Category Archives: カリフォルニア・ワイン

ワイン・ニュースのまとめ

まずは全米で最も多いエントリー数をほこる、サンフランシスコ・クロニクルのワイン・コンペティションの2014年の結果が発表された。約1,400社から5,800本の米国産のワインの審査が行なわれ次のワインが部門別でトップ表彰を受けた。 スパークリング部門: Domaine Carneros by Taittinger – 2009 Brut Carneros – Domaine Carneros – $32.00 Korbel Champagne Cellars – NV Brut Rosé – California – $11.00 白ワイン部門: Baldacci Family Vineyards – 2012 Chardonnay – Carneros-Napa, Sorelle- $38.00 ピンク・ワイン部門: Barnard Griffin … Continue reading

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Leave a comment

畑管理者と葡萄畑所有者の間でトラブル発生

ナパ・バレーのハウエル・マウンテンAVAの葡萄畑で昨年収穫された葡萄に対してトラブルが発生し、畑の所有者が畑管理者を訴える事態となった。 (イメージ:CellarTrackerより) 20年以上の実績を持つセント・ヘレナAVA<Del Dotto Vineyards/デル・ドット>とラザフォードAVAの<Fleury Winery/フューリー>で共同で所有するハウエル・マウンテン内の畑を<Jeff Hill Vineyard Group/ジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループ>で長年ナパとソノマで葡萄畑管理業を営んできて、2008年にセント・ヘレナAVAで独自のワイナリー<Hill Wine Company/ヒル・ワイン>を開業したのジェフ・ヒル氏に管理委託していた畑の葡萄を所有者のワイナリーに届けずに、自らのワイナリーで活用したと不正行為に対して訴えを起こした。 ナパ郡の最高裁判所によると昨年の10月17日にデル・ドットとフューリーに納期するはずの約6トン分のハウエル・マウンテン産の葡萄を、自ら運営するヒル・ワインに納期したと訴えている。デル・ドットによると2012年にジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループに所有するいくつかの畑の管理を委託する契約を交わした。業務委託の契約金を支払ったのに関わらず、約束の葡萄管理業務は行なわれず、契約金の返却を要求している。 今回、トラブルが起きたナパのハウエル・マウンテンAVAを示すマップ。 (イメージ:WineFollyより) 一方、ジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループは業務に対して過去6年に渡ってデル・ドットに対して管理業務を提供しており、デル・ドットからの未払い金が発生していると主張している。また昨年の10月17日に不正納期された疑われている葡萄はデル・ドットに納入済みで、自らのワイナリーで使用した実態はないと、業務に関連する書類も残っていることも主張している。 一体どちらかが正しい主張を行なっているのかが不明の今回の訴えだが、今回訴えられたジェフ・ヒル氏は管理業務とワイン生産者の両方の業務でここ2年間だけでも複数の件で訴えられる実績がある。 2012年7月には正し許可書を所得せずに畑の改造業務を行なったことで訴えられる。 2013年3月にはダックホーン・ワインから商標違反で訴えられる。 2013年3月には自ら運営するワイナリーで葡萄供給契約を交わした畑(農家)の葡萄の品質が乏しいことから納期を断ることで契約違反で農家から訴えられる。 2013年9月にはトレフェッセン・ファミリー・ヴィンヤードがヒル・ワインに供給した葡萄に対して支払いを怠ったことで訴えられる。 いくらアメリカが訴訟文化であっても短期間にこれだけ訴えられる人も、なかなかいないような気がするが、ヒル氏を代表する弁護士も偉い忙しいのでは・・・ちなみに弁護士はこれまでの訴えはすべて<処理済>とコメントをしている。 今回の訴えは完全に双方の主張が異なることが特に興味深い・・・葡萄を横取りしたのか、それとも受け取った物を受けてないふりをしているのか、真相が気になる・・・ (ニュース・ソース:Napa Valley Registerより)

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Leave a comment

2014年は<干ばつ>に悩まされるのか???

メンドシーノのレイク・メンドシーノがかれ上げっている様子。 (イメージ:Press Democrat/Ken Porterより) 2014年に入ってまだ数日しか経っていないが、カリフォルニア各地から届くワイン関連のニュースには一つ共通テーマ<干ばつ>もしくは<降水量>が多くの見出しに登場している。 まずは大まかなところから見ると、AP社からも配信されているが、2013年はカリフォルニアでは観測史上もっとも<降水量が少ない年>に終わった。2012年も降水量が少なかったため、2年連続で雨が平均値よりも低い数値を記録したこととなった。 ABCニュースのレポートでは2013年のサンフランシスコは年間で5.59インチ(14 cm)の降水量で平均値の20.78インチ(52 cm)を大幅に下回っている。また、ロサンゼルスでは3.6インチ(9 cm)で平均値は15インチ(38 cm)。(ABCニュースより) 一方、WineBusiness.comで公表しているカリフォルニアのワイン産地別での降水量を見ると、ナパは平均値の22.7%のみの降水量で、年間で計約7インチ(17 cm)、平均値は約33インチ(63 cm)。ソノマも平均値の約29%に止まり、年間で計約10インチ(25 cm)、平均値は約36インチ(91 cm)。そして、サンタバーバラは平均値の約39%で、年間で計約8インチ(20 cm)、平均値は約22インチ(55 cm)。(WineBusiness.comの降水量データより) 降水量が少なくなると、特に農業では灌漑が必要となり、各地域に設けられている貯水池や自然湖から水を引っ張ってくる必要性が出てくる。各地域にはそれぞれ生活水から商業用の水を含めて、様々な場所(州が設定した以外にも民間企業から仕入れるケースもある)から水源を確保しており<干ばつ>イコール<水不足>とはならない。また葡萄栽培には関しては灌漑よりも霜防止のための水撒きや冬の間に葡萄の木の良い状態で休むのに土壌に水分が欲しい。ただし、<干ばつ>を望むわけでもなく、特に水源確保に見通しが怪しい気配を感じている地域は早々に水の節約や水源確保に必要な補助を始めている場所もある。 2014年に入ってから真っ先に水源確保に動き出したのがメンドシーノ(ソノマの北)産地。Press Democrat紙では<干ばつ緊急事態宣言>を発令する準備をしており、特にレイク・メンドシーノ湖とロシアン・リバー川の貯水と水源に関して必要な数値を下回ってことを理由にあげている。今週、月曜の最新観測ではレイク・メンドシーノ湖の貯水量が深さ707.3フィート(215メーター)を記録し、このままでは最小数値を更新する恐れが出ている。(Press Democratより) ナパの北に隣接するレイク・カウンティのレイク・ピルズバリーの様子。(イメージ:Press Democrat/Ken Porterより) 一方、ナパ郡に関しては2014年に必要な水源確保できていることから、<干ばつ緊急事態宣言>は2015年を含めて出ないと見込んでいる。主にナパはレイク・ヘネシー湖とミリケン貯水池が水源となっており、約70%の貯水量を維持している。 とは言っても、その他カリフォルニア各地はメンドシーノのように主な湖や貯水池の貯水量がて半分以下を切っており、貯水量の回復を期待している地域は北から南へ少なくない。農業関連の専門誌Capital Press紙では貯水量が半分の数値を割った州運営及び民間運営の湖や貯水池をリストアップした。(Capital Pressより) Trinity Lake(トリニティ): 48% Shasta Lake(シャスタ): 36% Lake Oroville(ビュート): 36% New Bullards … Continue reading

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | 1 Comment

SFクロニクルが選ぶ2013年ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー

年明け早々の恒例となったサンフランシスコ・クロニクル紙が選ぶ<ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー>にナパで活動する<Matthiasson Wines/マサイアソン・ワイン>のスティーブ・マサイアソン氏が選ばれた。  (イメージ:Winemakers Recomnendより) このブログでも度々紹介させていただいているマサイアソンはナパの生産者でありながら、パワフルで、高い熟成度のフルーティなスタイルのカベルネなどのワインとはかけ離れた抑え目で、また、カリフォルニアでは馴染みが浅い葡萄品種でのワイン造りを行なっている<自然派>生産者の一つである。特にこのブログでは北イタリアのフリウリ地方で人気の白ワイン用の葡萄をカリフォルニアに持ち込んで自ら栽培および醸造を行なっている内容などを紹介させていただいた。 そもそもマサイアソン氏は醸造家よりも栽培専門家として活動期間が長い。ナパの有名ワイナリー(スタッグス・リープ・ワイン・セラー、アラウホ・エステート、スポッツウッド、ホールなど)で畑管理コンサルタントとして、現在でもメインの職業としている。ナパでは当たり前となった超熟成スタイルのワインとは異なったスタイルのワイン、アルコール度数を控え目で味わい深いワイン造りを行ないたいワイナリーは、マサイアソン氏に相談すればいいと評判を得る。特にマサイアソン氏の場合、有機農法などの自然派の考え方をベースに近代技術や農業研究を理解する中で、顧客が求めている結果を提供することで実績と好評を積み上げていった。 栽培コンサルタントとして依頼が増える中、2002年にナパ移り住み、自宅周辺の約5エーカーの土地にカリフォルニアでは馴染みの薄い葡萄品種(Ribolla Gialla/リボッラ・ジャッラ、Tocai Friulano/トカイ・フリウラーノ、Refosco/レフォスコ、Schioppettino/スキオッペッティーノ)を開始するようになる。趣味でこれらの珍しい品種でワイン造りを行なう中、徐々に本格的なワイン醸造にも目覚め、<マサイアソン・ワイン>を2006年に奥さんのジルさんと立ち上げる。 馴染みの薄い品種で造るワインで知られるようになったが、旗揚げ当初はナパを代表するカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローをブレンドしたワインでスタートして、現在も、カベルネをベースにしたワインはラインアップにいくつか含まれている。また、自宅の隣の畑Linda Vista Vineyardからシャルドネを購入し、白ワインのラインアップに加えている。 (イメージ:Matthiasson Wines/Twitterより) 近々、Linda Vistaを一部購入し、ナパの正式ワイナリー認定を目指す。(ナパの正式ワイナリーの許可書を得るためには醸造施設周辺に最低10エーカーの畑からワインを造る必要がある。)おそらく正式ワイナリーになれば畑管理コンサルタント業務を控えるようになり、更にアッと驚くような品種で造るワインやワイン醸造の腕を上げてくるのではないかと推測している。また、ワイナリーとして生産量が増えて、現地調達のお土産用以外にも国内へ輸出できるようになることを大いに期待している! カリフォルニア(特にサンフランシスコやロサンゼルス)ではワイン愛好家が通うの人気のワインショップで<マサイアソン・ワイン>を購入することが可能。オススメは当然、代名詞の<Napa Valley White Wine>のシリーズでリボッラ・ジャッラ、トカイ・フリウラーノ、ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨンをブレンドした人気のワイン。また、新しいシリーズで<Tendu California White Wine>はヨロ郡(ナパから北東に100キロ行ったDunnigam Hills AVA/ダニガム・ヒルズ)で栽培されたヴェルメンティーノ(イタリア原産)から造った白ワインも要チェック! (イメージ:MatthiassonWines/Facebookより) (ニュース・ソース:SF Chronicleより)

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , | Leave a comment

<ラ・ターシュ>と同等のソノマ産のワイン!?!

最新号のワイン・アドヴォケート誌でカリフォルニア産地を再度担当することとなったロバート・パーカー氏がいくつかのソノマ産のワインに対してパーフェ クトの100点を与えた。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) まずはイギリス人オーナーの<Peter Michael Winery/ピーター・マイケル>はソノマ・コースト産の2つのピノ・ノワールが100点を獲得した。中にもSeaview Estate Vineyardの<Clos du Ciel>は1990年ヴィンテージのドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンテの<ラ・ターシュ>の味わいが瓜二つとパーカー氏はコメント。そして、同じくSeaview Estate Vineyardの<Ma Danseuse>に関しては「生涯試飲した中で最も有能なピノの一つ」と最高の評価を与えた。 上空から見たソノマ・コーストのSeaview Estate Vineyard。 (イメージ:Peter Michael Winery/Facebookより) ピーター・マイケルのワインメーカーはフランスのシャンパーニュ出身のニコラス・モレー氏。モレー氏はシャンパーニュ地方で代々続くメゾンPierre Morlet & Filsの一族で兄のリュック・モレー氏はナパのMorlet Family Winesで上質なカベルネやピノ造りを行なっている。 もう一つパーカーから100ポイントを獲得したのがソノマの<Donelan Family Wines/ドネラン・ファミリー・ワイン>の<2009 Richard’s Family Vineyard Syrah>。 (イメージ:DonelanFamilyWines/Twitterより) そもそも2000年に<Pax Wine Cellars>として旗揚げワイナリーがパートナー及びワインメーカーのパックス・マール氏と2008年に分かれてから、<ドネラン・ファミリー ・ワイン>に改名。ナパのHdV(ハイド・ヴィンヤードを所有するハイド・ファミリーとブルゴーニュのドメーヌ・ア・エ・ぺー・ド・ヴィレーヌのJVワイナリー )でワイン醸造の腕を磨いたタイラー・テイラー氏をワインメーカーに向かい入れ、前身のPaxと同様に高い評価のワインを造り続けてきた。 ワインメーカーのテイラー氏がRichard’s … Continue reading

Posted in カリフォルニア・ワイン, フランス・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , , , | Leave a comment

ワイン・ニュースのまとめ

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2014年の一発目は正月休みの間におきたワイン関連のニュースでスタートします。 *** (イメージ:Wine Australiaより) 北半球は冬真っ只中だが、南半球は2014年ヴィンテージの収穫時期は数週間後に開始するが、オーストラリアからは先行きが心配してしまうようなニュースが・・・ 豪州の大手ワイン会社3社のAccolade Wine/アコレード・ワイン社、Pernod Ricard/ペルノ・リカール社、Treasury Wine Estate/トレジャリー・ワイン・エステート社は共に葡萄の仕入価格を最大で50%引き下げると昨年の12月に発表をおこなった。豪州ではワインのオーバーストックと販売が伸び悩むとここ数年の実績が理由として仕入価格の引き下げを行なったと推測される。2011年の干ばつを皮切りに豪州ワイン産業は一時の成長から下降傾向が続いており、葡萄の価格が一時より立て直し上昇傾向であったが、昨年年末の大手ワイン会社の発表は農家にとっては死活問題で、このまま葡萄栽培を続けることができるのかが問われてしまうほのの事態になっている。 すでにシャルドネ種とモスカット種の仕入価格が最も大きく落ち込むと発表が出ている。この事態を踏まえ、白ワインを専門に栽培している北西ヴィクトリア産地の葡萄農家協会の代表者は多くの葡萄農家に影響が出ると予測しており、このまま葡萄収穫を行なわず、必要な手続きを行なう農家も出るとも予測している。特に残念なことは葡萄そのものには特に質も問題はなく、オーストラリア全体で見るとワインの評価が高まっていることが実態。 急激に成長したオーストラリアのワイン産業が一旦リセットする意味で仕方がないことなのか、それとも何か産業全体の巻き返しか、葡萄農家への救済策がとられるのを待って我慢するのか、重大な判断が多くの農家に迫っていることだけは確かだ・・・ (ニュース・ソース:ABCより) *** (イメージ:The Wall Street Journalより) フランスのソーテルヌ産地でも重大な判断が迫っている。ソーテルヌはセミョン種とソーヴィニョン・ブラン種の葡萄で造られる貴腐ワインが真っ先に頭に浮かび、極甘口でデザートワインとして味わわれているワインを連想すると思う。有名な生産者としてはシャトー・ディケムが挙げられる。 ソーテルヌ産地は5つの村(ソーテルヌ、ボンム、フォルグ、ブレイニャック、バルザック)で構成されおり、ボルドー南部の<グラーヴAOC>の一部となっている。実はアルコール度数が13%以上の甘口貴腐ワインのみが<ソーテルヌAOC>の表記を許可されており、同じ生産地でその他のスタイルの白ワインはすべて大まかな<ボルドー・ブランAOC>の表記を使用する。 ここ数年、甘口貴腐ワインの業績が伸び悩んでおり、ソーテルヌでは上質は<ドライ・スタイル>の白ワインも生産していることを認知してもらうために、<ドライ・スタイル>の白ワイン限定に、大まかな<ボルドー・ブランAOC>よりも更に産地を特定できる<グラーヴAOC>の表記を使用し、売り出す案が出ている。 これに待ったをかけているのが、ソーテルヌ産地を代表する甘口貴腐ワインを造る生産者たち。隣のセロンAOCでもおきた現象で、同じように<グラーヴAOC>の表記を許可した後に、多くの生産者が甘口貴腐ワイン造りから離れてしまい、<ドライ・スタイル>専門にスイッチしてしまったのである。当然、ソーテルヌ産地の5つの村の生産者も、市場がドライ・スタイルを求めているのなら、そっちに切り替える生産者も出てくると考えられ、伝統的な貴腐ワインを扱う生産者が減少する可能性もある。 伝統を守り続けるのか、それとも市場の需要を追って生産をおこなうのか議論が高まるような気がする・・・ (ニュース・ソース:Decanterより) *** (イメージ:My Beautiful Adventuresより) 最後はカリフォルニアから。特にニュース性はないが、国内でもお馴染みのRavenswood/レイヴェンズウッドの創業者、元ZAP(ジンファンデル・アドヴォケート&プロデューサー)の代表、そして現在はワイン・グループ会社大手のコンステレーション社でシニア・ヴァイス・プレジデントを勤めているジョエル・ピーターソン氏がDrink Business誌のインタビューでカリフォルニア特有の品種の一つ、<ジンファンデル>の今後の展開を予測する内容を公開した。 ピーターソン氏は<ジンファンデルのゴッドファーザー>と呼ばれることもあり、リッジのポール・ドレーパー氏と共に30年以上、ジャグ・ワイン(バルク・ワイン)から始まった葡萄がプレミアム・ワインに使用されるカリフォルニアを代表する品種に仕立てた貢献度は誰もが認めている。 レイヴェンズウッドやリッジはジンファンデルの扱い方に対して研究を1970年代から重ねてきた。ピーターソン氏は当初のジャグ・ワインから<オールド・ワールド>スタイルでプレミアム・ワインとして理想とされる12.5%~14%のアルコール度数のワイン造りに取り掛かった。一方で<ジンファンデルの誕生地>と呼ばれるアマドール郡では遅積みの超熟成でアルコール度数16%のワイン造りが盛んに行なわれていた。結果的に90年代に入るとピーターソン氏が目指していたスタイルと超熟成スタイルの中間あたりを<Turley/ターリー>が表現することに成功し、ジンファンデルとして初めてロバート・パーカー氏から100ポイントを<Turley 1994 Hayne Vineyard Zinfandel>が獲得した。それでもピーターソン氏にしてみれば、ターリーのワインはオーク樽臭が強く残り、高いアルコール度数のワインであったことから更に研究に取り掛かり、一方でパーカー好みで高い評価を得られるのであればターリーのスタイルを再現しようと多くの生産者が<フルーティ>や<ジャム感覚>のジンファンデルが多く造られるようになった。このトレンドが2009年まで続いたが、2010年と2011年は気温が上がらず超熟成にジンファンデルが足しなかったことや新たなスタイルに挑戦する若手のワインメーカーが現れ、ピーターソン氏が目指していたジンファンデルへの動きが高まった。 (イメージ:Cellar Trackerより) 現在は大きく2つの分野での研究が盛んに行なわれている。まずは長期貯蔵向きのジンファンデルを造ること。そもそもジンファンデルは若い、早飲みに適していると思われていたが、長期貯蔵を考慮し十分に酸とタンニンの抽出を行なえば貯蔵向けのワインを造ることも可能とわかった。もう一つはフランス製オーク樽よりアメリカ製オーク樽のほうがジンファンデルの樽熟成に向いていることが試験で明らかになり、これまでフランス製を使用していたリッジでもアメリカ製にスイッチした傾向が進んでいる。 … Continue reading

Posted in オーストラリア・ワイン, カリフォルニア・ワイン, フランス・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , , , | Leave a comment

ボトルのサイズでワインの味は異なるのか?

(イメージ:Food Republicより) ワイン・コレクターの間では、長期貯蔵を考慮して、ワイン・ボトルの容量で味わいに違いが出ると確信している人は少なくない。コレクターの間での認識では小さい容量のボトルほど早く熟成すると理解されている。実際に瓶詰めされたワインは栓がされる段階で空気が液体と一緒に閉じ込められ、空気の量と液体の量の割合を考えると、小さい容量のほうが空気の量と液体の量の割合が多いため、上記のコレクターの認識が正しいといえるが、これはあくまでセオリーに過ぎず、実際に味わいに違いが出るのかは実験はそれほど存在しない。この度ワイン・スペクテーター誌で同じワインを異なった容量のボトルで貯蔵された状態で味の違いを試す実験が行なわれた。 (イメージ:Fifty Shades of Wineより) 実験に協力したのはソノマの<Chateau St. Jean/シャトー・セント・ジーン>が<Cinq Cépages 1995>をハーフ・サイズ(375ml)、通常サイズ(750ml)、マグナム(1.5ℓ)、ジェロボアム(3.0ℓ)、マチュザレム(6.0ℓ)を同じ条件で貯蔵していた。実はワイン・スペクテーター誌がカリフォルニアの大手ワイナリーに尋ねたところ5つのサイズで貯蔵していたワイナリーはSt. Jeanが唯一で、実際にSt. Jeanではこのヴィンテージを最後に5つの容量で瓶詰めするのを止めている。ちなみに<Cinq Cépages>はボルドーで多く栽培される葡萄品種 - カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、マルベック、プチ・ヴェルドをブレンドし造ったワイナリーを代表するワイン。 (イメージ:Cult Wineより) 実験は3段階にわけられ、まずは栓を開封して5つのサイズからのワインはブラインドで試飲された。試飲に参加したのはワイン・スペクテーター誌のスタッフとSt. Jeanからのスタッフ。直ちに、最も小さい容量のボトル(ハーフ・サイズ/375ml)に貯蔵されていたワインは全員一致で当てることができた。他の4つのワインより微妙に味に違いが感じられ、プロや専門家が試飲しているからこそ、違いが気になる程度で決してワインが酸化したとのことではないと説明している。実際に通常サイズ(750ml)とマチュザレム(6.0ℓ)も試行錯誤や討議の結果で全員当てることができたが、ほかの2つははっきりと区別が付かないままであった。 1時間後に再度、ブラインドで同じように試飲を行なったが、今回はハーフ・サイズ(375ml)以外がバラバラの回答となった。 再度、開封から3時間後で再度、試飲を行い、今回はジェロボアム(3.0ℓ)のワインが<コルク臭>にさらされていたことが解り、苦味が出始めており、土や乾燥葉の味が目立つようになっていた。 ちなみにここで明らかになったことは、ボトルの容量でボトリング方法が異なること。St. Jeanではハーフと通常サイズはすべて機械で行い、マグナム(1.5ℓ)は機械でワインを注ぎ、手作業でコルクをはめる。ジェロボアム(3.0ℓ)とマチュザレム(6.0ℓ)は手動で樽からホースのような道具で瓶に注ぎ、そしてコルク栓もすべてマニュアルで行なう。手作業で行なうと迅速なタイミングでボトリングが行なわれないため、実際に<コルク臭>やミスが出る可能性が高くなる。 今回の実験で特に新たな発見があったわけでもないが、実際に確率の観点から考えると通常サイズ(750ml)とマグナム(1.5ℓ)がよりよい状態で長期貯蔵に向いており、コレクターとして収集または購入するのであればマグナムが一番か価値があるのではないかと締めくくった。 当然、古いレア・ワインはすべて手作業で瓶詰めや栓が行なわれたので、確率の話は適用しないが、これからコレクションを築く人には今回の実験を参考にしていただくといいのではないでしょうか・・・ まずは複数の瓶サイズのボトル熟成されたワインの味の違いを実験する試飲会が行なわれた。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより)

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , | Leave a comment

ワイン・ニュースのまとめ

(イメージ:Siduri/Facebookより) 国内でも人気のカリフォルニアのソノマ産地でピノ・ノワールを造る<Siduri/シドゥーリ>のオーナー兼ワインメーカーのアダム・リー氏がオレゴン州のウィラメット・バレー内のサブ・アペラシオン<Chehalem Mountains AVA/チュヘイラム・マウンテン>のワイナリー<Hawks View Cellars/ホークス・ビュー・セラーズ>の新しいワインメーカーに抜擢された。 (イメージ:HaksViewCellars/Facebookより) すでにソノマで2.5万ケース規模で年によって17~26種類(!!!)の異なったピノを2つのワイナリー(SiduriとNovy Family Wines)で醸造を行なっており、今回のHawks Viewは年間2,500ケース生産するブティック・ワイナリーで、単純に他州のワイナリーで仕事量が増え効率的ではないと思えるが、リー氏はオレゴンとの縁が深く断るよりプラス要素の方が多いと考えているらしい。 まず、Siduri用のワインにHawks Viewの畑を含め、ほかにも3つの畑から単一畑でチュヘイラム・マウンテン産のピノを供給している。今後もオレゴン産のピノをラインアップに加えるのであれば、現地に詳しくなることは無駄ではない。また、ワイン醸造技術を磨く経験に関して95年、96年、97年のヴィンテージはオレゴンにとって<難しいヴィンテージ>で、この時の経験が今のピノ造りに大いに役立っているとリー氏はコメントしている。同じ葡萄でも異なった環境でワイン造りを行なうことは有意義のある挑戦で、新たなスタイルの構築にも役立つかも知れない。これまでのSiduriで造っているワインと異なったスタイルで新しいオレゴン・ピノを仕上げるのか、新しいワインを試してみるのを楽しみだ。 (ニュース・ソース:Wine Spectatorより) *** (イメージ:Because I Am Fabulousより) Siduri関連でもう一つ、オバマ大統領が今月8日にホワイト・ハウスで開催された恒例のホリデー・ディナー(最近はアメリカでは宗教や思想の違いからクリスマス・パーティーと呼ぶのを控える・・・)で<2012 Siduri Russian River Valley Pinot Noir>が振る舞われると、ホワイトハウス公認のブログで発表された。 RRVピノの2012ヴィンテージのラベルのロール。 (イメージ:Siduri/Facebookより) Siduriのほかにカリフォルニアのナパ産の<Domaine Chandon/ドメーヌ・シャンドン>のスパークリングと<Hagafen/ハガフェン>の<2011 Napa Valley Merlot> そして、Hagaefenのセカンド<Don Ernesto/ドン・アーネスト>の<2012 Collage Roussanne/Marssanne>も用意されるようだ。 ちなみにハガフェンとドン・アーネストのオーナーはユダヤ系の方で、ナパ唯一のコーシャ認定のワイナリーでもある。 このホリデー・パーティーは恒例の「ケネディー・センター・ホナーズ」と呼ばれるアメリカの芸術文化に貢献した人を表彰するセレモニーの直後に開催されることから、表彰される面々も当然、パーティーにも参加。今年の表彰されたのはギターリストのサンタナ、女優のシャーリー・マクレーン、ミュージシャンのビリー・ジョエル、ジャズ・ピアニストのハービー・ハンコック、そしてオペラ歌手のマルティナ・アローヨさん。 … Continue reading

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , , , | Leave a comment

偽造ワイン事件の裁判結果

ここ数週間、ワイン関連のニュースは大量の偽ワインをオークションなどを通じて販売したルディ・クルニアワン(Rudy Kurniawan)被告人の裁判で一色だった。ニューヨーク州のマンハッタンで開催された裁判だったの一般のニュースを含めて多くのニュース・アウトレットは報道されることからこのブログでの紹介をあえて控えていたが、今週の水曜に裁判の判決が下され、予想通りの結果がでたことから、この事件の幕がおりることとなった。 (イメージ:Los Angeles Times/Ricardo DeAratanhaより) 12月9日に開始した連邦裁判所は18日にクルニアワン被告人が偽造ワインの販売と金融機関への詐欺の罪で有罪の判決で20年の禁固と罰金で終了した。実は<偽ワインの販売>に関してアメリカでは初の有罪の判決であったことが歴史に残る事件と判決となった。 インドネシア出身で37歳のクルニアワン被告人は2002年頃にロサンゼルスの高級ワインの試飲会や食事会に度々現れるようになり、自ら集めたブルゴーニュやボルドーからのレア・ワインを会に持参し、特にロマネ・コンテに対しては<利き酒>ができるほどの舌の持ち主だったことから<ミスター・コンティ>のあだ名が付くほどワイン界で知名度を上げていった。レア・ワインを専門に扱うニューヨークのアッカー・メラル&コンディット社などを通じて自ら収集してきた高級ワインをオークションに出品するようになり、2002年~2007年の間をピークに2006年だけでも約35億円相当のワインをオークションで販売した。 (イメージ:Xuniteより) レア・ワインのオークション市場全体で約300億円市場まで成長する中、2008年に出品したブルゴーニュの<Domaine Ponsot/ドメーヌ・ポンソ>の<Clos St. Denis/クロ・サン・ドニ>1945年ヴィンテージがワイン・コレクターの目に止まり、コレクターがポンソに問い合わせたところコレクションに含まれていた1945年~1971年ヴィンテージはドメーヌは活動していたが、<クロ・サン・ドニ>は80年代から始めたシリーズだったので、ヴィンテージも当然ありえなかった。オークション・ハウスやワイン・ディーラーはクルニアワン被告人が取り扱うワインをオークションから取り除く動きが始まり、いくつかの言い分を重ねワイン収集を続けてワイン・ディーラーに販売を続けていたが、2012年にクルニアワン被告人から譲り受けたワインがロンドンのオークションで偽物と判明したことをきっかけにFBI捜査局がクルニアワン被告人のロスの自宅の家宅捜査を行い、無数の偽のワイン・ラベル、空のワイン瓶など押収し<偽ワイン造りのラボラトリー>であることが判明し、逮捕とつながった。 (イメージ:Friend Eatより) 今回の裁判ではドメーヌ・ポンソのローラン・ポンソ氏やクルニアワン被告人が出品したワイン219本(約2億円)をオークションで購入した億万長者のビル・コッチ氏などが証言を行なった。関係者の証言、押収した証拠品などを考慮し有罪は免れないほどの裁判で、司法取引を行なわなかったことが不思議に感じる人は少なくなかった。 今回の裁判で最も興味深かったのが、クルニアワン被告人がどのように偽ワイン造りを行なったのかが明らかになったこと。 まず、レア・ワインが飲まれる試飲会や食事会で使用済みのワイン・ボトルを収集したいた話は昨年のエスクァイア誌の特集記事でも紹介された話しだが、実際に中身の造り方または本物に近づけさせるための方程式などが今回の裁判で明らかになった。 (イメージ:Wine Spectatorより) レアで古いワインには独特な青臭い香りが付く。中には乾燥ハーブや缶詰のアスパラガスのような特徴で表現されるが、古ければ古いほどこの香りを避けることはできず、当然、クルニアワン被告人もこれを理解していたため、1本約60ドル程度の価格で販売されている古い(1970年代頃)需要がないワインをヨーロッパから大量に買い集めていた。押収された証拠品の中にはイギリスのワイン・ディーラーに904本このようなワインを購入したインボイスが残っている。これらのワインをカリフォルニア産の早飲みの若いワインとブレンドして偽ワインを造りを行なった。 またフランスの<良いヴィンテージ>は夏が温かく、熟成度が高めの年のワインをさすことが多く、この特徴を活かし、カリフォルニアでも熟成度が高めのワインを偽ワイン造りに買い集めたことがわかった。 時には上質な偽ワインを造るためには投資も必要で、押収品の中には1本200ドルするMarcassinが存在し、偽のレアなブルゴーニュ造りに活用されたことも明らかになった。 (イメージ:California Wine Reportより) 最後に、できるだけ本物と一緒にセットを組みオークションに偽ワインを出品することも心がけたようで、言い逃れができるような状況を作っていたことが明らかになった。 クルニアワン被告人を弁護したジェロム・ムーニー氏は高級ワインを楽しむハイ・ソサエティに強く憧れ、このグループの一員になるためにエネルギーを費やしたと説明。また、ハイソについていくためにスポーツカーや腕時計の高級品を入手が派手になり、この生活を維持するために偽ワイン造りが盛んになったと説明している。 金融機関のへの詐欺行為はローン申請に入国状況に関して偽りの内容を行なったことで罪に問われ、2003年に長期滞在の申請を行なったが、申請が却下されてアメリカからの退去を命じられていたことを隠していた。 今回の判決に対して上訴することを予想されるが、判決が覆される可能性は非常に低い。 (ニュース・ソース:NPR、Los Angeles Times、Wine Spectatorより)

Posted in カリフォルニア・ワイン, フランス・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , , | Leave a comment

カリフォルニア2011<苦戦のヴィンテージ>の評価

カリフォルニアの2011年ヴィンテージは<苦戦のヴィンテージ>として業界では語られる。この<苦戦のヴィンテージ>からいよいよの赤ワインがリリースされる時期になっており、ワイン専門誌では徐々にその正体を明らかにしている。 (イメージ:Dutton-Goldfield Winery/Facebookより) まずは<苦戦のヴィンテージ>の由来を振り返ってみよう。2011年と言えば国内では東北での震災の年で津波被害からの建て直しや放射能漏れなどと日本全国で景気の冷え込みが長期に続いたが、カリフォルニアでは違った意味の冷え込みが長期に続き、葡萄栽培に関して多くの農家が苦戦した。 春先には北カリフォルニアでは雨が4月に入っても治まらず、つぼみ/芽の開花が大幅に遅れた。中央や南カリフォルニアに関しては春先には同じく気温が上がらず、霜の被害がパソロブレスからサンタバーバラの畑で発生し、春先の段階ですでに大半の葡萄を失った農家は少なくなかった。 カリフォルニア全土で葡萄の生長は出遅れ、しかも例年より涼しい夏となっていたが、9月まではどうにか多少希望が持てるシーズンになると思われていたが、10月の始めに大型の豪雨が北カリフォルニアを長期に襲い、収穫間近の品種の多くにはカビが付き腐敗果が多く出てしまった。  (イメージ:VML Winery/Facebookより) 特に北カリフォルニアでは<10月4日>が豪雨の開始日として、この前に収穫できた畑は、そこそこ安定感があるワインを造りことができたが、これ以降の収穫した畑は腐敗果交じりでバラつきが出るワインに仕上がった認識である。通常の年であれば10月初旬ではカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルが未収穫で残るが、2011年は春先に雨が続き、夏も涼しかったため、すべての品種の成長に対して遅れが出てしまい、通常では収穫済みであったはずのピノ・ノワール種やシャルドネ種の収穫のタイミングがちょうど豪雨の時期と重なってしまった。 腐敗果は貴腐ワインを造る目的でなければ、葡萄農家泣かせの事態。表面に少しの湿気が存在するだけでカビは成長してしまい、正直、腐敗が進んでいなければ、簡単な検査では見分けることもできない。しかも、一般の収穫作業員は腐敗が明らかでなければ、仕分けることできないことから、除かれないまま醸造所に運ばれる。醸造を始める前に、最後の葡萄の仕分けの工程がある。当然、上質なワインを造るのであれば葡萄の水洗いや殺菌などはもっての外で、仕分機のコンベアベルトで流れてくる葡萄を見て・触って、取り除くしかない。十分な資金があり、仕分けの作業員を増やし、時間をかけてできるワイナリーであるのなら、腐敗果の取り除きが可能だが、中小規模で少人数で行なっているワイナリーにはどうしても欠けてしまう作業となってしまう。 (イメージ:Kanzler Vineyard/Facebookより) ワイン批評家の間で2011年ヴィンテージの特にピノ・ノワールの味わいの感想に<カビ臭い>の表現が連発されている。また、10月初旬の豪雨で腐敗果の恐れを察知し、完全に熟す前に収穫した栽培家も多くいたため、<タンニンが苦く>出てしまった感想も多くあげられている。この<カビ臭さ>と<苦いタンニン>はいくら熟成期間を経ても消すことができない要素であることは専門家の間で認識されている。修正が効かないワインに仕上げてしまったことから、2011年ヴィンテージにはワインの一生涯に残る特徴が刻まれ<苦戦のヴィンテージ>のレッテルが付いてしまうのもどこか魅力的にも感じてしまう・・・ 一方、10月の豪雨を免れたパソロブレスやサンタバーバラ産のワインには北カリフォルニアほどバラつきがない感想が出ている。ただし、春先の霜被害で多くの収穫量を奪われたことから生産者は決して喜んではいない。 また、決して2011ヴィンテージがすべて劣っていると言う意味でもなく、上質なワイン造りに取り組んでいるワイナリーはあえて腕の見せ所と感じて細かい箇所まで気を使い、バランスのいいワインを造っている。販売が開始されたばかりのヴィンテージなので、苦戦したワイナリーを紹介するより、安定感のある上質なソノマ産のピノ・ノワールをいくつかを紹介しよう。 *** ワイン・エンスージアスト誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Williams Selyem、Merry Edwards、Paul Hobbs、Rochioli、Lynmar、Dutton-Goldfield、Joseph Phelps、Failla、Flowers、 Freeman、Sojourn、Siduri (イメージ:Zinfandel Chronicles、Dutton-Goldfield Winery/Facebook、William-Selyem/Facebook、Lynmar Estate/Facebookより) ワイン・スペクテーター誌で高い評価を獲得した2011ヴィンテージのソノマ産のピノ・ノワール:Aston、Kanzler、Meiomi、Reuling、Auteur、Kosta Browne、Mueller、Sonoma-Loeb、Venge、Belle Glos、Peter Michael、Patz & Hall、Saxon Brown、Robert Stemmler、VML、Walt、August West、Paul Hobbs、Lynmar (イメージ:Schrader Cellars、Kanzler Vineyard/Facebook、Gastrobits、Mueller Winery/Facebookより) … Continue reading

Posted in カリフォルニア・ワイン, 厳選ワインニュース | Tagged , , , , , , , , , | Leave a comment