この記事を読んでから、実際のところどっちが正しい呼び方なのかが気になって頭は悩まされている・・・全く関係ないことだが、木管楽器の『バスーン』が『ファゴット』と呼ばれることを知ったときと同じくらいの衝撃を受けている・・・ エルビスとファゴット。 (イメージ:Elvis Blogより) こんなもやもやを状態を晴らすのに抜群の一曲。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

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SFクロニクル 2013注目ワインメーカー

恒例のサンフランシスコ・クロニクル紙の<注目ワインメーカー>が掲載された。今回は5名のワインメーカーが取り上げられた。 (イメージ:Kineroより) <KineroとDenner>のAnthony Yount/アンソニー・ヨント氏(27歳) 今回、選ばれたワインメーカーの中で最も若いワインメーカー。大学卒業後、パソロブレスのDennerやVilla Creek Wineryでワイン醸造を身につけ、パソロブレス特有のローヌ系の葡萄でのワイン造りに取り込む。現在は自身のワイナリーではグルナッシュ・ブラン、ローサンヌ、シャルドネなどと白ワインをリリース。一方、修行先であったDennerでもワインメーカーとして活躍しており、グルナッシュ・シラー・ムールヴェードル、クノワーズ、サンソーの南ローヌ<シャトーヌフ・デ・パフ>ブレンドは高い評価を獲得している。 (イメージ:GrossVentreより) <SkinnerとGros Ventre>のChris Pittenger/クリス・ピッテンジャー氏(41歳) Robert Biale、Williams-Selyem、Marcassin Wineryでワイナリー経験を積み上げた後に2007年にシエラ・フットヒルのSkinnerのワインメーカーに抜擢。エル・ドラド特有の標高750~900メーターで栽培されるローヌ系の葡萄を専門に行なっている。Skinnerと同時にこれまでの修行先での経験を活かしピノ・ノワール専門のワイナリーGrosVentreを奥さんと旗揚げ。ソノマ・コースト、ロシアン・リバー・バレー、アンダーソン・バレーと北カリフォルニアを代表するピノ産地からそれぞれの産地特徴を活かす形で上質なピノ造りも行なっている。 (イメージ:D’AmoreDistributionより) <Neyers>のTadeo Borchardt/タディオ・ボーチャード氏(40歳) 学校の教師からワインメーカーに転職したボーチャード氏の変わった経歴。ニュージーランドでのワイン造り経験を経て、2004年はナパのネイヤーでアシスタント・ワインメーカーとして採用される。その後はワインメーカーに昇格し、今に至る。ネイヤー特長はカリフォルニア産の葡萄で<オールド・ワールド>スタイルのワイン造りを行なっているところ。ネイヤーのオーナーは元々はワイン・インポーターのカーミット・リンチ氏と一緒にヨーロッパのナチュラル・ワインを専門に輸入を行なっていた。近々、ボーチャード氏はネイヤーと別に独自のワインをリリース予定。 (イメージ:LodiWineより) <Forlon Hope>のMatthew Rorick/マシュー・ローリック氏(41歳) このブログでも何度か紹介させていただいているナパの南に位置するスイサン・バレーのフォーロン・ホープのオーナー/ワインメーカーのローリック氏。ポルトガルのAlvarelhao(アルヴァレリャン種)やVerdelho(ベルデホ種)、オーストリアのSt. Laurent(サンクト・ラウレント種)、フランスのTrousseau Gris(トルソー・グリ種)などとカリフォルニアでは馴染みの薄い品種でワイン造りを行なっていることで知られている。この先のサンタバーバラ産のリースリングやナパ産のヴァルディギエ種(Valdiguié)などとこれまで挑戦する人が少なかった品種で新たな道を切り開く予定。 (イメージ:LaRueWineより) <LaRueとKamen>のKaty Wilson/ケイティ・ウィルソン氏(30歳) 10代の頃からワイン造りにを職業にしたいと、母国を離れオーストラリアやニュージーランドでワイン造りの修行に出る。帰国後、ソノマのフラワーズのワインメーカー、ロス・コブ氏のアシスタントの職に付く。ここでピノ・ノワールの扱い方を一流のワインメーカーから学び、次にソノマのKamenEstateでピノ造りの修行を続けると同時にカベルネ・ソーヴィニヨンの扱い方をKamenのコンサルタントを行なっているマーク・ヘロルド氏から学ぶ。Kamenの採用条件の一つに独自のワイン造りを許可されることで、機会を見計らってワイン造りの師匠の一人であるロス・コブ氏の協力を得てラ・ルーを旗揚げ。現在はコブ氏の畑から上質なピノを譲り受けており、短期間でソノマ・コーストのトップピノ・メーカーの一人に上り詰めている。 (ニュース・ソース:SanFanciscoChronicleより)

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ワイン試飲会での作法・・・

(イメージ:WineTerroirsより) ワイナリーめぐりでテースティングやワイン試飲会で一つの同じグラスで回ることが増えてきた。複数の人が同じグラスから試飲するわけでもないので、特に気にすることなく試飲を楽しむことができるが、案外知られていない一つのワイングラスで試飲する際のおきてで間違った解釈をしていたことが、あるブログのとうこうを読んで気づかされた。 皆さんもよく行なうと思いますが、赤ワインを試飲した後に次のブースで白ワインから試飲を再開する際に、ブースに用意された水で簡単にグラスをリンスする行為をよくとると思いますが、実はこれ、<ダメ・ダメ>行為のようです。 (イメージ:WineTerroirsより) パソロブレスの<タブラス・クリーク・ヴィンヤード>で実際に水でグラスをリンスする実験を実施し、その結果をブログで公表した。リンスしたグラスとそのままのグラスにワインを注ぎ、アルコールの度数を測定してみたら、度数が6.9%違っていることが判明。仮に1オンス(29.6ml)のワインをグラスに注いだとしたら、リンスしたグラスに残っている水滴が2.1mlがワインに含まれていることとなり、13.5%のアルコール度数のワインが12.6%に変ってしまったこととなる。あくまでアルコール度数の話ですが、仮に13.5%の度数のワインに12.6%に度数を下げるために水を加えたとしたら、味もそれなりに変ることが想像できる。また、ウィスキーや焼酎など度数が高いスピリッツを水割りで飲むことで本来の味に影響を与えていることは承知と思います。ワインの場合、水や氷を加えることで液体の厚み(ボディ)や後味(フィニッシュ)に影響を与えるのは一目瞭然。タブラス・クリークでは水道水、浄水器でフィルターされた水やボトル詰めのミネラル・ウォーターなどいくつか水で実験を行い、多少の差は水分に含まれる酸の度数で違いが現れたが、液体を薄める観点からすべて大体近い数値を記録した。 タブラス・クリークでのおすすめは前のワインのがグラスに残っている場合、次に試飲するワインを微量に注いでもらい、それでグラスをリンスするのが最も簡単にグラスをニュートラルに近い状態に戻すことが出来ると説明。注いでいる人には嫌がられるかもしれないが、正直、注ぐ側がそのリクエストを断る人もそうもいない。あるブログを読んで<せっかくいただくワインの味わいが変るので、お願いします>っとお願いすれば、99%OKになると思いますので、是非、実施してみてください。 (イメージ:TablasCreekより) (ニュース・ソース:BlogTablasCreekより)

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カリフォルニアの<ガラジスト・フェスティバル>開催

(イメージ:PasoGargasiteFacebookより) フランスのボルドーが発祥の<ガラジストGaragiste>ワイン(ガレージ・ワインを造る人)のムーブメントがカリフォルニアでも少しづつ勢いを増してきている。11月の8~11日の3日間でセントラル・コーストの48のガラジスト・ワイナリーがパソロブレスで開催される<ガラジスト・フェスティバル>でワイン造りのうでまいを披露する。 今年は第2回目のフェスティバルとなり、アメリカ全国で3000のガラジストがいると言われている中、パソロブレス/サンタ・イネズ周辺だけで200のガラジストがいる。 <ガラジストの定義>は特に定められていないため、大まかに小規模(年間生産量が1200ケース以下)のワイナリーをガラジストに含めている。また、フランスのように<シャトー・ド・ヴァランドローChateau de Valandraud(解説、ブログ)>のような、カリフォルニアではガラジスト看板を背負う存在はない。元々はボルドーでは老舗シャトーが造るワインのスタイルに対して、革命的な息吹を吹き込むコンセプトで旗揚げしたが、アメリカではそのコンセプトへの理解されていても、ガラジストの言葉が浸透しているとは言えない。このフェスティバルを主催する団体自体もガラジストたちで構成されており、フェスティバルを通じて<ガラジスト>のコンセプトと言葉を広めている。ここで集めた収益はワインメーカーの教育やワイン・ビジネスの雇用に向けての教育のために利用される。 パソロブレスの<ガラジスト>の特徴をいくつか: – 50%がここ6年以内にワイン造りをはじめた – ヴィンテージごとに3~4種類のワインを造る – 25%が葡萄畑を所有する – 30%が葡萄畑を所有せず、100%農家から供給してもらう – 45%が畑を部分的に所有し、栽培も行なう – 62%がテースティング・ルームをもたない – 80%がオーナーとワインメーカーである – 40%が2つ以上の仕事(副業)を行なっている – 48種類の葡萄品種が活用されている 地域別ワイン・スタイル: – 31%がローヌ・スタイル(シラー、ヴィオニエ、ルーサンヌなど) – 15%ブルゴーニュ・スタイル(ピノ・ノワール、シャルドネなど) – 8%がボルドー・スタイル(カベルネ・ソーヴィニヨン、ソーヴィニヨン・ブランなど) – 8%がスペイン・スタイル(テンプラニーニョ、アルバリーノなど) – 38%が特定がなく、供給可能の品種を活用。 赤・白の選択: – 29%が赤ワインのみ – … Continue reading

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ワイン・ニュースのまとめ

先週はボルドーのサンテミリオンAOCの格付け関連のニュースが多くの割合をしめていたが、それ以外でいくつかのニュースを紹介します。 *** 最新レストランの完成予想画 (イメージ:DisneyParksより) アメリカのディズニーワールド(フロリダ州)で初めて園内でアルコールを提供するレストランがオープンする。11月にオープン予定のレストラン「ビー・アワ・ゲスト」では<美女と野獣>のテーマにした晩餐会ディナーができ、フレンチのコース料理にはビールとワインが用意される。 個人的にはディズニーランドとは縁がなく、ディズニー体験を楽しむのにアルコールが必要なのか否かは全くわからないが、子供がディズニー映画の食事体験をするのわかるが、わざわさディズニーに行ってアニメの世界で本格フレンチのコースをする大人の感覚が今一つわからない・・・それとも子供にファイン・ダイニングを紹介する最適な場所になるのかもしれない。いずれにしても、おませな子供または子ずれで疲れた果てた親の溜まり場にならないように気をつけていただきたい。 ちなみにディズニーとワインは全く縁がないわけでもない。ディズニーのディズニーランド以外の施設ではアルコールは普通に提供している。フロリダのEPCOTではワイン・フェスティバルまでも開催している。 EPCOTのワイン・フェスティバルの様子 (イメージ:TheTravelers.comより) (ニュース・ソース:OrlandoSentinelより) *** ワイン専門誌のワイン・スペクテーターが恒例のビデオ・コンテストを開催しており、ファイナリストが発表された。このブログが掲載される頃はすでに勝者が決まっていると思うが、個人的には映画『バス男』(原題: Napoleon Dynamite, ナポレオン・ダイナマイト)をパロディーにしたナポレオン・ワイノマイト(Napoleon Wynomite)がオススメ。 『バス男』をご覧の方はご存知と思うが、映画自体が一般社会に馴染めない若者を誇張したアメリカ社会のパロディーに映画なのに、それを更なるパロディーにするとは・・・このビデオを制作したのが以外、Ravenswoodのジョエル・ロバートソン氏。 コンテストの結果はこちらから。 (ニュースソース:WineSpectatorより) *** 最後にもう一つビデオ関連で、パソロブレス産地をPRするビデオが個人的にはかなりお気に入り。基本的に産地や業界の共同組合のPRビデオは、<ワイン・カントリーの風景>+<ワインを注ぐショット>+<男女が楽しんで飲む様子>のパターンが勝利の方程式のように活用されるがパソは違う。 ここでは「パソ・ワイン・マン」のキャラクターが登場し、ダンディーでワイルドな雰囲気をかもし出しながら、言葉の内容とデリバリーで笑いをとる。そう、アメリカ人が好きでやまない『裸の銃を持つ男』のパターン。英語とアメリカン・ポップ・カルチャーが理解できない人には、どこで笑えばいいのかわかりにくく、ただのふざけた動画にしか見えないが、このビデオ、本当によく出来ていると思う。今回は葡萄品種がテーマになっていて、おそらくYouTube限定のPRビデオだと思うが、一般のTVコマーシャルに採用したらヒットCMになってもおかしくない。 (ニュースソース:PasoRoblesWineCountryより) *** これまでとは無関係だが、ついでにもう一本。今、日中や日韓関係で緊張感が走っているが、実はアメリカではここ最近、韓国人タレントの変わり者ものダンスビデオが大ヒット。パロディービデオもたくさん出ていて、先週末のアメリカの人気お笑いバラエティー番組の<サタデーナイトライブ>にも出演。 Gangnam Style 言葉がわからなくても楽しめる動き、これは日本でもヒットするのでは・・・最近の緊迫緩和にいいと思う。

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