Monthly Archives: August 2013

都市型地ビール及びワイナリー施設のネーミングでトラブル

ナパから南に20キロ位置するヴァレーホ市でメア・アイランドの再開発で都市型地ビール及びワイナリー施設のネーミングでトラブルが発生している。 ヴァレーホはサンフランシスコやオークランドのベイエリアからナパに行く際に立ち寄るのに便利な街で、子供から大人が楽しめる人気のテーマ・パークの<シックス・フラッグ・ディスカバリー・キングダム>施設もある。今回の再開発地はアメリカ西海岸で最も古い造船所<メア・アイランド海軍造船所>が1996年に閉鎖し、跡地を地域経活性化を目的にビジネス誘致が数年前から盛んに行われている。 今回のトラブルの発生はメア・アイランド在住のケント・フォートナー氏が<Mare Island Brewing Co.>と<Mare Island Winery Co.>の商業名でビジネスの開業申請を市議会から今週許可を得たことがそもそもの問題。それはすでに2011年の8月に同じ商業名で南カリフォルニア在住のフランク・マー氏が申請許可を取得していた。 商業名の管理は米国の商標局が行っており、ヴァレーホ市は特に商業名に関しての管理する義務はなく、地域に新しいビジネスが開業することが最大の関心事。マー氏が先にビジネス開業の許可を先に取得したが、フォートナー氏は<Mare Island Brewing Co.>と<Mare Island Winery Co.>の商標を取得した。商標を所得しているフォートナー氏は、マー氏に商業変更の依頼しているが、同意を得られるかは不明。一方、マー氏はビジネス申請の段階で彼に商標を取得する権利があるとマー氏を代表する弁護士は回答している。 ナパのRoad 31 Wine Co.でワインメイカーを努めているフォートナー氏は7年前にメア・アイランドに移り住んできてから地ビールとワインを提供するレストランのオープンを計画していた。ビルの使用リースのほかに、すでに地ビールの開発、商標に関連したロゴマークや販促活動に資金を導入している。一方、マー氏はビールの醸造機材の販売業を営んでおり、すでにメア・アイランドに2階建てビルを購入しており、近々ビール醸造機材を搬入する計画を予定している。 双方共に地ビール兼ワイナリー・レストランの開業に向けて計画は進めていており、今後、商業名で裁判になり施設のオープンが遅れれば、双方にとって損ととなる。ヴァレーホ市は一歩下がった状態で様子を見ているようだが、ビジネスの開業が遅れたり、双方が開業を取りやめないように、仲介役として間に入ったほうがいいような気がする。また、双方共に地ビールで開業するようなので、すでにロゴマークや販促でお金をかけているフォートナー氏が<Mare Island Brewing & Winery Co.>そして、マー氏は<Mare Island Winery & Brewery Co.>使用で同意すれば良いのではないかと思うのですが・・・ (ニュース・ソース:Times-Herald Newsより)

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ニュージャージーのワインショップがニューヨークとの取り引きにストップをかけられた

(イメージ:ISTOCKより) アメリカでは酒類の取り扱いに関して州ごとに異なった法律が設定されている。販売、価格設定、運送に渡って様々な面で異なった規則が定まっており、正直、複雑すぎてアメリカ人もそれぞれの違いをよく理解していないと思う。ただし、最近インターネット上での酒類の売買が盛んになってきてから、特に運送の取り扱いに関して州ごとに法律が異なっていることにはじめて気づき、消費者はこの不便さにで少しづつ声を上げるようになっている。 最近のニュースで話題に上がったのがニュージャージー州に拠点を構える大型ワイン・ショップの<Wine Library/ワイン・ライブラリー社>がニューヨーク州からの注文(電話やインターネット)に対して運送を禁止する警告文が<New York State Liquor Authority/ニューヨーク州酒類管理局>から送りつけられた。ワイン・ライブラリー社は以前このブログでも紹介させていただいた、ワインのビデオ・ブログで人気を集めた<Gary Vaynerchuk/ゲーリー・ベイナーチャック>氏が家族と共に経営するワイン・ショップ。現在は終了したが、デイリーに流れていたワインを紹介するビデオ・ブログはワイン・ショップで録画され、このビデオ・ブログは人気を集め、このおかげで店舗は急激に成長し、ニュージャージー州を始め、ハドソン川を挟んだニューヨーク州からも多くのワイン・ファンに対して国内外の上質なワインから珍しいワインまでアメリカ東海岸の人気ワイン・ショップの一つに成長した。 人気ワインのビデオ・ブログで注目を集めたGary Vaynerchuk氏。 (イメージ:Michael Falcoより) 法律上これまでニュージャージー州とニューヨーク州を跨いでワインを運送する違法行為を行っていたが、実際のところ、監視する者がおらず、ワイン・ショップが急成長したことで注目が集まるようになり、結果的に警告文を送りつけられた要因となってしまった。法を守ることも重要だが、正直、消費者側には大きな迷惑。自ら車を走らせてニューヨークからニュージャージー(東京都から神奈川県に行く感覚)行って、ワインを購入し、そのまま持ち帰れるのは取り締まる手段が特にないためそのまま何の問題がなく行き来できるのだが、運送業者が間に入るとNGとなる。 アメリカの酒類の取り扱いに関していくつか理解する必要なことがある。まずは、1919年から1933年まで禁酒法があったことを忘れてはいけない。禁酒の理由は様々あったが、基本的には酒類の取り扱い・監視に関して当時から問題が存在していたことは確かで、禁止法が解かれた後も州ごとに独自の法律を含め取り扱い・監視を行ってきている。所得税率、消費税率、贅沢税率、酒税率などと州及び市ごとに異なることは特に問題はないのだが、同時に異なることで酒類、タバコ、ガソリン、医薬品など特定商品の扱いにどうしても影響が出てしまう。 これ以外にどこの国にも存在すると思うが、メーカー、卸し業、小売業の<3段階システム>が存在し、どうしても卸し業や小売業の影響力が強く、自由に酒類を州を跨いで行き来することが難しくなっている。メーカーが消費者にダイレクトにビジネスを成立させることが不可能に近い状態で法律が設定しているため、国内ワイナリーや地ビールメーカーなども直接消費者に酒類を売ることを大きく制限させている。 最後にこのような事態に不満をぶつける場所がこれまでなかったことが、改善されずに、これまで来てしまいる大きな要因がある。今年に入って主にワイン・ブロガーが中心となった面々が数年前から立ち上げに力を入れている<American Wine Consumer Coalition/アメリカン・ワイン消費者連合>が本格的に活動を開始し、消費者の意見を集めるだけでなく、これまでの特にアメリカのワインに関するビジネス習慣のデータをまとめ、ワイン消費者に正確な情報を提供している。ワイン・ビジネス習慣特集の第一弾として各州のワインの取り扱いに関する評価をランキング形式に紹介。ユタ州のように州全般的に酒類に対してあまり好意的なでない場所は当然、法律や規則が厳しく、低い評価がされているところもあれば、カリフォルニアやオレゴンなどワイン産業に力を入れている州は緩和措置がたくさん導入されており、消費者に対する評価も高い。 法律やシステムの改善は前に進んでいることは確かである。インターネット・ショッピングの大手アマゾン社も長年輸送やディストリビューションに関する問題に直面しており、悩まされてきていた。昨年から再度アマゾンでのワイン取り扱いが再開したが、いまだ共通でどこの州に配送できるわけでなく、少しづつシステムを改善しづつビジネスを行っている。 今回のワインの運送に対する注意文のニュースはワイン業界の有名人に起きたことから、余計に注目を集めており、結果として現状の法律に対する不満を感じる人が増えると予測できる。ベイナーチャック氏は現在、ワインに関する講演会や中小規模のビジネスを成長させるビジネス・コンサルタントとしても様々な活動を行っている。本人には気の毒な話だが、今回のニュースほど多くの関心を巻き起こし、この問題に関心を高めるのにこれ以上効果的で理想的な人物はいないのかもしれない。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

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イタリア生産者が暴言でワインのボイコット騒動?!?

今回、問題発言を発したフルヴィオ・ブレッサン氏。 (イメージ:Vinographyより) 北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の人気生産者<Bressan /ブレッサン>のオーナー兼ワインメーカーのフルヴィオ・ブレッサン氏が自身のフェイスブックに投稿したイタリア政府初の女性アフリカ系大臣の移民政策に対して差別発言が露骨に含まれた批判コメントがワイン・ブログ界で大きな話題になっている。 フェイスブック上の投稿内容は直ちに消去されたが、消去される前にイタリア・ワインに関する人気のワイン・ブログで取り上げられ、ブレッサン氏に対する批判コメントやワイン取り扱いのボイコットなどがコメント欄で飛び交う中、ブレッサン氏自らブログのコメント欄にフェイスブックに投稿した内容に対する説明を長々と行った。ただし、謝罪や差別用語使用に対して反省の気配は全くないことから、更に火に油を注ぐ形となってしまった。 ブレッサンは日本でも評価が高く、イタリア及び自然派ワイン通の間では希少のワインの一つとして扱われる。このブログでも何度も紹介しているカリフォルニア産のリボッラ・ジャッラ種(その1、その2)、ピノ・グリジオ種、トカイ・フリウラーノ種でワイン造りを行っている生産者は常にブレッサンに対するワイン造りに関するリスペクトを語る。今回の問題発言騒動でそのリスペクトも実際のワインとは別に、かなり薄れたことと想像する。 フルヴィオ・ブレッサン氏のフェイスブックには24日付けで新たな釈明文が掲載されており、事態も治まりつつあるが、今回はソーシャル・ネットワークやインターネットでの簡単なやり取りでここまで大きな事態になるとは本人も思ってはいなかったはず。 とにかく差別用語の使用や人種差別全般に関してアメリカの反応が非常に厳しいことも、これまで関わってきた人権問題の歴史が物語っているのかもしれない。一方、ブレッサン氏の表現の自由や同感・同情者が周辺に多く存在する釈明文の様々なコメント、「十分お金があるので好きにボイコットしろ」や「存分に言いたいことを使いたい言葉で表現する」などのスタンスは、正直、言い分としてかなり残念である。世界中に人種差別問題は根強く存在していることは間違いなく、あえて自らそれを認めるのも、あっけに取られたのが正直な感想・・・ いくつかブログでブレッサン氏の最初のコメントといくつかの釈明文が取り上げられているので、ご関心がある方はコピペで翻訳機能で見てみてください。DoBianchi(イタリア・ワイン専用ブログ)、1WineDude(総合ワインブログ)、Vinography(総合ワインブログ) 今回、差別発言の中心となってしまったコンゴ出身のイタリア人Cécile Kyenge大臣。 (イメージ:Feminspireより) (ニュース・ソース:DoBianchiより)

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夏の締めくくりにスペイン・バスク地方のチャコリ・ワイン

(イメージ:Txakoblogより) 8月もそろそろ終わりに近づいてきて、夏の季節も完全に落ち着く前に、最後にサッパリ系の白ワインを紹介させていただきます。 スペイン北部のバスク地方にはTxakoliまたはChacoli(チャコリ)と呼ぶワインがある。バスクはカタランと同様に中央スペインと異なった文化、言語、習慣などが存在し、このワインも同様にバスク文化では当たり前で日ごろから楽しまれるワインだが、バスク地方の食文化にあまり関心がない人にとっては、あまり日が当たらないワイン。 (イメージ:MyBilbaoBizkaiaより) 主に2種類の葡萄品種<Hondarrabi Zuri/オンダラビ・スリ> (白)と<Hondarrabi Beltza/オンダラビ・ベルツァ>(赤)がチャコリ造りに使用され、白・赤・ロゼと複数のスタイルが存在するが、主に白ワインに赤ワイン用の葡萄が少量ブレンドされるワインが代表的なスタイルとなる。軽い天然炭酸(微発泡)が楽しめることができ、すっきりした酸味、ドライな喉ごし、かすかな塩分とミネラルの味わいは魚介類とのマッチングが抜群と知られている。底が平べったいワイングラスか普通のグラスに高い位置から注がれるワインは泡が増し、スパークリングのように楽しむことも一つの代表的な飲み方。 (イメージ:Webster’s Wine Barより) 主にスペインのバスク地方の西部の<Getaria/ゲタリア>(ギプスコア県)、<Biscay/ビスカイア>、<Alava/アラバ>の3地域が主要生産地として知られており、1989年にゲタリア地方がDO(Denominación de Origen/スペインのアペラシオン・システム)を取得し、その後、ビスカイアが1994年、アラバが2001年にDOを所得し、徐々にチャコリを造るワイナリーが増えバスク地区以外にも知れ渡ることとなる。 (イメージ:Los Angeles Timesより) 特にスペインのバスク地方の大西洋を面する沿岸部のチャコリを代表する3地域ではシーフードに合わせていただくが、特に代表的なメニューがパンの上にオイルたっぷりのアンチョビとチャコリとの愛称が抜群と言われている。 (イメージ:Lacunzaより) 日本にはいくつかのメーカーが入ってきており、平均で1本2000円~9000円などの価格帯。このワインの特徴の一つに基本的には早飲みワインでリリースから1年以内に楽しむもので、熟成用にはほとんど造っていないとか・・・古いヴィンテージも存在し、希少で高額で取り引きされているようだが、実際にワインとして美味しいのかは大きな謎・・・ (イメージ:GastronomiaVascaより) (ニュース・ソース:Los Angeles Timesより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:V. Sattui Winery/Instagramより) 先週はナパ・ソノマを含む北カリフォルニアでの本格的な葡萄収穫シーズンが始まった。主にソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ヴィオニエ、マスカット種などを栽培している畑では、アロマチックな白ワインに使用されて葡萄の収穫が予想通り、例年よりも10日から2週間ほど早く収穫がはじまった。この時期での収穫作業は熱い日差しを避けて、夜間から朝方にかけて行われていると知られており、各地のワイナリーから届いてくる最新情報は深夜灯りを照らす中での作業の様子や仕事を終えて朝方の様子が昼間の太陽がまぶしい印象と対照的で写真を見ているとフィルター効果無しでもどこか癒し効果がある・・・ (イメージ:Napa Valley Grapegrowers/Twitterより) (イメージ:Anne Vawter/Twitterより)   (ニュース・ソース:Napa Valley Vintnersより) ***  (イメージ:weirdcombinationsより) 収穫ニュースのほかにまた新たなワイナリーとブドウ畑の売買のニュースが伝わってきている。まずは日本でも馴染み深いナパのカリストガにワイナリーを構える<Clos Pegase>が総合ワイン・グループ会社の<Vintage Wine Estate>に買収された。売却内容には約450エーカー分の土地に醸造施設、カリストガとロス・カネロスの2箇所の葡萄畑が含まれた。Clos Pegaseは1983年にジャン・シャーム氏と日本で出会った故ミツコ夫人が手がけたワイナリー。ワイン以外にもワイナリーに飾られて数々の彫刻やアート・コレクションでも印象的なワイナリー。 ワイナリーを購入したVintage Wine EstateはGirard Winery、Cosentino Winery、Windsor Vineyard、Sonoma Coast Vineyard、Cartlidge & Browne Winery、Ray’s Stationなど数々ワイナリーを所有するワイナリーのグループ会社。このグループ会社の経営陣にはDean&DelucaやOakville Groceryを経営し、ナパのRudd Wineryのオーナーであるレズリー・ラド氏が加わっている。これまで傘下に加わったワイナリーはそのままの経営状況を継続していることから、Clos Pegaseも今後もシャーム氏が築き上げた実績と功績を継続し、引き継がれることが予測できる。Clos Pegaseワインの愛好家たちは一安心だが、ワイナリーで飾られていた変わった数々のアートのファンには残念なお知らせ。今回、シャーム氏のアート・コレクションはワイナリー売買に含まれておらず、コレクションは複数の美術館や施設に寄付されると伝わってきている。   (イメージ:Clos Pegaseより) (ニュース・ソース:Decanterより) … Continue reading

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ルイ・ジャドがオレゴンのピノ畑を購入

(イメージ:Maison Louis Jadotより) ブルゴーニュ地方の老舗ネゴシアン・メゾンの<Louis Jadot/ルイ・ジャド>がオレゴンのウィラメット・ヴァレー地区内のヤムヒル=カールトンAVAに所属する32エーカーの<Resonance Vineyard/レゾナンス・ヴィンヤード>を購入したニュースが注目を浴びている。 レゾナンスは1981年に設立したピノ・ノワール種を目玉に展開している葡萄畑。同ウィラメット・バレーのLemelson、Sineann、Big Table Farmなどのオレゴンのブティック・ワイナリーに葡萄供給を行っている。 上からBig Table Farm、Sineann、Lemelson。今後も葡萄供給を行うのかはさだかではない。 (イメージ:The Amateur Gastronomer、Tales of a Sommelier、Oregon Wine and Music Projectより) 一方、Louis Jadotはブルゴーニュ以外で栽培されてたピノ・ノワール種をレパートリーに積極的に加えることをここ数年探しており、今回は条件が折り合い、オレゴンの上質なピノ・ノワールを加えることに成功した。また最近、42年間ルイ・ジャドでチーフ・ワインメーカーを務めて退社したJacquesLardiere/ジャック・ラルディエール氏が、同じウィラメット・バレーのニューバーグ市で営んでいるのTrisaetum Vineyardsで活躍しており、今回のレゾナンスで栽培された葡萄はワイン造りに使用されると伝わってきている。 伝説のワイン醸造家、ジャック・ラルディエール氏。 (イメージ:Maison Louis Jadotより) Louis Jadotは100から130ブランドのブルゴーニュ・ワインをリリースしている大型ネゴシアンの一つで、実はアメリカ人のKopfファミリーが所有している。レゾナンスはフランス以外ではじめて傘下に入る葡萄畑となるが、ルイ・ジャドは長年オレゴン産のピノには高評価を持っており、同じブルゴーニュのネゴシアン・メゾンで知り合いのMasion Joseph Drouhinも同じくオレゴン産のピノでワイン造りに取り組んでおり、これが大きな後押しになったとLouis Jadotの代表のPierre-Henry Gagey氏は説明している。 ここに来て立て続けにオレゴンの葡萄畑及びワイナリーの売却のニュースが続いた。今回のレゾナンスの隣の敷地のGran MoraineはJackson Family Wine社に販売が成立したばかり。先月はナパの人気ワイナリーのAraujo EstateがフランスのArtemis … Continue reading

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ナパの放置状態の葡萄畑

(イメージ:GoogleMapより) ナパの一等地に何らかな理由で地主が葡萄畑を放置し、一切手付かずの畑が存在する。ヨントヴィルのステート・レーン通り位置する葡萄畑はここ数年地主がいない状態で、ナパ郡の裁判所は個人所有の土地に対して異例の行為をとった。通常ならこのような事態で自治体が勧誘することがないが、今回は特に放置状態の畑が周辺の畑に害虫や病気などの危険性があることから、ナパ郡が畑の管理に踏み込んだ。 昨年からヨーロッパから持ち込まれたと思われる蛾が大量に発生し、葡萄の木を攻撃する問題やその他葡萄畑を襲う病気や害虫駆除問題に対し特に希少で価値が高いナパの葡萄にはどこも多額の投資が行われている。これまでもナパ自治体は放置されている葡萄畑の所有者と連絡をとり、害虫駆除と病気対策を要請していたが、様々な理由でその措置が行われていない。 (イメージ:Napa Valley Registerより) 今月の裁判所の判断で果実や花の処理が可能になり、1年以上放置されていたので葡萄の木の剪定も必要となる。ナパ郡で10万ドルの出費となり、土地の所有者の問題が解決されなければ、翌年も同額の出費が加算されると心配されている。問題解決がされなければ、次回は葡萄の木ごと処分するが害虫駆除に対する最善策とも話し合われている。 ナパの一等地でこれまでこのような問題がなかったことが不思議なぐらい・・・2010年から17ヵ所の放置葡萄畑があると記録があり、今回の8.27エーカーの敷地内にある葡萄畑ははじめて所有者からの何の回答もなく、自治体が害虫駆除および殺虫剤処理に関与した。 (イメージ:Wikipediaより) 一方、ヨーロッパ蛾の発祥に関してナパでは即急な対応が取られ、2010年には10万匹の駆除が行われたに比べ、2013年には40匹程度に十分な対策が取られていることがわかる。 (ニュース・ソース:Napa Valley Registerより)

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カリフォルニアのカスタム醸造施設事情

(イメージ:Insti St. Clairより) 昨年のカリフォルニアの豊作から今年の葡萄収穫量も同等な数値を予測している中、ナパやソノマの有名産地に限らずカスタム醸造施設が果たす役割は大きい。カスタム醸造施設と言っても様々なビジネス形態が存在する。このブログでも何度か紹介しているCrush PadやNaked Wineなど倉庫型で固定・万能機能施設もあれば、移動式で特定の工程だけを専門にする施設も存在する。 (イメージ:North Bay Business Journalより) 特に中小規模のワイナリーはこれらの専門工程を請負カスタム醸造ビジネスは欠かせない。Top It Off Bottling社はワインの瓶詰めを専門とするカスタム醸造ビジネスで、移動式のコンテナ・トレーラー施設を駆使して樽で熟成しているワインを販売用に瓶詰めを行う。実際に瓶詰め専門業者の需要はカリフォルニアでは非常に高く、大型ワイナリー以外のほとんどが移動式瓶詰めの専門業者を活用する。Top It Off Bottling社の場合は、フィルタリング機能を含め、様々な大きさボトル対応、天然コルクやスクリューキャップの設置、ワイン・ラベル貼り、箱詰めなど出荷までの最終段階を網羅する。 (イメージ:Blomidon Estate Wineryより) Top It Off Bottling社のように移動式の業者の最大の悩みは稼動式と固定式のどちらのビジネス形態を継続するかだ。Top It Offの場合、年間で25万から30万ケース分の瓶詰め依頼の顧客もいれば、年間数千ケース程度の小規模ワイナリーもたくさん取引先として抱えている。今回は南ナパの倉庫街に持ち込み対応の瓶詰め施設を新たに11月に開業する計画を進めていることがニュースに取り上げられた。特に今回の決断には、稼動式ビジネスでありながら、新しいビジネス・モデルにはナパ郡から下水に排出水を流す許可を申請する必要があったなどと経費とリスクを伴う判断であったことから、同地域内で活動するSafe Harbor、Crush 94、Bin to Bottleなどとナパにカスタム醸造ビジネスが増えていくことで注目を集めている。 (ニュース・ソース:North Bay Business Journalより)

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フランスの2013年葡萄収穫が始まった

(イメージ:Midi Libreより) ラングドック=ルシヨンのルシヨン地区を皮切りにフランスでの葡萄収穫が例年よりも10日から15日遅く開始した。ルシヨン南部のリヴサルトAOC(Rivesaltes)に位置する<Domaine de Rombeau/ドメーヌ・ド・ロンボー>は午前8時に作業員が集合し、白ワイン用のミュスカ(マスカット)種を手積みでの収穫を開始した。この葡萄で造られるワインはボジョレーヌーヴォより早く、10月の第3木曜日にフランス市場にリリースされるこの産地特有の<リヴサルト・ワイン>となる。 上:収穫が行われたミュスカ(マスカット)種。下:ナチュラル・ワイン・メーキングで造られるリヴサルト・ワイン。 (イメージ:Chateau de Calceより) ドメーヌ・ド・ロンボーはワイン醸造以外にもホテルとレストラン経営を行っているオーナーによると、今年は2012年より20%程収穫量が増えると予測しており、カビ、害虫や病気の発生もなく品質も上々とコメントしている。 一方、匿名で周辺葡萄畑経営者はロンボーの行動は単なるPR活動に過ぎず、ミュスカ種の熟成は早いが、100ヘクタールの総畑面積のうち、わずか5ヘクタールの栽培量しかない品種で真夏にフランスの収穫シーズンを開始を宣言するのは違和感があるとか・・・ 中には早めの収穫で糖度を12%以下に押さえる効果があると地元農協関係者はコメントもしているが、他の畑は来週または翌々週当りから本格的にミュスカ種の収穫を開始すると予測している。また、赤ワイン用の葡萄の収穫はまだまだ先ともコメントをしている。 (イメージ:Berry Bros & Ruddより) ルシヨン地区全体では収穫は遅れているが、特に白ワイン用とロゼワイン用の葡萄は例年通りの品質を期待している。ただし、秋分(9月半ば)のタイミングにもう一度、天候が荒れる予測に対して準備はだけは怠っていないと関係者はコメントをしている。 ルシヨン地区内のピレネー・オリアンタル地区では年間70万から80万ヘクタリッターのワインを生産する。 (ニュース・ソース:Wine-searcher.comより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:NZ Wineより) ニュージーランドを代表するワイン産地の一つ、マールボロ地方でマグニチュード6.6の地震が発生し、いくつかのワイナリーで被害が報告されている。 まずは<Riverlands Winery/リバーランズ>では醸造タンクに被害があり、25万リッター分のワインが失われた。日本でも人気が高い<Cloudy Bay/クラウディ・ベイ>でも被害があったと報告されているが、詳細は明らかになっていない。<South Pacific Cellars/サウス・パシフィック・セラーズ>でも醸造タンクに被害があった報告があった。<Saint Clair Family Estate/セイント・クレア>では30万リッター容量の醗酵タンクにひびが入ったが、直ちに修復に入ることができ、ソーヴィニヨン・ブラン数千リッターを失う程度で被害をおさえることができた。また、被害を免れたワイナリーからの報告も多く入っている。 先月もマールボロ地方のアワタレ・バレーでマグニチュード6.5の地震がで発生し、Yealand EstateとKim Crawfordで被害の報告が届いていた。 (イメージ:FoodRepublicより) (ニュース・ソース:The Drink Businessより) *** (イメージ:NapaValleyRegisterより) 人気の都市型ワイナリー兼レストラン・チェーン<City Winery>は1879年に建てられた、ナパのダウンタウンのメイン・ストリートに位置するNapa Valley Opera Houseでニューヨークとシカゴに続く3号店をオープンすると発表した。 <City Winery>は都市型ワイナリーの機能だけでなく、レストランと音楽・演劇・お笑いの劇場、総合イベントスペースとして人気を集めている。今回、オープンする3号店はワイン・カントリーのど真ん中で開業することから、施設内での醸造は行わない。ただし、豊富に上質なワインが周りにたくさんあることから、ビールの『生樽』方式を応用し、ワイン用の『生樽』サーバーを35種類設置し、常にローカルの出来立てワインを楽しめるシステムを近所のワイナリーからの協力をもとに行うと発表。そもそも音楽イベントのプロデューサーの実績を持つ、オーナーのマイケル・ドルフ氏はベイエリアの音楽、食文化、若者の関心事を融合した施設を運営することを最大の目的として抱えている。 ニューヨークのCity Wineryの様子。 (イメージ:DiscoNYより) ドルフ氏の野望が反対意見も巻き起こしている。若者をターゲットした人気スポットをナパに開設することには反対しないが、歴史のあるオペラ・ハウスをその場所に選んだことに対して反対意見のきっかけとなってしまった。ドルフ氏は200万ドルをかけて建物に対して丁寧な修復を行うと計画を発表したが、所詮、新しいビジネスのための建物に対する改善工事。 これまで故ロバート・モンダヴィ氏などが歴史的な建物の維持に多額の資金を投入してきたが、今回の<City Winery>オープンで全てが無駄に・・・このほかにも劇場の利用がオペラ・ハウスのイメージに合わないのではないか、様々な反対意見に対してドルフ氏はナパの地元紙に自身の見解を説明する釈明文を掲載し、反対意見に誠実に対応を行っている。 (ニュース・ソース:InsideScoopSFより) *** (イメージ:The Independentより) 最後はサンタバーバラのサンタ・マリア・バレーの<Bien Nacido Vineyard/ビエン・ナシード・ヴィンヤード>では40周年記念のパーティが開催され、100人以上のカリフォルニア・ワインの関係者がサンタバーバラのヴィンヤードに集まった。ビエン・ナシードはカリフォルニアを代表する有名葡萄畑の一つで、独自にワインは全く造っていない。主にサンタ・マリア・バレーの気候を活かしシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーとその他ローヌ系の品種等を得意分野としており、近所のサンタバーバラ周辺のワイナリーに限らず、北カリフォルニア、オレゴンなどのワイナリーに葡萄供給を行っている。いくつか長年取り引き続けているワイナリー: … Continue reading

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