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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:Wine Spectatorより) ワイン・スペクテーター誌の2013年の<トップ100>の第1位にスペイン・リオハ産の<Cune Rioja Imperial Gran Reserva 2004>が選ばれた。スペイン産のワインがWS誌の年間1位を獲得したのは初めてのこと。 このワイナリーは1879年に兄弟の<Eusebio Real de Ausa/イウセビオ・レアルーデ・アスア氏>と<Raimundo Real de Ausa/ライムンド・レアルーデ・アスア氏>が創めたワイナリー。今でも兄弟の祖先であるビクター・ウリータ氏(創業者から5代目)がワイナリーを営んでいる。 正式のワイナリー名称は<Compañía Vinícola del Norte de España/コンパーニャ・ビニコーラ・デル・ノルテ・デ・エスパーニャ>の頭文字はCVNEであるが、いつの間にか<CUNE/クネ>と呼ばれるようになる。実際にワインもCVNEとラベル表示されているものもあれば、CUNEも存在する、どう使い分けるのかがイマイチわからない・・・ 1位を獲得したワインの葡萄はテンプラニーニョ種が85%、グラシアーノ種(Gracianoはスペインのリオハ産地が特有でテンプラニーニョとブレンドで使われる)10%、そしてカリニャン種(Carignan/スペインではMazueloとも呼ばれる)5%をブレンドしたワイン。ワインは<グラン・レゼルバ>なので最低5年間の熟成期間が必要。うち、最低18ヶ月のオーク樽、36ヶ月の瓶での熟成が基準となる。この2004ヴィンテージは4000ケース生産された。 この老舗ワイナリー(ボデガ)はスペインのワイナリーとして最初にワインを海外輸出を行い、主にイギリス向けの輸出が多かったため、ワイン名に<Imperial/インペリアル>を選んだと説がある。残念ながら、日本には輸出していないようだが、ヨーロッパや北米にいかれる場合、今はまだお買得価格なので、ワインショップで探してみてください! (イメージ:CVNE Blogより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** (イメージ:Calistoga Ranchより) ナパ、ソノマ、サンタバーバラなど複数の産地でワイナリーを購入しているビル・フォーリー氏がナパ・バレーのカリストガ市のリゾート・ホテル<Calistoga Ranch>の経営グループに加わったニュースがワイン・スペクテーター誌が発表した。 フォーリー氏は全米最大規模を誇る保険会社フィデリティー・ナショナルの会長で1990年代にサンタバーバラのLincourtワイナリーを購入をきっかけに、現在はFirestone(サンタバーバラ)、Merus(ナパ)、Sebastiani(ソノマ)、Chalk Hill(ナパ)、そして複数のニュージーランドのワイン・ブランドのオーナー/パートナーとになっている。 今回、経営に参加するリゾート・ホテルは自然に囲まれた57室のブティック・コテージ・スタイルのホテル。自然やスパ施設で癒されるほかに2つのレストランがあり、ここで自身が所有するナパ(3ヶ所)、ソノマ(4ヶ所)、レイク(1ヶ所)のワインをテースティングできるようなサービスも提供する予定。実はホテル経営は初めてではなく、サンタバーバラにもリゾート・ホテル<Bacara>を経営しており、ここでも自身が所有するワイナリーと近所のワイナリーのワインをテースティングできるサービスを提供している。 (イメージ:Calistoga Ranchより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** (イメージ:SF Chronicle … Continue reading

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近代建設のワイナリー

イギリスのテレグラフ紙で近代的な建設設計で建てられたワイナリー施設の特集を掲載した。 以前にもこのブログでも紹介したイタリアのトスカーナ地方のスーパー・タスカンのAntinoriの斬新なワイナリーのデザインを取り上げるなど、このほかにもナパ、オーストラリア、スペインなどにも印象的な建設を駆使したワイナリーを紹介した。 まずは1998年に建てられたナパ・バレーのDominus Estateが紹介された。このワイナリーはスイス出身の設計チームがデザインした建物で、ナパの近代的なデザインのワイナリーの一つとして多くの注目を集めた。 遠くから見ると石が積まれたシンプルな建物に見えるが、近くにいくと鉄の骨組みの檻に無数の岩が置かれていて、光を通す壁になっている。実はこのワイナリーは一般向けのテースティングを行なっていないので招待なしでは敷地に入ることもできず、当然、勝手にワイナリーを見学することもができない。最近、新しいウエブサイトで建物のデザインを紹介しているので、そちらで多少ご覧いただけます。 (イメージ:Dominus Estateより) 次はオーストラリアのヴィクトリア州のヤラ・バレー産地にワイナリーを構えるMedhurst Wines。2012年にオーストラリア国内建築デザインの商業施設部門で表彰されたワイナリー。こちらはワイナリーでのテースティングを行なっているので、見学可能。巨大な壁を設置したようにしか見えないのだが、裏にあるワイナリー本体と上手に調和が取れたデザインであることを想像できる。 (イメージ:Medhurst Winesより) 最後はスペインのリオハから。正確にはリオハ・アルタ産地で創業125年の実績があるVina Tondonia Winery。こちらはワイナリー自体は古く味のある施設だが、新しいテースティング・ルームが最近開設されて建築デザインが注目を集めている。カラフをモチーフに正面・入り口のデザインが印象的で、また古い建物と上手にマッチさせているところが魅力的。 (イメージ:TondoniaWineryより) このほかにもイタリア、ポルトガル、中国などの斬新な建物のワイナリーがテレグラフ紙の記事の中で紹介されている。 (ニュース・ソース:Telegraphより)

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スペインのビエルゾ産地からメンシア種ワインを紹介

ワイン・スペクテーター誌主催の世界の生産者がニューヨークに集まる<ワイン・エクスペリエンス>が10月24日~26日に開催され、スペインを代表する生産者の一人、アルバロ・パラシオス氏が自らメンシア種から造ったワインの紹介を行なった。 アルバロ・パラシオス氏。 (イメージ:QUELUGOより) パラシオス氏は90年代前半にスペインで活躍する注目の<若手4人組>の生産者の一人として、バルセロナ近郊のプリオラート産地を拠点にスペイン特有の古木のグラナッチャ(グルナッシュ)をカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーなどとブレンドし、当時では斬新なワイン造りで高い評価を獲得した<L’Ermita/レルミタ>で一躍脚光を浴びるようになった。プリオラート産地の知名度を世界に広めただけでは満足できず、90年代後半には、今度はスペインの北西部(ポルトガルの北側)のビエルゾ産地を拠点に新たなプロジェクトの甥のリカルド・ペレズ氏と開始した。<Descendientes de J. Palacios/デスセンディエンテス・デ・J・パラシオス>(直訳:J・パラシオスの祖先)はアルバロ・パラシオス氏の父親でリオハ産地でワイン生産者として活躍するホセ・パラシオス氏に敬意を払うブランド名で、ビエルゾ産地特有のメンシア種を使用したワイン造りに取り組んだ。 (イメージ:Vinos del Mundoより) 若い頃はCh.ペトリュスでワイン造りの修行を行なったアルバロ氏は、ボルドーの伝統的なワイン造りの精神を取り入れているほかに、自身が共感する宗教的な秘法をワイン造りや場所選びのフィロソフィーにも取り入れている。中世時代のフランスからの修道士たちが修行の最終目的地としてビエルゾを選びそこで葡萄栽培に取り組んだ記録が残っている。それを裏付けるかのように、ビエルゾには放置状態の古木が多く存在し、修道士たちが植えた木の祖先となる葡萄の木が今でも実を付けビエルゾの西側に位置するCorullon村の急斜面にアルバロ氏は導かれた。甥のリカルド氏もフランスでワイン造りの修行を行い、叔父のアルバロ氏に誘われメンシア種でのワイン造りに取り付かれるようになる。 (イメージ:Vinos del Mundoより) プリオラートでもそうだが、ビエルゾでは急斜面で行なわれる古木での葡萄栽培にひかれ、また、ビエルゾの場合は粘土質の土壌が支流だが、Corullon村の斜面では変成岩で構成されており、片岩(シルト)と粘板岩(スレート)が混じる土壌での葡萄栽培となる。土壌を含めて、環境の特徴はブルゴーニュのコート・ドールやイタリアのピエモンテ地方のランゲ地区を思い起こさせられるとも説明している。<デスセンディエンテス>は全体で86エーカーの畑は20の区域に分かれており、それぞれの区域単位にワイン造りを行なう。区域の中でも<La Faraona/ラ・ファラオナ>が最も優れた葡萄で約1エーカーわずかの区域の畑は溶岩にクオーツや鉄などのミネラルが含まれている土壌。現在は8種類のワインが造られている。 (上イメージ:Wineanorak、下イメージ:Latintoreriaより) 単一畑ではLa Faraona (600ユーロ)、Moncerbal (60ユーロ)、Las Lamas (60ユーロ)、San Martin (60ユーロ)、Fontelas (100ユーロ)、Valdafoz (60ユーロ)がラインアップに加わっており。その他にCorullon(26ユーロ)とPetalos del Bierzo(13ユーロ)はいくつかの畑の葡萄を合わせてリーズナブル価格で提供されいるシリーズも存在する。(ちなみに日本国内では<Petalos/パタロス>を何度か見たことがある。) メンシア種の味わいは一時、カベルネ・フランと同一の品種ではないかと思われていたほど似ていて、ダーク・フルーツ(プラム、ブルーベリーなど)の味わいに、ハーブの香り(ミント、タイムの葉っぱなど)がする特徴で、酸もしっかりきいてて、タンニンも抽出されるスタイルのワインが造られている。 スペインまたはヨーロッパに行く機会があれば<デスセンディエンテス>を探してみるのもいいお土産になるかもしれない。 リカルド・ペレズ氏。 (イメージ:Avila Informacionより) (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

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インターナショナル・グルナッシュ・デー

(イメージ:Association Grenacheより) 今日(9月20日)はインターナショナル・グルナッシュ・デー。フランスを拠点に活動する非営利団体<Association Grenache>がグルナッシュ種のPR活動にワイン愛好家を召集する恒例のイベント。毎年9月の第3金曜をGrenache Day(G-Day)に設定し、世界各国でグルナッシュ・ワインを飲んで、主にソーシャル・メディアを通じてハッシュタッグ(#GrenacheDay)でツイッター、フェースブック、インスタグラムなどでグルナッシュ・ワインを共有し、更なるグルナッシュのPRを目指している。 <Association Grenache>にはフランス、スペイン、カリフォルニア、オーストラリアなどグルナッシュ種栽培に取り掛かっている生産国のワイン生産者、ソムリエ、ジャーナリストがメンバーとして加わっており、主にメンバー同士でのソーシャル・メディアを通じて様々のグルナッシュ・ワインを紹介している様子がすでにうかがえる。また、グルナッシュ・デーをレストランやイベント・スペースで祝うのであれば、<Association Grenache>が用意したGoogleMap専用ページに住所と連絡先を入力し、タグを張ってくれる。 (イメージ:Association Grenacheより) グルナッシュは世界規模で見ると実は最も栽培されているワイン用の葡萄品種である。主に南ローヌ地方のコート・デュ・ローヌやシャトーヌフ・デュ・パプなどのグルナッシュが有名だが、原産はお隣のスペインのアラゴン地方で<グルナッチャ>と呼ばれ、栽培量も大きくフランスを上回る。ニュー・ワールドではオーストラリアではローヌ地方でよく行なわれているグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル(GSM)ブレンドが人気で、単独よりもブレンドとしてサウス・オーストラリア州のワイナリーの多くはGSMワイン造りが行なっている。カリフォルニアに関してはセントラル・バレー産地のサン・ホワキン・バレーが1800年代には盛んに栽培を行なっており、そもそもホワイト・ジンファンデルのように甘いジャグ・ワイン用に栽培していた。20世紀後半には総生産量は大幅に激減したが、フランスのローヌ地方に敬意を払うカリフォルニアの生産者で構成された<ローヌ・レンジャーズ>が南ローヌに匹敵する味わいのワイン造りでグルナッシュ栽培が盛り返しを見せている。 グルナッシュの特徴の一つに名称の多さがよく取り上げられる。Association Grenacheが集計しただけでこれだけの名称が存在する。 Alicante、Alicante de Pays、Alicante Grenache、Alicantina、Aragonais、Aragonés、Bois jaune、Cannonaddu、Cannonau、Cannonao、Cannono、Carignane Rousse、Gironet、Granacha、Granacha del País、Granacha Negra、Granacha Tinta、Granacho、Granaxa、Granaxo、Grenache Rouge、Guarnaccia en Italie、Lladoner、Mencida、Navarra、Navarre de la Dordogne、Ranconnat、Redondal、Retagliadu Nieddu、Rivesaltes、Rivos-Altos、Roussillon、Roussillon Tinto、Rouvaillard、Sans Pareil、Santa Maria de Alcantara、Tinta、Tinta Menuda、Tinto、Tinto de Navalcarnero、Tintore di Spagna … Continue reading

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夏の締めくくりにスペイン・バスク地方のチャコリ・ワイン

(イメージ:Txakoblogより) 8月もそろそろ終わりに近づいてきて、夏の季節も完全に落ち着く前に、最後にサッパリ系の白ワインを紹介させていただきます。 スペイン北部のバスク地方にはTxakoliまたはChacoli(チャコリ)と呼ぶワインがある。バスクはカタランと同様に中央スペインと異なった文化、言語、習慣などが存在し、このワインも同様にバスク文化では当たり前で日ごろから楽しまれるワインだが、バスク地方の食文化にあまり関心がない人にとっては、あまり日が当たらないワイン。 (イメージ:MyBilbaoBizkaiaより) 主に2種類の葡萄品種<Hondarrabi Zuri/オンダラビ・スリ> (白)と<Hondarrabi Beltza/オンダラビ・ベルツァ>(赤)がチャコリ造りに使用され、白・赤・ロゼと複数のスタイルが存在するが、主に白ワインに赤ワイン用の葡萄が少量ブレンドされるワインが代表的なスタイルとなる。軽い天然炭酸(微発泡)が楽しめることができ、すっきりした酸味、ドライな喉ごし、かすかな塩分とミネラルの味わいは魚介類とのマッチングが抜群と知られている。底が平べったいワイングラスか普通のグラスに高い位置から注がれるワインは泡が増し、スパークリングのように楽しむことも一つの代表的な飲み方。 (イメージ:Webster’s Wine Barより) 主にスペインのバスク地方の西部の<Getaria/ゲタリア>(ギプスコア県)、<Biscay/ビスカイア>、<Alava/アラバ>の3地域が主要生産地として知られており、1989年にゲタリア地方がDO(Denominación de Origen/スペインのアペラシオン・システム)を取得し、その後、ビスカイアが1994年、アラバが2001年にDOを所得し、徐々にチャコリを造るワイナリーが増えバスク地区以外にも知れ渡ることとなる。 (イメージ:Los Angeles Timesより) 特にスペインのバスク地方の大西洋を面する沿岸部のチャコリを代表する3地域ではシーフードに合わせていただくが、特に代表的なメニューがパンの上にオイルたっぷりのアンチョビとチャコリとの愛称が抜群と言われている。 (イメージ:Lacunzaより) 日本にはいくつかのメーカーが入ってきており、平均で1本2000円~9000円などの価格帯。このワインの特徴の一つに基本的には早飲みワインでリリースから1年以内に楽しむもので、熟成用にはほとんど造っていないとか・・・古いヴィンテージも存在し、希少で高額で取り引きされているようだが、実際にワインとして美味しいのかは大きな謎・・・ (イメージ:GastronomiaVascaより) (ニュース・ソース:Los Angeles Timesより)

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<エル・ブジ>ワイン・コレクションのオークションに追加アイテム

(イメージ:Sotheby’sより) 2011年に閉鎖したスペインの伝説のレストラン<エル・ブジ>のセラー・ワインがサザビーズのオークション・ハウスで落札対象となるニュースは以前にもこのブログで紹介したが、新たにワインのほかに<エル・ブジ>で使用されていた備品やオーナー・シェフのフェラン・アドリア氏との特別ランチ・デートもオークションに掛けられる。 以前にも紹介したが、<エル・ブジ>で保管されていた8,807本のワインが4月に香港とニューヨークでオークションに掛けられる。8千本のワインのうち、最近このブログで何度か取り上げているスペインのヴェガ・シシリアの「ウニコ」は100本以上。またDRC、ドメーヌ・ルロワ、ドミニク・ラフォン、マルキ・ダンジュルヴィユなどを含むブルゴーニュ・ワインが2400本。ロワールのプイィ・フュメ地方の伝説のカルト・ワインメーカー故ディディエ・ダグノーの充実したコレクションも目玉の一つ。 ディディエ・ダグノーの代表作「シレックス」。 (イメージ:guialomejordelmundo.comより) ワインだけでも1億から1.5億円ほどの落札金額が集まる想定しているが、ワインのほかに<エル・ブジ>で使用したシェフ・ジャケット(フェランのサイン入り)が落札金額の1000ドルからスタート、調理道具のサイフォン(同じくサイン入り)が50ドルから、ステーキ・ナイフ・セットが1000ドル、変わった形の様々な食器セットが150ドルなどが追加された。このほかにオーナー・シェフのフェラン・アドリア氏とバルセロナの人気レストランの『TICKETS』で一緒に食事する権利が5000ドルでオークションがスタートする。 オークションの売上は<エル・ブジ>閉鎖後のアドリア氏の次のプロジェクト、料理の研究機関「エル・ブジ・ファウンデーション」の運営に使用される。 バルセロナのTICKETSとそこで出される和風創作料理の一つ。 (イメージ:smokeandumami.comとluxecityguides.comより) (ニュース・ソース:Eaterより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:Thienotより) エンターテインメント界の賞シーズンの大取りであるアカデミー賞が終了し、タキシードはやっと押入れの奥に片付けられる・・・今回の第85回目のアカデミー賞での公式シャンパンは比較的新しいメゾンのThiénot(ティエノ)が採用された。1985年に開業したシャンパン・ハウスで、年間生産量の約60万本はブティック・サイズに当てはまる。近年、アジアのワイン・コンペティションでも高い評価を獲得し、国内でも入手可能。 最優秀作品賞を獲得した『アルゴ』の監督ベン・アフレック、オスカー像、そして、ティエノ。(イメージ:The OscarsHelloMagazineより) また、アカデミー賞後の公式パーティーではナパのスターリング・ヴィンヤードの5種類のワインが振る舞われた。2009リザーブ・シャルドネ、2007リザーブ・カベルネ・ソーヴィニヨン、2011リースリング、2011マスカット・カネリ、NVジンファンデルが有名シェフのウルフギャング・パック氏の料理とペアリングされた。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** ボルドーのラフィットやムートンでお馴染みのロートシルト家のワイン経営グループがスペインの老舗ワイナリー、ボデガス・ヴェガ・シシリア(リベラ・デ・デュエロ)と共同で造るスペイン産のワインMacanシリーズが今年6月にはリリースされるとヴェガ・シシリアの支配人パブロ・アルヴァレス氏が発表。 (イメージ:RiojaDOCより) 13年前に開始したこのプロジェクトはスペインのリオハ・アルタ地区のサン・ビセンテ村のオールド・ヴァインのテプラニーニョ種を使用し、近年、増えているパワフルでフルーツ味前面のリオハ・ワインではなく、テンプラニーニョ種の特徴がハイライトされるワイン造りに取り組んでいる。ボルドーの第1級レベルの複雑で繊細な味わいまでは行かないが、最近のモダン・リオハの傾向とは異なったスタイルになるとアルヴァレス氏は説明。また、ロートシルト家と提携を組んだモンダヴィの「オーパス・ワン」のような価格帯のワインにはならないことも前もって強調している。今のところは2つのワインをリリース予定で40ドル~75ドルの価格を予定している。 (ニュース・ソース:Wine Enthusiastより) *** 最後は日本関連のニュース。インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・リサーチ社(IWSR)の担当者が東京を訪れ、統計結果によると近年、日本のワイン消費は伸びており、特に「5ドル以下」のワインの消費が今後30%近く伸びていると説明。IWSRはイギリスを拠点にワインとスピリッツの消費の統計を取るマーケティング企業。ワイン部門に関して2007年~2011年の間、日本での消費は20.21%伸び、ボトル数では3億6768万本を消費した。小売の平均ボトル価格は7.79ドルで、世界平均ではトップクラス。統計結果を基に次の5年間の予測も発表し、その結果、「5ドル以下」のワインの消費が伸び、「10ドル以上」のワインは横倍、そして「5ドル~10ドル」のワインは8.5%落ちると予測している。また国別で輸入ワインの傾向も分かっており、フランスは8.71%落ち込んで、アメリカは1.18%伸び、イタリアは17.55%伸び、スペインは96.95%伸び、チリは127.37%も伸びた。 (ニュース・ソース:La journée vinicole.comより)

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<TAPAS> 米国産テンプラニーヨ種 支援グループ

サンフランシスコ・クロニクル誌でカリフォルニア産のテンプラニーヨ種から造られたワインの特集が掲載された。 現在、カリフォルニアでは929エーカー分の畑がテンプラニーヨ栽培を専念されており、49ヶ所のワイナリーがテンプラニーヨ種を使用してのワイン造り行っている。カリフォルニアの他にオレゴン、ワシントン、アリゾナ、テキサスでも栽培が行われており、これらの面々が2006年にTempranillo Advocates Producer & Amigos Society(別名:TAPAS)を結成する。このTAPASが11月8日を<インターナショナル・テンプラニーヨ・デー>として第一回目の国際会合日として定めた。今年の6月にサンフランシスコでテースティング・イベントを開催するなどテンプラニーヨ種に止まらずイベリアン品種の葡萄に対しての関心は高まっている。(8月にはアルバリーニュ種専用のイベントも同じくサンフランシスコで開催された。) (イメージ:TAPAS – Tempranillo Advocates Producers and Amigos SocietyFacebookより) *** 今回の記事にはカリフォルニアのセントラル・コーストを中心にスペインのリオハやリベラ・デュエロに近づいているワインをいくつか紹介している。 (イメージ:BokischFacebookより) 2010 Bokisch Lodi Tempranillo ($21) 2010 Clayhouse Casa de Arcilla Paso Robles Tempranillo ($14) 2010 Quinta Cruz Pierce Ranch San Antonio Valley … Continue reading

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スペインのコルク研究所

スペインの天然コルク産業が巻き返しを始めている。近年、スクリューキャップやプラスチック製のコルクまどがシェアを拡大している中、スペインでは意外な場所からの力を借りて天然コルクの品質向上と産業のプロモーションに力を入れている。 現在、スペインは天然コルクの輸出量は世界2位だが、2008年から2010年の間、多くのワイナリーがスクリューキャップとプラスチック製のコルクを採用することで急激に天然コルクへの需要が減った。コストも影響していと言えるが、特に<コルク臭の問題>が天然コルク離れの最大の要因であると見られている。 (イメージ:TheGlobalMail.comより) この事態を受けてスペイン国内の3大天然コルク生産地(カタロニア、アンダルシア、エストレマドゥーラ)に専門の研究所を設置し、コルクの品質管理に一役買っている。コルク臭への監視が徹底し始めたこと、完全に化学反応によるコルクから出る来る悪臭(Tri-chloro-anisoleまたはTCA)を除去したわけではないが、検査することで問題の件数を減り、スペインの天然コルクへの需要が増え、これまでにない生産量を記録している。今のスペイン国内の経済状況を考えると、この巻き返しはありがたい話である。また、最大規模の研究施設を誇るカタラン・コルク・インスチチュート(ICC、別名:コルク・センター)では天然コルクの品質管理以外にも様々なコルク栓に関する違いや天然コルクに関する教育にも力を入れており、正しい情報を知っていただくことで天然コルクへの需要につなげていけると考えている。 *** (イメージ:TheGlobalMail.comより) ちなみにいくつかのコルクうんちく。コルクがとれる樫の木が種から天然コルク栓に使用できる皮が出来るまでに25年かかる。一度、皮が剥がされ、再度、皮が成長するまで9年から12年かかる。一本のコルク用の樫の木は200年以上成長し続ける。正直、金属製のスクリューキャップやプラスチック製の合成コルクより天然コルクははるかに環境にやさしい素材であり、自然のリサイクル力の究極でもある。コルク臭の問題は今だ完全に解決は出来ていないが、新しい素材や技術が必ずしも地球環境に優しいわけでもなく、何百年も使ってきた天然素材を改めて見直すべきと考えさせられる・・・ (ニュースソース:Reutersより)

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3ツ星レストランのワインセーラーがオークションに、など・・・

レストランに関連したニュースを3つ紹介させていただきます。 (イメージ:ditcbslibraryより) 最初は昨年7月に閉店したスペインのミシュラン3ツ星レストラン<エル・ブジ>のワイン・セラーの中身がサザビーズでオークションにかけられるとのニュースを発表。全体で1万本のコレクションは139ページのワインリストに示されており、国&アペラシオン別に記載されているリストはフランス・イタリア・スペインのハイエンドのものからアメリカ、オーストラリア、南アなどのニューワールドまで含まれており、レストランのワインリストらしく3千円代のものから高いところでは1999ロマネ・コンティ(約65万円)や2000ペトリュス(約45万円)のレンジをカバーしている。リスト全体はこちらでご覧いただけます。 (注) 表紙に画かれているロゴマークはわざとピンボケされているようなので、あまり長く見つめるのをおすすめできません。ロゴマークで客をおちょくるところもオリジナリティがあってオーナーのフェランおじさんの皮肉やユーモアのセンスが出てて好きです。 (ニュースソース:TheEaterより) *** (イメージ:TheCounterより) おちょくりつながりで、次のニュースはカリフォルニアのバーガーショップから。オーダーメイドのハンバーガーで人気の<ザ・カウンター>バーガー・チェーンでワイン入りのミルクシェイクを発売開始。一つはピノ・ノワールとチェリーが入った赤シェイク。白シェイクは2種類、一つは白ワインと桃そして白ワインとオレンジ・ジュース。両方ともバニラ・アイスがベースになるらしい。これらはアルコール飲料になるのかわからないが、今のところはロサンゼルスの数店舗のみの限定販売らしい。 以前、旅番組でホノルル店の紹介を見た覚えがあるが、正直、オーダーメイドを注文するのもかなり面倒に見えた。材料がメニューに印字されてあって、欲しいものを細かく選んでいく。味のバランスと合計金額を頭に入れて選んでいくのは、特にバカンス中はゴメンです。よくよくメニューの下ある定番バーガーとオーダーメイドがほとんど一緒と気づき呆然と立ち尽くす際にワイン・シェイクで落ち着きを取り戻す自分の姿が想像できます。 (ニュースソース:TheDailyMealより) *** (イメージ:Salumeより) 最後は少し大人向けのお酒(正確にはグラッパなどのハード・リキュールですが・・・)入りファーストフード・メニュー。ニューヨークの<サルーメ>(Salume) がリキュール入りのパニーニで注目を集めている。UrbanDaddy.comの紹介文を読むと隠し味でリキュールを加えて、アルコールを飛ばす料理法を活用するのではなく、サンドイッチのメインのスライスされたお肉(主に様々な種類の生ハム)にグラッパ、ウィスキー、ジンなどを上からかけて、チーズと野菜を加えパニーニを完成させる。<ワイルド>の一言で集約できます。 (ニュースソース:HuffingtonPostより)

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