2014年のアメリカ・ワイン業界の予想・・・

1073114_221889357996024_1695983093_o(イメージ:Unified Wine & Grape Symposium/Facebookより)

アメリカ最大規模のワイン展示会『Unified Wine & Grape Symposium』が28〜30日にサクラメントで開催された。今年はワイン産業関連の業者668社が出展し、全日程で14,000人の来場者が訪れた。展示会以外にもワイン関連のセミナー・勉強会も開催され、2014年のワイン業界全体の展望を予測する様々な情報が公開された。

1013735_225478904303736_1867788840_n(イメージ:Unified Wine & Grape Symposium/Facebookより)

まずはコンサルティング会社が2013年のワイン業界全体の成果に対して様々な統計が公表され、アメリカでのワインの売上は前年と比較して2.7%増加に止まったとコンサルティング会社のGomberg Fredrikson and Associates社のアナリストが明らかにした。全体で3億7千万ケースのワインが売買されたが、リキュールやビールなどの他のアルコール飲料に一部シェアを奪われたこともわかった。

2001年から比較すると50%以上全体の売上を伸ばしてきたが、2010年と2011年は葡萄栽培が不作であったことから収穫量が落ち込み、産業の成長に影響を与えたと推測している。また、収穫量が落ち込み、葡萄の価格が若干高騰し、その差額をワイン本体価格に反映させたことも影響しているともわかった。

ここ数年、ミレニアル世代に人気が高かったモスカット種や甘めのワインの売上が予想に反して低迷した。アナリストはカクテルやビール(特にクラフト・ビール)がミレニアル世代に上手にマーケティングなどでアピールすることでき、これまで注目を集めていたモスカットから若者が離れたと理解されている。

moscato-wine-guide(イメージ:Wine Follyより)

一方で2012年と2013年は430万トンと405万トン記録的な収穫量を記録し、葡萄不足の問題と葡萄の価格高騰がおさまることが見込まれている。また、ワインの運送に関して緩和傾向が進んでおり、3674件のワイナリーをほこるカリフォルニア州は40の州に対してワインの輸送が可能になった。(ちなみにアメリカ全体には7,762件のワイナリーが存在し、全部で50州がある。)ワイナリーが運営するワイン・クラブで直接販売の売上が9.3%増えており、今後もインターネットを通じて販売を伸ばせると見込まれている。

2014年は2013年の業績を上回ると多くのアナリストたちは口を揃えているが、ここ最近ニュースを独占しているカリフォルニアの<干ばつ>で収穫量が落ち込み、ワイン業界全体の業績に影響を与えるのではないかと心配も高まっている。

ミレニアル世代のリキュールとビールのシェア拡大への巻き返し、輸送規則の緩和でB to Cビジネスの拡大がアメリカ・ワイン業界の成長には明確な方向性が示されたような気がする・・・

1tTf4P.Xl.4(イメージ:The Scaramento Bee/Paul Kitagaki Jr.より)

(ニュース・ソース:The Press DemocratThe Scaramento BeeWines and Vinesより)

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