ソノマの人気ワイナリーが地元住民に訴えられる

img006-big(イメージ:Press Democrat/Beth Schlankerより)

今年の4月頃からしばしば取り上げられたニュースでワイナリーと地元市民の間でりんご園葡萄畑の改造する計画に関して署名活動レベルの抗議がついに裁判所で争う問題に発展した。

問題のりんご園ソノマセバストポール市の<Watertrough Road/ウォータースロー通り>沿いに位置し、2012年に<Paul Hobbs Winery/ポール・ホブス>が48エーカーのりんご園を葡萄畑に改造する目的で購入した。

ちなみにPaul Hobbsはワイン・アドヴォケート誌から<パーフェクト・スコア>を獲得としたカベルネ・ソーヴィニヨンを造った実績がある人気ワイナリー。

cabernet_beckstoffer_to_kalon_vineyard(3)(イメージ:Paul Hobbs Wineryより)

りんご園とウォータースロー通りの近くには4つの学校が存在し、4月にりんご園内に建っていた家と小屋が取り壊し工事が開始すると、学校に通う子供たちの親が、葡萄栽培農薬の使用することで子供の健康に害を与えることで改造計画反対の署名活動が始まった。

img001-big(イメージ:Press Democrat/Beth Schlankerより)

ワイナリー側は葡萄栽培と農薬使用の安全性を強調したが、地元住民を納得させる説明ができないまま、6月にりんご園改造工事を着工した。この事態に地元住民の間で大規模な抗議デモが行なわれ、大きくニュースに取り上げられるようになり、様々なメディアに取り上げられるようになった。抗議デモと改造工事現場の作業員が誤って浸食作用に設けられた植物を撤去してしまったことで、地元自治体により一時的な工事ストップを言い渡された。

3(イメージ:PressDemocrat/Conner Jayより)

8月浸食作用の植物の植え直しと復旧工事が行なわれ、再度、葡萄畑への改造工事再開した。

今月に入り、ついに葡萄畑反対グループPaul Hobbsと住民の安全を考慮せずに改造許可を与えたソノマ郡に対して「州の環境保護法」を違反していることでソノマ郡裁判所へ訴えを起こした。

そもそも今回の問題はHobbs側が学校の近くに畑を営み、オーガニック農法やビオディナミではない農法で行なうことが地元住民の心配に火をつけてしまった。今後も有機栽培でない農法ですすめる計画で、フェンスを建てたり、農薬を撒くタイミングなどを注意して行なう対応策を示している。またワイナリー側はソノマ郡の許可を取得していることも、強気で地元住民の要望に対して応える姿勢を見せていない。

個人的にはPaul Hobbsのワインは好きで、新たにラインアップ増やしてくれることは喜ばしいのだが、地元住民(しかも子供たち)の健康にリスクを与えてまでも、新しいワインを飲みたいとは思わない。結果的に体に何の害を与えないのかもしれないが、<安全性>をリスクしてまでもワイン・ビジネスに取り組む姿勢は強い疑問を抱いてしまう・・・妥協して、完全オーガニックやビオディナミ農法に取り組んでもいいような気もするのだが・・・

(ニュース・ソース:PressDemocratその1その2その3その4その5その6より)

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