Monthly Archives: February 2013

リーデル社からマルベック専用のワイン・グラス

(イメージ:BodegasGraffignaより) アルゼンチンのサンフアン地方のBodegas Graffignaがリーデル社にマルベック種専用のワイン・グラスの製造を依頼。このワイン・グラスは4月17日に<マルベック・ワールド・デー>に間に合うよう4月1日にリリース予定。販売はGraffignaが独占権を持ち、1年間の限定生産となる。 マルベックの需要は近年高まっており、特にアメリカではアルゼンチン産のマルベックの販売は順調に伸びている。 リーデル社は約6ヶ月を費やし、最も効果的なマルベック用のグラスの開発に取り組んだ。現段階では6種類の試作品が完成しており、今回ニューヨークで開催されたGraffingaの試飲会で全6種類がお披露目となり、試飲会の感想を基に最終的なグラスのデザインを絞り込む。 研究・開発段階ではカベルネ・ソーヴィニヨン用のグラスでマルベックを試飲した際には最も低い評価を得たことがわかったので、今回のニューヨークでの試飲会結果は重要視しているとリーデル社の代表者はコメントを残している。 ニューヨークで開催された試飲会の様子。6種類の試作グラス。 (イメージ:Bloombergより) 4月17日の<マルベック・ワールド・デー>は様々なロケーションで同時に開催される(残念ながら日本は開催地には入っていない)。どのロケーションでGraffingaが出展されるのかは今後はBodegas GraffignaのサイトまたはMalbecWorldDayのサイトでチェックする必要がある。どのグラスのデザインが採用されるのか楽しみです。 (ニュース・ソース:Bloombergより)

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プレミア・ナパ・バレーのワイン・オークション結果

(イメージ:Napa Valley Vintnersより) 先週末、開催されたNapa Valley Vintners主催の<プレミア・ナパ・バレー>のワイン・オークション結果が公表された。オークションに掛けられたワインは<フューチャー>と呼ばれ、これからリリース予定(大半は2011ヴィンテージのカベルネ・ソーヴィニヨン)のワインが5~20ケースのロット単位でワイン・ディストリビューターを対象に行なわれる。落札総額は昨年より多少下回ったが、今年は304万ドル(2012年は310万ドル)を集めた。 トップ落札ワイン:1本単価(ロット・サイズ/ロット価格) • Shafer Vineyards:833ドル(5ケース/5万ドル) • Kapcsandy Family Winery:667ドル(5ケース/ 4万ドル) • Bevan Cellars and Chateau Boswell Winery:625ドル (10ケース/7万5千ドル) • Vine Hill Ranch:583ドル(5ケース/3万5千ドル) • ZD:583ドル(5ケース/3万5千ドル) • Hourglass:583ドル(5ケース/3万5千ドル) • Pride Mountain:467ドル(5ケース/2万8千ドル) • Morlet and Vineyard 7&8:467ドル(5ケース/2万8千ドル) • Gandona:467ドル(5ケース/2万8千ドル) • … Continue reading

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シャトー・モンテリーナがアメリカの歴史登録財に指定

(イメージ:Chateau Montelenaより) ナパ・バレー発のニュースがまだまだ続く。1976年のパリ・テースティングで一躍有名ワイナリーに押しあがったカリストガのシャトー・モンテリーナがアメリカの国家歴史登録財に指定された。これはアメリカ版の世界文化遺産保護制度に相当する。ワイナリーには1888年に建てられた石積の『シャトー』と呼ばれる建物と5エーカーに広がる庭園と池が敷地内に設けられている。 (イメージ:Chateau Montelenaより) 3階建ての『シャトー』はゴールド・ラッシュでロープ・縄ビジネスで富を得たアルフレッド・タブス氏がワイナリー醸造施設として建て、1896年にはナパでは7番目の大きさのワイナリーまで成長。1920年代に禁酒法により廃業になったワイナリーは1934年に葡萄農家として再開。1958年に中国出身のヨート・ウィング・フランク氏が敷地ごと売却。老後を過ごすために購入したフランク氏は敷地に母国を思い起こす中国庭園を作り、目玉には強大な人工池を設置した。1968年にリー・パスチッチ氏と現オーナー ボー・バレット氏の父親ジム・バレット氏がワイナリーの再開を目的にワイナリーと敷地を購入。当時のワインメーカーはナパのガーギッチ・ヒルズの創立者マイク・ガーギッチ氏。そして、8年後にはパリで脚光を浴び、今の体制に至る。 100年以上前に建てられた『シャトー』の修復を検討している際に歴史登録申請の計画が浮上し、申請に必要な資料集めなどに4年を費やした。また、国立公園の管轄に入るため、ワイナリーの建物と業績だけでなく、周辺の自然に関しても基準を満たす考慮がとられた。登録が決まってからは国から敷地や建物を修復・保護のために掛かった費用に対して租税優遇措置を受けることができる。 *** パリ・テースティングに関する<うんちく>を一つ。現オーナーのボー・バレット氏によると1976年のテースティングに出展された<1973年 シャトー・モンテリーナ シャルドネ>はナパのドライ・クリーク・ロード沿いにあるハナ・ヴィンヤードとソノマのアレクサンダー・バレーの畑で栽培されたシャルドネを混ぜ合わせて造ったワイン。その当時はAVA認定がなかったためソノマ産の葡萄が含まれていても<ナパ・バレー産>と呼んでいたとか。現在もハナ・ヴィンヤードからシャルドネを購入しているが、当時のアレクサンダー・バレーのシャルドネは存在しない。実際に1975年が<混合シャルドネ>の最後のヴィンテージ(1979年発売)となる。ちなみにモンテリーナ敷地内にもシャルドネは栽培されておらず、(カベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルが主な栽培品種)シャルドネで有名になったワイナリーだが、実はその同じワインは造れない・・・ まだ、パリ・テースティングとモンテリーナをベースにされた映画『ボトル・ドリーム:カリフォルニアワインの奇跡 』見ていない方は、是非。 (イメージ:(C) 2008 Shocking Bottle, LLC.より) (ニュース・ソース:The Weekly Calistoganより)

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ワイン・ニュースのまとめ

先週はナパ・バレーでは多彩のイベントが次々と開催され、イベントの様子の多くのニュースを賑わった。 *** まずは週初めには2013年度のヴィントナー殿堂の式典がカリネリー・インスティチュート・オブ・アメリカのナパ支部で開催され、以前にもこのブログで紹介した次の面々が殿堂入りを果たした:メリー・エドワーズ・ワイナリーのメレデス・’メリー’・エドワーズ氏、ワイン・ライターのフランク・ショーンメーカー氏、労働組合リーダーのセザール・シャベス氏、そしてワイン・アドヴォケート誌のロバート・パーカー氏。 今年、殿堂入りを果たし自ら式典に参加したのはエドワーズ氏ただ一人。ショーンメーカー氏とシャベス氏は亡くなられているので家族が代理で挨拶を行なった。そして、最近ワイン・アドヴォケート誌の売却で話題にされているパーカー氏は腰痛でビデオ・メッセージのみでの参加となった。パーカー氏の参加を期待した人は残念だったが、式典には過去に殿堂入りを果たしたピーター・モンダヴィ氏やランダール・グラハム氏などが参加し、ワインと料理が豊富に振る舞われた。 ヴィントナー殿堂式の様子。 (ニュース・ソース:StrakInsiderより) *** (イメージ:Napa Valley Vintnersより) Napa Valley Vintners主催のプレミア・ナパ・バレーが2月20-23日の期間で開催された。このイベント3日間の公式イベントに限らず、ナパの各地で独自のワイン関連のイベントが開催され、ワイン関係者で一番盛り上がるイベントでもある。最大の目玉は最終日のワイン・オークション。実際にどのワインが人気で、どれだけの価格で落札されたのかは2~3日中に公表されると思う。 今回はソーシャル・メディアを意識した試みも多く見受けられることができ、特にNVVのウェブサイトは今後のワインイベントを開催する人たちには模範となる充実したサイト運営を行なっている。サイトではツイッターからのつぶやきやスマートフォンで撮った写真がリアルタイムでアップロードされおり、イベントの様子や小規模の集まりがどこで・誰が・何を行なわれているのかが直ぐにわかるようになっている。 (ニュース・ソース:NapaValleyVintnersより) *** 最後はこのブログでも幾度か取り上げているナパ・バレーの『75%ルール』に関する続報。以前に一部のヴィントナー・グループと葡萄栽培家グループでの間でこのルールの解釈に関して討議が起きているニュースを紹介したが、先週、ナパ郡行政の集会で葡萄栽培家グループを後押しするこれまで通りの『75%ルール』の解釈でワイナリー経営を継続する合意が示された。話を少し戻すと、一部のヴィントナー会員の意見として『75%ルール』を基本的に従う前提で(主に新しく開業するワイナリー)、<ワイン定義条例>設定前のワイナリーに対して生産量を拡大の際には今後もルールが適応されず、無意味に葡萄栽培を増加するのではなく、必要に応じて他所から葡萄を購入して補うことを提案。この案に賛同できなかったのが葡萄栽培グループで、これまで通りのルールの解釈でワイナリー経営を続けることが好ましいとの見解を出していた。結果的にナパ郡行政の計画委員会は23年続いているワイン定義条例を全く手を加えずにワイナリー運営を行なうように判断。今回の判断により懸念されていた、新しいワイナリーまたは生産量拡大を目指しているワイナリーの<ナパ離れ>がやむを得ない事態になるのかもしれない。 (イメージ:Untitledより) (ニュース・ソース:Napa Valley Registerより)

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グラスワイン・サービスに苦情が殺到

アメリカの首都、ワシントンDCから困ったニュース。地元テレビ局の報道によるとワシントンDCの消費者庁にレストランやバーでグラスワインとして注がれるワインの量が少なすぎると苦情件数が増えていることがわかった。苦情の件数の多さに地元消費者庁も実態調査に乗り出している。地元消費者庁はメニューで提示している量よりも少ない量を注いでいる場合、最大で2000ドルの罰金を飲食店に科せられる。しかし、実態は個別に各飲食店を調査・審査するのも無理と理解しており、地元消費者庁の規則に関して飲食店を教育する方法が苦情減少への最善策として考えている。 平均的に1本の750mlボトルからグラスで5杯~6杯分相当で計算するお店が多い。1杯を125ml~150ml(約4~5oz)とメニューやボードに表記しとけば大した問題にはならないはずなのに、苦情の件数が多いのが少し不思議に思う。勝手な推測だが、感覚の問題のような気がする。ビールやカクテルなどはグラスを渡された際に、こぼれるギリギリのところまで注がれるパターンが多く、ワインの場合にはグラスの途中まで注ぐのが普通。当然、ビールには泡が付いていて、多くのカクテルには氷が入っていて、いくらでも量をごまかせることができるのに、並々注がれたほうがバリューを感じさせられる。また、家でワインを飲む場合、ワイングラスだろうが普通のグラスであろうが、好きなだけ注ぐので、人によって1杯の感覚がまちまち。 左からソーヴィニヨン・ブラン、モントラシェ、バーガンディー、ボルドー (イメージ:Riedelより) 最初にリーデル社のボルドーやバーガンディー(ブルゴーニュ)型の大き目のワイングラスに一杯何千円で1/5程度またはそれ以下しかグラスに注がれなかった時には納得するのに少し時間が掛かったが、消費者庁に苦情を入れようとは一度も頭を過ぎったことはない。ワシントンDCの飲食店はよほどひどいのか、もしくは政府職員が多い街なので苦情や文句に対して行動をとる人が多いのかも・・・ 簡単な問題解決にはこんなアイテムも・・・ 1/4、1/2、3/4、1カップのマークが示されている。 (イメージ:Fred&Friendsより) これはオンス数とカロリー数がわかる。 (イメージ:Estyより) (ニュース・ソース:ABC7 Newsより)

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<ミスター・ナチュラル>のトニー・コテューリ氏

(イメージ:WineEnthusiastより) ワイン・エンスージアスト誌でカリフォルニアの<ナチュラル・ワイン>の代表格の一つCoturri Wineryの代表トニー・コテューリ氏のインタビューが掲載された。 1961年から父親の故ハリー・コテューリ氏とワイン造りを開始し、1979年にはソノマ郡のグレン・エレンでワイナリーを開業。当時から他のワイナリーとは一味違う味わいの<ナチュラル・ワイン>を世に送り出していて、肯定する者もいれば、ワイン批評家の中には否定もしくは疑問をなげかれる者も少なくなかった。UC大学デイヴィス校を始めとして、多くの研究機関やワイナリーが科学的に最新技術を駆使してワイン造りに取り組む中、Coturriでは常に代々伝わってきた伝統的なワイン造りの手法を継続することにこだわり、今では独自のワイン・カテゴリーである<ナチュラル・ワイン>造りを30年以上前から行なわれてきた。 葡萄栽培に関しても当初からオーガニック農法(現在はビオディナミ農業も行なっている)を取り入れており、現在ではソノマ・バレーでは最大規模(375エーカー)のオーガニック認定の畑からジンファンデルを始めにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シラー、カリニヤン、サンジョヴェーゼなどの品種を天然酵母と完全無添加(SO2/二酸化硫黄を含む)でワイン造りを行なっている。 当初からワイルドでアーシーな味わいのワインの印象が強く、繊細で上品は味わいをナパやソノマから期待している人にとっては、あまりにもかけ離れたスタイルであったCoturriのワインは棚の置くに押し込められていた。また、無添加で酸化防止剤が含まれていない<ナチュラル・ワイン>は輸送や保管には弱く、好印象を築くのに様々な面でハンディを抱えていた。オーガニック農法に関して知識を高め、<ナチュラル・ワイン>の扱い方に関しても理解を高めるようになり、理想的な状態で美味しくこのスタイルのワインをいただくことにワイン愛好家が理解を高めて行くことで、少しつづCoturriのワインに対する印象も変わってくる。 今ではワインショップでは人気ワインの一つに。 (イメージ:ThePassionateFoodieより) 現在、約5,000ケースを年間生産するワイナリーとして成長し、北カリフォルニアの<ナチュラル・ワイン>の代表格の老舗ワイナリーとして君臨している。 独特なスタイルで見た目的にも印象的なトニー・コテューリ氏はサンタ・クルーズのボニー・デューンで活躍してるランドール・グラハム氏と同様な扱いをされてもおかしくない存在だが、今一つアメリカでも知名度は低い。今回の特集記事では<ミスター・ナチュラル>とニックネームを付けていて、この愛称が定着すればもっと多くの人に親しみを与えられるのではないかと勝手に期待している・・・ お父さんのハリー氏のイメージが画かれたシリーズ。 (イメージ:ImbibeNewYorkより) (ニュース・ソース:WineEnthusiastより)

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シャトー・マルゴーのワイン研究の実態

(イメージ:Amazing and Thank Youより) ブルームバーグのオンライン・ニュース・サイトでボルドーの第1級格付けのシャトー・マルゴーがどのようなワイン研究を行なっているのかをニューヨークのジャーナリストやソムリエのグループに公開した様子をレポート。イベントにはマルゴーのマネージング・ディレクター(総支配人)のポール・ポンタリエ氏が訪れ、ここ十年近く続いているワイン研究の一部を実体験を含めた説明を交えて研究内容を披露した。多くの研究は他の第1級シャトーと共同で行なっており、結果内容を公表するシャトーが少ない中、シャトー・マルゴーでは研究に関しては比較的オープンなスタンスを取っている。 1983年からシャトー・マルゴーの総支配人を勤めているポール・ポンタリエ氏。 (イメージ:Château Margauxより) 実演を交えた研究結果の一つはマルゴー独自の研究で、3つの葡萄栽培方法を比較する実験。1つ目は業界では一般的な栽培方法で必要に応じて化学スプレーなどを使用する。2つ目はオーガニック栽培。3つ目はビオディナミ農法を活用する。3つの異なる手法で栽培された樹齢35年のカベルネ・ソーヴィニヨンは収穫後、別々に同じプロセスでワイン造りを行う。今回のイベントでは2011年と2012年ヴィンテージをブラインドで飲む比べが行なった。結果的に全6種類のワインはそれぞれ独自の特徴が現れており、記者はビオディナミが好みで、次にオーガニックを選んだ。ただし、2011年と2012年のヴィンテージでも好みの順番が異なったようだった。ポンタリエ氏もどの手法が個人的な好みかは年によって異なると説明。ここ十数年間、マルゴーでは農薬や殺虫剤の研究を続けており、2012年から100%オーガニックで葡萄栽培に切り替える予定だったが、昨年は、うどんこ病(葉っぱに付くカビ)対策に化学薬品を活用したと説明。 ポンタリエ氏によるとビオディナミ農法にも関心があり、同じメドック地区の第5級格付けシャトー・ポンテ・カネは2010年に認定を取得。また、同じ第1級のシャトー・ラトゥールも近々、ビオディナミ認定を取得すると公表。 ニューヨークで開催されたイベントのマルゴー試飲会の様子。 (イメージ:Elin McCoy/Bloombergより) 栽培方法の他にボトルの栓に関する実験結果を公表。主に天然コルクとスクリューキャップの比較が研究対象となっており、今回はマルゴーのセカンド・ラベルの『パヴィヨン・ルージュ』での飲み比べが行なわれた。特にマルゴーでは栓のタイプを変更する予定はないが、長期間ボトルで貯蔵されたワインを比較するのに重要な研究として今後も継続される。 マルゴーの試飲用のサンプル・ワインは<ECHANTILLON>と示される専用ラベルが存在する。 (イメージ:TheWineCellarInsiderより) 最後にイベントの参加者には特別にマルゴーがワイン造りのブレンドに使用する葡萄品種を単独で試飲するめったに体験できない特典が与えられた。通常のマルゴー・ブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー20%、プティ・ヴェルドとカベルネ・フランを2%づつ。特に約2%しか使用されない色が濃く凝縮された刺々しい独特の味わいのプティ・ヴェルドは単品では最も印象的で、ブレンドには欠かせない要素を納得できるとのコメントが出てたとか・・・ この春に工事が着工する新しい1600㎡の研究施設で今後もワインに関する研究に取り掛かるとポンタリエ氏は説明している。 (イメージ:MATIAS COREAより) (ニュース・ソース:Bloombergより)

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ソレラ手法を活用したナパのカベルネ・ソーヴィニヨン

(イメージ:WineCountryThisWeekより) ナパのラザフォードAVAのシルバラード・トレイル通り沿いにワイナリーを構えるZD Winesは常に上質なシャルドネ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨンで高い評価を得ている。ワイナリーは1960年代に創業者チームのノーマン・デルーズ(deLeuze)氏とジノ・ゼッポーニ(Zepponi)氏がブルゴーニュ風のピノ・ノワール造りを目指しワイナリーを旗揚げ。90年代にはデルーズ氏の息子さんたちがワイナリー運営を引継ぎ、兄弟が発案したのが<ソレラ手法>を活用したカリフォルニアでは初のワイン造り。 ソレラ手法は主にスペインのシェリー造りで活用され有名な手法で、各年に熟成貯蔵された樽の中身を少しつづ、前の年の樽で熟成している中身とブレンドしワイン、ビール、ビネガー、ブランデーなどを造る手法。ZD Winesは1992年からレゼルブのカベルネ・ソーヴィニヨンを一部ソレラ用に別にとっておいており、1999年に1992~1998年のカベルネ・ブレンドをリリースを皮きりに『アバカス/Abacus』が誕生。今年の10月には15回目のリリースとなり、計20ヴィンテージ分のカベルネ(1992~2012)が含まれる。200ケース限定生産で価格は1本525ドル。すでに予約を受け付けており、興味がある方はお早めにワイナリーに連絡する必要がある。 (イメージ:SteveBeal.comより) 息子さんの一人でワインメーカーを務めているロバート・デルーズ氏によると若いヴィンテージが古いヴィンテージと一緒に加わると、古いヴィンテージが息を吹き返すような効果が現れると話している。有名のところではスペイン(リベラル・デル・ドゥエロ)のベガ・シシリアのウニコ・シリーズのリゼルヴァ・エスペシャルは30年分(テンプラニーニョとカベルネ・ソーヴィニヨン)のヴィンテージをブレンドしたり、シャンパーニュ地方のジャック・セロスのシュブスタンスは1987年のヴィンテージをベースに新しいヴィンテージを加える手法を取り入れたスパークリング造りを行なっている。ナパのカベルネ・ソーヴィニヨンではZD Winesが唯一のワイナリー。 左:Vega Sicilia, “Unico”, Reserva Especial 右:Jacques Selosse SUBSTANCE(イメージ:VinblogとBudi’sFoodblogより) ちなみにワイン名の『アバカス』は日本では<そろばん>を意味しており、ボトルのネックの部分にはアバカスのイメージが彫られたメダルが付いている。特に<そろばん>をモチーフに使ったから日本好きなのかどうか意識せずにいたが、ZD Winesのホームページに埋め込められているYouTubeの商品説明ビデオを見て、いきないBGMが<教授>の代表作。久しぶりに耳にして80年代に一瞬タイムスリップ。オーケストラ・バージョンなのでリラックス度が増します。『戦メリ」とワイン、なかなかいけるペアリング・・・ R.I.P., to Head of THE OSHIMA GANG. (ニュース・ソース:St.HelenaStarより)

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ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:Château Miravalより) ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが夏のバカンスに利用していたフランスのプロバンス地方のシャトー・ミラヴァルを購入し、ローヌの老舗ワイン経営グループのペラン・ファミリー(シャトーヌフ・デュ・パプのシャトー・ド・ボーカステルのオーナー)とチームを組んで、ミラヴァルで栽培されているサンソー、グルナッシュ、シラー、ロール(ヴェルメンティーノ)種などでワイン造りを開始しており、近々アメリカで発売されると情報が出ている。 シャトー・ミラヴァルは70年代にフランス人ピアニストのジャック・ルーシェ氏が音楽のレコーディング・スタジオを敷地内に建て、ピンク・フロイドの名作『ザ・ウォール』の他にもスティング、シャーデー、クランベリーズ、ジプシー・キングズなどがここでレコーディングを行なっている。 2008年に<ブランジェリーナ>がシャトーを購入する前からワイン造りは行なわれており、オーガニックで栽培されている葡萄は常に高い評価を獲得していた。最も有名なワインはサンソーから造られたロゼ・ワインでワイン名『ピンク・フロイド』は国内でも購入可能。今度はローヌの老舗ワイナリーと組んで造るワインはどのようなワインが出来るのかが楽しみです。 サンソーで造られたロゼの「ピンク・フロイド」とシラー&カベをブレンドした「ナトゥシュカ」。 (イメージ:Château Miravalより) (ニュース・ソース:WineSpectatorより) *** 時計回り:剪定用の道具、剪定前、剪定済み (イメージ:NapaValeyyGrapegrowerより) 収穫シーズンがお休みの間、ナパ・バレーでは恒例の剪定腕自慢コンテストが開催された。今年で12回目のこのコンテストはNapa Valley Grapegrowersが主催する大会。今年はナパのスプリング・マウンテン・ヴィンヤードで畑の現場監督を行なっているアルフレド・セグラさんが見事、優勝!これまでも2度この大会に出場していたが、今回初めて入賞し、しかも、トップを獲得した。競技内容はシンプルで葡萄の木を綺麗に剪定(無駄または好ましくない枝を切り落とす)すればOK。作業をストップウォッチで時間を計り、最も早く、丁寧にできた人が高得点で評価される。ちなみに優勝者には剪定チャンピオンのベルト・バックルが受賞される。 時計回り:チャンピオン・バックルを受賞したセグラさん、競技風景、審査風景。 (イメージ:NapaValleyRegisterより) (ニュース・ソース:NapaValleyRegisterより) *** (イメージ:KoshuOfJapanUKより) イギリスのロンドンでは今週、日本の甲州ワインのイベントが開催される。今年で4回目となるこのイベントは様々な甲州ワインを試飲していただくだけではく、日本食を含む各国の料理とのマッチングなども紹介するコーナーも今回の目玉らしい。国内では一定のステータスを築き上げてきた甲州ワインが世界の各地でも楽しんでもらえるのはうれしい限りです。 個人的にお気に入りの甲州ワインをいくつか・・・ 勝沼醸造のアルガーノ 原茂ワインの樽熟成 グレイス・ワイナリー(中央葡萄酒)の鳥居平畑プライベート・リザーブ (ニュース・ソース:KoshuOfJapanUKより)

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ナパのワイナリーが水中熟成に挑戦

(イメージ:MiraWineryより) 以前にもこのブログで紹介したヨーロッパで試されている<水中>でのワイン熟成トレンドがついにアメリカにも飛び火。ナパのMira Wineryが東海岸のサウス・カロライナ州チャールストン市の港に4ケースのカベルネ・ソーヴィニヨンが3ヶ月間特注のカゴを利用して海底に沈められる。平行にナパのワイナリーでも同じカベルネ・ソーヴィニヨンが貯蔵され、試験的な熟成期間が終了後に研究所で成分分析が行なわれる。その後はチャールストンの地元ソムリエを迎え、2つの異なった条件で保管されたワインの試飲会も行なわれる。 今回、水中熟成実験に使用されるカベルネ・ソーヴィニヨン (イメージ:MiraWineryより) 2007年にエマニュエル・ポエマール氏(Emmanuel Poirmeur)がフランスのバスク地方で水中でワインの熟成を実験に成功してからヨーロッパの各地でこのトレンドが広まった。イタリアのピエロ・ルガーノ氏、ボルドーのシャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン、スペインのフレシネなどもワインの水中熟成に挑戦している。 今回、アメリカのワイナリーとして初めて水中熟成に挑戦しているのが2011年にナパ・バレーのセント・へレナにワイナリーをオープンしたMira Winery。ロバート・モンダヴィで17年間に渡り経験を積み上げたMiraWineryのワインメイカー、グスタヴォ・ゴンザレス氏は水中での環境(温度、気圧、湿度、明かり、酸素など)はワインの熟成に適しているはずで、実際にどのような効果が現れるのか試す価値が多いにあると、熟成結果に対して前向きなコメントを残している。ちなみにワイナリーの社長を務めるジム・ダイク氏がサウス・カロライナにルーツがあることからチャールストンが実験ロケーションに選ばれたのではないかと推測されている。 今回の実験のために作られた特殊なケース。 (イメージ:MiraWineryより) チャールストンは<知る人ぞ知る>アメリカの中での注目ダイニング街の一つ。特に『HUSK』はアメリカの南部料理の専門店として人気が高く、全国からお客さんがやってくる。また、海に囲まれたチャールストンはオールド・タウンのまま保存されていて、ニュー・オーリンズを少し綺麗にした感じの街並みを見に行くだけでも十分価値がある。   上から:コンフォート・フード専門店のHUSK、夜のレストラン街の裏道、カラフルな建物。 (イメージ:WMagazine、kabriggs991、architectdailyより)   (ニュース・ソース:CharlestonMercuryより)

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