Tag Archives: ソムリエ

ワイン・ニュースのまとめ

先週のワイン関連のニュースをいくつか紹介します。 まずはイタリアのピエモンテ地方のバローロDOCGに関するニュース。バローロは基本的に11つのコムーネ(村・ゾーン)で構成されている。代表的なところでは<Barolo/バローロ>、<Castiglione Falletto/カスティリオーネ・ファッレット>、<La Morra/ラ・モッラ>、<Monforte d’Alba/モンフォルテ・ダルバ>、<Serralunga d’Alba/セッラルンガ・ダルバ>など各コムーネの中でもブルゴーニュに見習って畑のランキング(Grand Cru制度)を取り入れるようになり、結果的にこれが葡萄の取引価格およびワイン価格を左右する。畑のランキングは主に何人かの専門家に土壌や気候の分析を行い、地元生産者とネゴシアンたちが合意している畑のマップが存在する。 (イメージ:WineDineGuideより) バローロでは<Cru制度>と呼んでおり、各ゾーン内では現在では<暗黙の了解>のような形で何十年も続いてきた畑のCruマップで活動してきたが、Baroloゾーン内のCannubiコムーネ(村)の畑の所有者Marchesi di BaroloワイナリーのErnesto Abbona氏が面積の大きさに不服を抱き、これまで15ヘクタールの認定を34ヘクタールに認定変更を訴える裁判がイタリアのローマ最高法定で判断が行なわれ、地元関係者の間では畑の拡大に対して反対が多かった中、裁判所は拡大を認める判決を下した。Abbona氏は2010年に地元裁判所で面積拡大を訴え、勝利し、そして判決が逆転する経緯があり、今回はイタリアの最高裁判所での訴えとなった。地元関係者によると、これまで何十年も続いてきた制度で地元関係者同士合意のもとで決めた区域を裁判所で変更されられるのは、バローロに対する信頼と信用を失うことにしかねないと懸念を漏らしている。 (イメージ:TheWineBeatersより) 最初はこのニュースで何が大きな問題なのかがよく理解できなかったが、色々なブログで意見を読んでいても<地元>と<お国>との間で考え方の違いが存在することが鍵を握っているような気がする・・・特にバローロでは地元関係者の多くが納得のいくシステムをわざわざ作ったのに、それをよそから変更しなさいと言われるのは気分はよろしくない、一方、当事者のAbbona氏は畑が部分的に違う評価がされているのも不思議な話。 (ニュース・ソース:WineSearcher.comより) *** 今度はフランスのAOC関連のニュース。ソーヴィニヨン・ブラン種で有名なロワール地方の東側に位置するサンセールAOCが210キロ離れたトゥールAOC(ほぼ中央)に吸収され、まずは「サンセールAOC」の名称が使えなくなり、<Sancerre/サンセール>自体の称号が保護されなくなると地元関係者は激怒している。フランス政府の農業省の原産地呼称委員会(Institut National des Appellations d’Origine、 INAO)が管理するアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(Appellation d’Origine Contrôlée、AOC)は予算不足でサンセールAOCの事務機能を閉鎖すると判断。 (イメージ:Wine Terroirsより) 地元生産者はこれまでと同様の会費をINAOに支払いながら、これまで活動してきた産地名で活動できなくなり、同時にPR面や称号を保護する面でも「サンセールAOC」は消えることとなる。地元生産者は自ら<Sancerre/サンセール>の商標認定を行い、関係者が共有できるトレードマークを作る動きがでているが、フランス政府は他のAOCでもこのようなAOC制度からの離脱行為を防ぐために、この<トレードマーク共有案>をつぶすと関係者は推測している。 実に難しい状況だが、正式名所が<トゥールAOC>であろうと、今後もワイン・ラベルには<Sancerre/サンセール>の文字を活用するわけで、そこら辺は慣れのような気がするが・・・それより偽物<Sancerre/サンセール>または勝手に<Sancerre/サンセール>とワイン・ラベルに表記するの防止する管理システムをINAOに考えてもらったほうが重要なような気がするのですが・・・ (ニュース・ソース:Jim’s Loireより) *** 最後はアメリカ人マスター・ソムリエのリチャード・ベッツ氏が<こすると香りがする>特殊な紙でできたワインの香りを学ぶ本を出版。アメリカでは「Scratch n’ Sniff(直訳:こすって・香る)」と呼ぶ子供向けの絵本やシールなどでよく使用される技術。『The Essential Scratch and Sniff Guide to … Continue reading

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マスター・ソムリエ試験

先週、テキサス州ダラスのフォーシーズン・ホテルでアメリカ支部のマスター・ソムリエ資格の試験が開催され、受験者70人中わずか1人だけが合格したことから、試験内容に関する様々な意見が飛び交っている。 最近、ドキュメンタリー映画の『SOMM』がメディアで取り上げられるようになり<マスター・ソムリエ試験>に対する注目が高まる中での試験開催となった。過去にマスター・ソムリエ試験に挑戦し、今回受験した参加者は今年の試験はこれまで以上に難しかったとの意見が多くでていた。これまではワインに関する様々な知識に対する暗記力が大きく試されたのだが、今回からは暗記力とそれを口頭で説明できる能力も特に重視されたと不合格者はコメントしている。 マスター・ソムリエ試験は3つ部門に分かれていて、ワイン知識、サービス、ブラインド・テースティングに分かれる。各分野をクリアするには75%の正解率・合格ラインをクリアすることが必要。マスター・ソムリエ試験の場合、1つの分野に合格し、残りの2つの分野に合格するのに2年の猶予が与えられる。ただし、2年過ぎると、また最初から受験する必要がある。平均で6~9年かけて合格者が出る。最短でも4年は掛かっている。ちなみにアメリカ支部では年に2回試験は実施される。 (イメージ:Master Sommelier US Twitterより) マスター・ソムリエ試験のアメリカ支部の担当者は試験内容が難しくなったことは認めたが、決して合格者を減らすためではなく、ワインのスタンダードが変わってきたことが変更の大きな理由と説明している。受験する人の年齢層も若くなってきて、特にここ最近マスター・ソムリエの資格を取得した人たちは、ワイン産業に働くだけでなく、ワイン・スクールの開催、ワイン産地の訪問ツアー、そして試験の問題制作に加わることがあり、幅広く活躍する場面が増えてきた。これまでの暗記力以外にもワインを正確に伝える能力も、今後、新しくマスター・ソムリエになられる人にとっては必要な能力になることから試験に加えたことを認めた。 アメリカ支部マスター・ソムリエ試験の合格率は2001年から2013年の間の平均が10%程度。2005年には26%の受験者が合格したのに、2010年には3%に止まった。今年の合格率がこれまで最低に止まったが、40年間で202人のマスター・ソムリエのうち半分以上がアメリカ支部から選出されている。 ちなみ今回の試験で合格したのはラスベガスのアリア・リゾート&カジノ内にある<Sage>でソムリエとして働いているベテランのニック・ヘッツル氏。 (イメージ:Sommelier Internationalより) (ニュース・ソース:Decanterより)

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アメリカの人気ソムリエ

日本人で<ワインの専門家>と言えばソムリエの称号を持つ人が直ぐに頭に浮かんでくるが、アメリカを含めてヨーロッパなどでは醸造家、ワイン・コンサルタント、ワイン批評家、ときにはインポーターがワインのスペシャリストとして連想することが多く、以外にソムリエにはそれほど陽の当たらない。しかし最近、特にアメリカでは、その傾向も少しづつ変化しているような気がする。 (イメージ:SandhiWinesより) これまでも何度かこのブログ(その1、2、3)でも取り上げたことがあるラジャット・パー氏(Rajat Parr)はワイン・ニュースやブログの間ではレギュラーになりつつある。人気レストランのソムリエから独自の小規模ワイナリーの経営者まで複数の顔を持ち、サンフランシスコの人気レストラン『RN74』の2号と3号店のオープン、カリフォルニア産のシャルドネとピノ・ノワール専用のワイン・イベント『In Pursuit of Balance』の主催、SandhiとRPMなど自ら複数のパートナーと運営するワイナリーからの最新のリリース、Evening Land Vineyardsが以前所有していたサンタ・リタ・ヒルズAVAのピノ・ノワールの畑をワインメーカーのサシ・モアーマン氏に共同で購入しDomaine de la Côteの新たなワイン・ブランドを始めるなど、今年に入ってからだけでも何度もニュース・メーカーとして取り上げられている。パー氏は最近のインタビューでアメリカで活躍するプロフェッショナルのソムリエに対し彼がキャリアをスタートした90年代とは変わったと説明、特にビジネス面でソムリエがレストランの売上・業績に対する貢献度にも大きく影響していることを理解されていてソムリエに対する注目度は確実に変わっていると話している。 サンタバーバラのサンタ・リタ・ヒルズのピノを使用したSandhiワイン。 (イメージ:SandhiWinesより) *** (イメージ:AlpanaSinghより) アルパナ・シン氏(Alpana Singh)も注目を集めているソムリエの一人。最年少の女性マスター・ソムリエ資格を21歳で取得してからシカゴ・エリアのソムリエとして活躍。昨年12月に彼女もオーナー・グループの一員としてシカゴにオープンしたレストラン『The Boarding House』は大盛況。500種類のワインをストックしており、1ヶ月で約1800本を平均1本70ドルで販売している人気レストラン。また長年、PBSテレビで放送されているレストラン紹介番組『Check, Please!』ではワインに関する一般からの質問に対してアドバイスコーナーではワイン・タレントとしても活躍している。 TheBoardingHouseの目玉の一つが1万本のワイングラスが天井から吊るされ作られたシャンデリア。 (イメージ:TheBoardingHouseより) *** (イメージ:SPQRより) もう一人長年ソムリエ兼レストラン・オーナーとして活躍しているのが、シェリー・リンデグレン氏(Shelley Lindgren)。サンフランシ スコにカリフォルニア・スタイルのイタリアン・レストランを2つオープンし、カジュアルから創作イタリアンを厳選されたイタリアからのワイ ンリストに合わせて楽しむレストラン『SPQR』と『A16』を経営している。彼女の成功はベイエリアに止まらず、海を渡って日本でも飛び火。カジュアル・イタリアンで手作りピザが味わえる『A16 東京店』は東京駅近辺の丸の内ブリックスクエアにお店をオープンしているので、ご関心の方は是非、のぞいて見てください。 イタリア産のロゼや白ワインは今の季節にぴったり。 (イメージ:A16より) (ニュース・ソース:ShankenNewsDailyとDecanterより)

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ワイン・ニュースのまとめ

カリフォルニアのリッジ・ヴィンヤードのポール・ドレイパー氏が先週ドイツで開催されたProWeinで『インスチチュート・オブ・マスター・オブ・ワイン』から<ワインメーカーズ・ワインメーカー賞>の表彰を受けた。 ドイツで開催されたProWeinに参加したポール・ドレーパー氏。 (イメージ:Decanterより) 『インスチチュート・オブ・マスター・オブ・ワイン』はイギリスに本部を構えるワイン醸造家で構成される50年以上の歴史を待つ組織。ソムリエ協会のように有能なワイン醸造に対して<ワイン・マスター>の資格を認定する。<ワインメーカーズ・ワインメーカー賞>は醸造家の中で最も有能なワインメーカーに与える賞で、これまでドレイパー氏以外にスペインの<ピングス>の醸造で有名なピーター・シセック氏とオーストラリアの<ペンフォールド・グランジ>で知られているピーター・ガゴ氏の2名が受賞している。 ドレイパー氏は1969年からワイン造りをカリフォルニアで行なっており、常に高い評価を得ているジンファンデル種に限らず、サンタ・クルーズで栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどの様々は品種を駆使して常にハイ・クオリティーのワインを造り上げている。ご近所のランダル・グラハム氏と同様にワイン醸造に関して数多くの媒体で考えや意見を共有し、常に2人の造るワイン、そして、それを達成するためにとる様々な判断は注目を集めている。カリフォルニアのカルト・ワインは<究極>を追求するワインであるの出れば、ドレイパー氏やグラハム氏のワインは<本格>を追求するワインであり、アメリカを代表する有能なワインメーカーとしてすでに地位を確立している。 リッジの変わらぬラベルはシンプルで愛される理由の一つだが、裏ラベルは醸造方法を細かく説明しており、常に透明性を重要視している。(イメージ:RidgeVineyardsより) 日本専用のリッジのサイトはこちらから (ニュース・ソース:Decanterより) *** ワインメーカーに続いて、次はソムリエの話題。週末に東京国際フォーラムで開かれたソムリエ世界一を決める世界大会の結果発表。優勝者はスイス出身のパオロ・バッソ氏。残念ながら<日の丸戦士>の森覚氏は14位に終わった。ただし、先週のブログで取り上げたカナダ出身のヴェロニク・リヴェストさんは見事2位を獲得。 表彰式の様子がYouTubeにアップロードされているので、どうぞ。 吉本新喜劇または『8時だよ、全員集合』の飲食店のセットが舞台に組まれてて、本当にここでソムリエ世界一を決める大会なのか一瞬疑ってしまう・・・ (ニュース・ソース:日本ソムリエ協会より) *** (イメージ:FINARE VINAREより) 最後はシャンパーニュ地方のアヴィズ地区のドメーヌ・ジャック・セロスが盗難被害にあった。約3,500本、30万ユーロ(3600万円)相当のシャンパンが計画的に貯蔵倉庫から奪われた。これらのワインはアメリカと日本へ輸出する予定であった。日本国内では1本1万5千円~3万円相当の小売価格で販売されいる。ワイン以外にも1万6千枚のラベル・エチケットと1万2千個のコルク・カバーが一緒に奪われ、偽物ボトルに利用されることも関係者は懸念される。ジャック・セロスは年間57,000本のシャンパンを生産しており、自社が所有する畑のみからワイン造りを行なうドメーヌの一つ。 以前にもブログで紹介したことがある『Substance』も盗難被害に一つ。(イメージ:McDuff’s Food & Wine Trailより) (ニュース・ソース:Decanterより)

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東京開催のソムリエ世界一を決める大会

今週の27日~29日にかけて<世界一のソムリエ>の称号を競う大会が東京のグランド・プリンス・ホテル高輪、決勝は東京国際フォーラムで開催される。この大会はフランスに本部を構える国際ソムリエ協会が主催する大会で3年ごとに開催される、<ソムリエ界のオリンピック>とも知られている大会。大会参加に向けて準備をしているカナダ出身のソムリエ2名の特集記事がマクリーンズ誌に掲載されたので内容を簡単に紹介させていただきます。 記事は共にカナダでソムリエとして活躍しているヴェロニーク・リベストさんとウィル・プレドホーム氏の準備様子を紹介。2月にトロントの人気レストラン『Momofuku Toronto』(ニューヨークの人気レストランの支店)で同じくカナダ出身の<マスター・ソムリエ>ブルース・ウォルナー氏を含む数名の地元ソムリエが集結し、世界大会の競技種目を再現する練習会が行なわれた。 カナダ代表のソムリエが練習会場として利用した「Momofuku」はラーメンからファイン・ダイニングを楽しめる人気の総合レストラン。 (イメージ:RetailDesignBlogより) 代表的な種目の一つが「ブラインド・テースティング」。単純に<利き酒>と言っても近所の呑み屋でやるような利き酒大会と一味違う。まずはワインの味わいや特徴をきちんと説明できなければいけない。次に葡萄の品種を正確に判断するのだけでなく、生産地を判断し、ワインに合う料理を判断し、これを2分以内に行い、そして、極めつけは自分の母国語以外ですべて行なう!!!さすが世界の一を競うだけの大会、オリンピックどろこか東大合格するより難易度が高いような気がする・・・この他にワイン以外の飲み物(酒類だけでなくお茶やミネラル・ウォーターも含む)の知識が試され、ウェイターとしての腕前を披露する極めつけ競技は決められた時間内で12名程度のお客さんに対して均等にワインを注ぐコンテストなどと総勢6000人程度の観客が息をのむ迫力と緊張感が体感できる競技が盛りだくさん。 記事では練習中にスペインのグラナッチャ(グルナッシュ)をマルベックと間違えるなど、専門職の人にとってもかなり難しい内容。ちなみに不思議なことに<マスター・ソムリエ>のブルースさんはこのような大会は苦手で代表権を獲得できず、何度も<マスター・ソムリエ>の試験に落ちてるお二人は、様々なコンテストの常連・・・ カナダ代表のお二人。 (イメージ:Maclean’s/Cole Garsideより) 日本からはホテル・ニューオータニの『トゥールダルジャン』に勤務する森覚氏が誇らしく日の丸を代表してくれる。本命にするのはプレッシャーが掛かって気の毒になるので、「対抗」または「単穴」ぐらいにしておきましょう。ちなみに前回、東京開催したときの勝者が、かの日本を代表するワインエキスパート、キング・シンヤこと田崎さんでした。 この大会にご関心が御ありの方は<日本ソムリエ協会>のサイトから情報をゲットしてください! これも立派なブラインド・テースティングの一種。 (イメージ:DandelionWineShopより) (ニュース・ソース:Maclean’sより)

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ソムリエ用語(パート2)

ニューヨーク・タイムズ紙で紹介されたソムリエが使うワイン用語の続きです。 *ワイン・グラスの種類* ワインに合うグラスを選ぶ際に次の用語が使われる。 BURG(S) (バーグ)=高級なブルゴーニュワインにはブランデーグラスのような 底が丸い大きめなグラス。 A.P. = All Purposeの略。赤・白用の万能ワイン・グラス。 CHARDS(シャーズ) = シャルドネ専用のグラス。 BORDEAUX(ボルドー) = クラレットまたはボルドー用のグラス。 CORDIALS(コーディアル) = デザートまたはポート用のグラス。 SOMM SERIES(ソム・シリーズ) = レストランで一番高級なグラス。 *ワインを提供する* デキャンは普通にデキャンタだが、流れを示すソムリエ用語がある。 WARM IT(ウォーム/温める) = デキャンを開始すること。 BREATHE(ブリーズ/呼吸する)= 空気に触れさせる。 REMOVE SEDIMENT(リムーヴ・セディメント)= 澱を取り除く。 時には空気に触れさせるスピードを上げるためまたは澱をきれいに取り除くために DOUBLE DECANT(ダブル・デキャン/再度デキャン)を行う。 デキャン以外にも事前にグラスに飲むワインを注ぎグラスに香り付けまたは嫌な匂い消しをするのを: CHARGE(チャージ) AVVINARE(アヴィナール) PRIME(プライム) SEASON(シーズン) とも言う。 <アヴィナール>はイタリアのワイン用語と理解している。<チャージ>は携帯電話を充電機に接続するように、使う前の事準備を行う意味で使われていると思う。<プライム>と<シーズン>は<チャージ>と同じように使用前の事前準備ができていて<ベストの状態>を意味ことで一般的にも使われる。 … Continue reading

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ソムリエ用語(パート1)

ニューヨーク・タイムズ紙にニューヨークのソムリエたちが職場で使う専門裏用語を紹介する記事が掲載された。将来的にアメリカでソムリエとして生計を立てる予定がなければ、全く実用性はない内容だが、ニューヨークで働くソムリエが頭の中が少し覗き見るすることができる気がして興味深い。いくつか印象的な用語を2回にわけて紹介します。 第1回目は<お客さんのタイプ>を表す用語。 高額なワインを注文する人を:WHALE(くじら)、 PLAYER(プレーヤー)、 BALLER(ボーラー)、 DEEP OCEAN(ディープ・オーシャン/深い海)と呼ぶらしい。 <くじら>は見た目どおり<太っ腹>に近い意味で使われると思う。最近、<大金をはたく>のを英語でDROP(ドロップ/落とす)と言う。例えば「あの人ワイン一本に1000ドルをドロップしたよ」などと普通に会話する。気兼ねなく、大金をドロップできる人をさし<ディープ・オーシャン>は気前がいい人を表し、<懐が深く>しかも<懐が暖かい>人に近いような気がする。 <プレーヤー>や<ボーラー>はギャンブルとスポーツ用語としてよく使われる。スポーツで大胆なプレーをする選手を<プレーヤー>や<ボーラー>と表すことがあり、そのままギャンブルでも大胆な賭けをする人を同様な言葉で表す。いつの間にかソムリエの間でも高額ワインを注文する人も大胆な行動を取っているように見え<プレーヤー>や<ボーラー>などが定着したのでは・・・ *** 専門誌のポイントや評価の高いワインだけを注文する人を:POINT GRABBER(ポイント・グラバー)、 POINT OR LABEL CHASER(ポイントまたはラベル・チェーサー)、 PARKER GUY(パーカー・ガイ)、 VINTAGE CHART HOLDER(ヴィンテージ・チャート・ホルダー)と呼ぶ。 <ポイント・グラバー>と<ポイントまたはラベル・チェーサー>は<グラブ/掴む>人と<チェーサー/追いかける>人の違いで使い分けるのだと思う。<パーカー・ガイ>は「あの人はナイス・ガイだね」のようにカジュアルに相手をからかうときの使うと想像する。 <ヴィンテージ・チャート・ホルダー>はヴィンテージ・チャート(豊作と不作の年)が頭に入っている人と表すのと思う。「○○年のXXないの?」と言われて、あのテーブルには戻りたくない気分で嫌味で使うような気がする。 *** 変わったワインを注文する人:CORK DORK(コーク・ドーク)、(WINE) GEEK(ワイン・ギーク/オタク)。 最初の<コーク・ドーク>はライム(韻を踏む)が掛かっているかわいらしい愛称。<ワイン・ギーク>のほうが冷たいような気がする。 *** ソムリエからの注意・注目を求める人:HIGH TOUCH(ハイ・タッチ)、 HIGH MAINTENANCE(ハイ・メンテナンス)、 NEEDY(ニーディー)。 日本で<ハイ・タッチ>はスポーツやカジュアルなシチュエーションで二人が挨拶代わりに手をたたく行為になるが、ここでは少し違う意味を持つ。ここでのは<ハイ>の意味は<回数の多さ>意味する。<ハイ・タッチ>の場合、おそらく西洋のファイン・ダイニングではフレンドリーながら大事なお客に好印象を与えるために、手をやさしく相手に差し支えない、腕や肩や背中などに触れる行為をとるのが普通。ここではソムリエと客が何度も手を触れる回数を面倒に思っているのだと思う。 <ハイ・メンテナンス>と<ニーディー/ニーズが多い)は結構どこでも使われる言葉。 *** 明日はお客さん以外のソムリエ専門用語の続きを紹介します。 (ニュース・ソース:NewYorkTimesより)

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ソムリエ関連のニュース

レストランでワインを楽しむのに欠かせないソムリエ関連のニュースをいくつか。 上映会で舞台挨拶を行なう『SOMM』の4人の主人公 (イメージ:WineFashionistaより) まずは以前にもこのブログでも紹介した映画『SOMM』が先週末のナパ・バレー映画フェスティバルで上映され、いくつかのサイトで映画の感想が掲載された。<ワイン・ファショニスタ>ブログのメリー・オルリン氏はアメリカ3大ネットワークの一つ<NBC>で9年間放送された『In Wine Country』のワイン情報番組のプロデューサーとして関わった実績の持ち主。やはりマスター・ソムリエ試験の裏側を覗かせる映画内容には非常に興味深い感想を述べている。また、主人公の4名のマスター・ソムリエの受験者が互いに準備のための勉強会の様子や先輩マスター・ソムリエからの個人指導などのシーンがヒューモアたっぷりで特に楽しめたと。作者自身もソムリエ試験に最近成功したことで、受験者の気持ちがよくわかることも述べている。実際に試験シーンの収録許可を得られなかったので、今だ謎が残るところはあるが、映像や特殊効果も上手に仕上がっている面を含めて全体的に上々な感想。唯一、欠点として述べていたのが上映時間が100分のところ。ワインの試飲シーンが多すぎるとか・・・ ワイン・スペクテーター誌も映画の批評を掲載。主に<ワイン・ファショニスタ>と同じような感想。特に4人の主人公のヒューマンの要素が上手に伝えられていると紹介。映画の上映時間の長さのほかに、今回映画に取り上げられた受験者の中に女性が選ばれなかったことが気になったようす。実際にアメリカでは18名の女性マスター・ソムリエがおり、現在、マスター・ソムリエを目指す受験者の4割が女性である。 (ニュース・ソース:WineFashionistaとWineSpectatorより) *** 次はスゴ裏技で世界記録を達成させた北京でソムリエとして活躍するイギリス人のニュース。とにかく動画をご覧ください。 何の意味がある裏技だかよくわからないが、お見事です。実際にこの映像は新記録達成の映像ではなく、記録更新した様子。動画ではグラスの種類が違ったいたらもう少し行けたと語っているが、果たしてどんなワイングラスがこの競技に適しているのか、少し気になった・・・ (ニュース・ソース:HuffingtonPostより) *** (イメージ:HuffingtonPostより) 最後は日本からソムリエではなくレストランのメートル・ド・テル(給仕)に関するニュース。世界一のメートル・ド・テルを決める「国際ジョルジュ・バティスト・カップ」(International Georges Baptiste Cup)が東京で開催され、シャトー・レストラン・ジョエル・ロブションのメートル・ド・テルの宮崎辰氏が見事、優勝! 大会には14か国から24人が参加。料理の提供する際の礼儀作法から料理に応じたワインの選択まで、給仕としてのあらゆる心得を9つのカテゴリー別に審査され、プロ部門と学生部門からそれぞれ1人ずつ最優秀者が選ばれる。(AFP BB Newsより) 宮崎氏は35歳で<世界一のウェーター>に上り詰めた。この大会は長い歴史があり、メートル・ド・テルはフレンチレストランには欠かせない存在。なじみの薄い職を日本人がこのように表彰されることで少しでも注目が上がることはいいことと思う。スピード、しなやかさ、正確さが重視される項目とされているようだが、眉毛の角度もかなり重要に感じられる・・・ (イメージ:HuffingtonPostより) (ニュースソース:HuffingtonPostより)

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マスター・ソムリエに関するドキュメンタリー映画

(イメージ:SOMMより) マスター・ソムリエ資格取得の試験に挑む4名のソムリエの試験体験を追うドキュメンタリー映画が11月の<ナパ・バレー映画フェスティバル>で初上映される。ドキュメンタリー映画のタイトルは『SOMM』で4名のソムリエを2年間、6カ国を渡って追跡する内容。 マスター・ソムリエ試験の合格率は非常に低く、ソムリエ資格取得者のみが推薦で受験できるため、これまでどのような内容で、どのように準備を行なっているのかが謎のまま。1969年以来世界で197名のみが試験に成功しており、ワインに関する知識以外に料理、スピリッツ、シガー、レストラン運営に関して知識も必要とされる。撮影はサンフランシスコ、ナパ、ソノマ、ブルゴーニュ、ボジョレー、シャンパーニュ、トスカーナ、ピエモンテ、ラインガウなどと主要なワイン産地を網羅している。 今回のドキュメンタリー映画の主人公たち (イメージ:SOMMFacebookより) 映画制作にはドキュメンタリー・リアリティ番組や歴史映画などを監督したJason Wise氏。予告編のクリップを見てわかると思いますが、謎を解明すドキュメンタリーより、どこかリアリティ番組に近い感覚がある。アメリカではカニ漁師、質屋、トラック運転手、割引クーポン集めの達人、子供のビューティー・コンテストなどといろんなジャンルのリアリティ番組が人気なので、うまくPRできればソムリエのリアリティも注目を浴びるはず。 これまでニューヨーク・タイムズ紙、ハフィントン・ポスト、Yahoo.com、ハリウッド・レポーター、SFクロニクル氏などで取り上げられ、やっと上映機会にこぎつける。日本での上映が実現するかは未定だが、是非とも今回の上映で成功を収めていただき、関心を高めて行ってもらいたい。 (ニュースソース:PressDemocratより)

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