畑管理者と葡萄畑所有者の間でトラブル発生

ナパ・バレーのハウエル・マウンテンAVAの葡萄畑で昨年収穫された葡萄に対してトラブルが発生し、畑の所有者が畑管理者を訴える事態となった。

195848(イメージ:CellarTrackerより)

20年以上の実績を持つセント・ヘレナAVA<Del Dotto Vineyards/デル・ドット>とラザフォードAVAの<Fleury Winery/フューリー>で共同で所有するハウエル・マウンテン内の畑を<Jeff Hill Vineyard Group/ジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループ>で長年ナパとソノマで葡萄畑管理業を営んできて、2008年にセント・ヘレナAVAで独自のワイナリー<Hill Wine Company/ヒル・ワイン>を開業したのジェフ・ヒル氏に管理委託していた畑の葡萄を所有者のワイナリーに届けずに、自らのワイナリーで活用したと不正行為に対して訴えを起こした。

ナパ郡の最高裁判所によると昨年の10月17日デル・ドットとフューリーに納期するはずの約6トン分のハウエル・マウンテン産の葡萄を、自ら運営するヒル・ワインに納期したと訴えている。デル・ドットによると2012年ジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループに所有するいくつかの畑の管理を委託する契約を交わした。業務委託の契約金を支払ったのに関わらず、約束の葡萄管理業務は行なわれず、契約金の返却を要求している。

howell-mountain-wine-region-map-napa-770x480今回、トラブルが起きたナパのハウエル・マウンテンAVAを示すマップ。
(イメージ:WineFollyより)

一方、ジェフ・ヒル・ヴィンヤード・グループは業務に対して過去6年に渡ってデル・ドットに対して管理業務を提供しており、デル・ドットからの未払い金が発生していると主張している。また昨年の10月17日に不正納期された疑われている葡萄はデル・ドットに納入済みで、自らのワイナリーで使用した実態はないと、業務に関連する書類も残っていることも主張している。

一体どちらかが正しい主張を行なっているのかが不明の今回の訴えだが、今回訴えられたジェフ・ヒル氏は管理業務とワイン生産者の両方の業務でここ2年間だけでも複数の件で訴えられる実績がある。

いくらアメリカが訴訟文化であっても短期間にこれだけ訴えられる人も、なかなかいないような気がするが、ヒル氏を代表する弁護士も偉い忙しいのでは・・・ちなみに弁護士はこれまでの訴えはすべて<処理済>とコメントをしている。

今回の訴えは完全に双方の主張が異なることが特に興味深い・・・葡萄を横取りしたのか、それとも受け取った物を受けてないふりをしているのか、真相が気になる・・・

(ニュース・ソース:Napa Valley Registerより)

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