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カリフォルニア・ワインの試飲会シーズン真っ盛り

ぶどうの樹に小さなつぼみが付き始めるこの頃、カリフォルニアでは試飲会のピーク・シーズンを向かえています。 日本でもアジア最大級の食品・飲料展示会FOODEXなど数多くの会場でワインを試飲できる機会がありますが、北カリフォルニアでは桁外れの数の試飲イベントで一斉にコルク栓が抜かれワインが街中にあふれ出す勢いでテイスティングが行われています。 いくつか興味深い試飲イベントを紹介いたします。 ■投資感覚のフューチャーズ・イベント 前年の秋に収穫したぶどうの大半は発酵段階が終わり、熟成の段階に入っています。そんな静かに眠っている果実を無理やり起こし、直接樽から試飲するのが「バレル(樽)テイスティング」。ワインは完成品でありませんが、この段階で試飲し、将来よい物になると思えるのであれば、ケース単位で取り置き注文するのです。若くしてリリースされるワインであれば半年~1年先にボトリングされてから手元に届くのです。ブティック・ワイナリーやカルトワインの場合、年間生産量が限られているので、イベントにワインを買う目的で参加される方々は真剣に吟味し、株のように将来性があるか否かを判断しています。また、小規模ワイナリーはこの試飲会での注文の量でその年の収入が決まってしまうほどの重要なイベントです。 一方、こんな事が行われていることを知らずに参加している人たちは、ワインの味や質感の薄さや特徴のなさに首をかしげながらも、青空の下でグラス片手にワインといい天気を満喫しています。 おすすめ試飲会:その1 Wine Road ソノマの3大AVA(ロシアン・リバー、ドライクリーク、アレクサンダー)をまたがって行われているバレル・テースティング。前に参加したときは1日で12ヶ所を回りました。ざっと計算すると、移動を含めて1時間に2ワイナリーを訪問し、1ヶ所5~6種類のワイン試飲しました。気合入れて挑めば参加費の基をとれことは確かです。   ■団体別のイベント カリフォルニア・ワインの普及活動に欠かせないのが、多目的ワイン団体です。原産地別(AVA)、ぶどう品種別(リースリング)、職業別(ぶどう栽培家・ワインブロガー)などワインに関する様々な団体が存在し、これらのグループも試飲イベントを主宰しています。 個人的に今、最も関心が高いのがカリフォルニアで仏ローヌ地方のぶどう品種を扱った栽培家と醸造家で構成された団体、RHONE RANGERS。古きよき時代のアメリカのテレビで西部を舞台にしたウェスターン・シリーズの主人公LONE RANGER(悪を正す覆面保安官)をなぞって命名された団体は330の栽培家と醸造家で構成する団体。カリフォルニアではカベルネ・ソーヴィニオンが未だに大巨人のように他の品種を見下ろしている感がありますが、ローヌ地方で栽培されているシラー、グルナッシュ、ヴィオニエなど品種もカベルネと同じようにマザーランドから移住して高い適応性を示しはじめています。今月の21と22日にサンフランシスコ近郊で開催されイベントでは125ワイナリーが500種類ワインを展示します。これまた桁外れの数にリストを見てるだけで酔いが回ってくる気分になります。参加できる人たちがうらやましい・・・ おすすめ試飲会:その2 Rhone Rangers San Francisco Grand Tasting 決して成熟した豊満な果実味と繊細かつ大胆なバディーで頭ごなしに「どーだー、参ったか」と主張するカリフォルニアのカベルネが「悪」の象徴とは言いませんが、経済的にも一時的にこのようなスタイルから休憩するのにぴったりなのが、カリフォルニア<ローヌ・スタイル>ワインと考えております。セボ~ン。 こんな素敵な格好で悪を正していたのがLONE RANGERと相棒の白馬。               ■ワイナリーのオープンハウス ナパにワイン・テイスティング旅行に行かれる場合、試飲施設を設けているワイナリーを訪問することができます。ただし、これらの試飲施設を持っているワイナリーは一握りの大手有名ワイナリーにすぎません。大半のワイナリーは試飲施設を待たずにいます。問い合わせて試飲を依頼することは可能ですが、人不足でバイヤー以外からの依頼は断るケースがあります。このような小規模ワイナリーの多くは醸造施設など比較的広いスペースを開放してこの時期限定のオープン・ハウス試飲会を開催します。 ワイナリーのオーナーやワインメーカーが直接接客を受けることができ、おつまみも大きい試飲会場より充実してて、退屈になったらワイナリーの番犬とたわむれることも可能なアットホーム感を味わえて、何度も同じワイナリーを訪れてて少しマンネリ化を解消したい人たちにお奨めです。 おすすめ試飲会:その3 A Donkey And … Continue reading

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