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ワイナリーの振込詐欺被害

カリフォルニア州ナパ郡の検察が地元のワイナリーに対して振込詐欺の被害に対する警戒を促しています。詐欺の内容はEメールにより結婚式などのイベントのために15-20ケースの注文依頼が入る。商品は支払いが済んだ後に運送業者がワイナリーで引き取ると伝えられる。詐欺師は盗難クレジットカード番号で商品の代金を支払う。そして、送料(数十万分)の代金はワイナリー側が負担するように説得し、運送業者の銀行口座に送料を振り込ませる。運送業者は現れず、送料の代金は回収できないまま、消えてしまう。 警告の中に防止策が含まれており、依頼のメールには文法ミスや脱字が多いと伝えている。 ナパ検察が発表した警戒ニュースに対する疑問があまりにも多く、どこからつついて良いのか困ってしまいます。 まず、盗難クレジットカードで支払いを許可するカード会社のシステムがあまりにもお粗末な点。実際に商品はワイナリーから出ないので商品代金の被害はないものの、支払いがカード会社のシステムで<許可>されたことでワイナリーが被害にあうのは気の毒です。カード会社、頼むよ!! 次に送料をワイナリー負担で説得されられる点。いくら大きな注文であっても、送料をワイナリー持ちで合意するのはワイナリーの心が広すぎます。しかも、数十万円分の送料は大きな負担額です。単純に商売の面から考えただけでもいい条件とは思えません。そして、海外に送らない限り、この注文量ではこのような金額にはなりません。面倒でも送料を振込む前に自分たちで料金を調査する必要があると思います。 送料が振込詐欺の焦点であるのであれば、この詐欺師はおそらくアメリカ以外の場所へワインを配送しようとワイナリーに説明していると思われます。この推測が正しければ、依頼文に英語の文法ミスや脱字があっても、全く不思議に感じなくても自然です。検察も送料目当ての詐欺だとわかっているのであれば、文法ミスや脱字に注意を呼びかけるだけでなく、他の予防策を呼びかけるのはどうでしょう!?!ワイナリーをおちょくっているとしか思えません。 新年最初の厳選ニュースがあまりフェスティブ(大勢でシャンパンで乾杯する)な話題ではありませんが、以前、<レオ様>が出演してた詐欺師の役を演じた映画が頭から離れず、被害にあったワイナリーには本当気の毒ですが、どこかコミカルで想像を掻き立てるニュースであることは確かです。

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