ソノマの最新AVA<Moon Mountain District>

02_kamen_vyd47(イメージ:Kamen Estateより)

10月にソノマの最新AVAとして認定を取得した<Moon Mountain District AVA/ムーン・マウンテン・ディストリクト>で活躍する葡萄生産者の特集がOrganic Wine Journal誌で紹介された。

栽培家の名前は<Phil Coturri/フィル・コトゥーリ>氏。ソノマでは<Coturri>の名前はアメリカのオーガニック・自然派ワイナリーのパイオニアの一つである<Coturri Winery>で知られており、父のレッド氏1961年に開業し、その後、兄のトニー氏がワイン造りを専門に、フィル氏は葡萄栽培を専門に活動するファミリー・ワイナリーの一員である。

379966_280637761988654_1711181168_n(イメージ:Winery Sixteen 600/Facebookより)

フィル・コトゥーリ氏はいち早く葡萄栽培に関してオーガニックとビオディナミ認定を取得しており、完全に合成肥料、除草剤、殺虫剤、殺菌剤を使用しない有機栽培を続けている。家業のワイナリー以外にソノマを拠点にヴィンヤード・コンサルタント業を営んでおり、総400エーカーの畑を管理者として40年間活躍している。

今回AVA認定を取得したMoon Mountain District(MMD)には11ワイナリーが営業しており、40のヴィンヤード(約1500エーカー分)が存在しており、その内の約半分の畑でフィル氏が管理者またはコンサルタントとして関わってきている。

Sonoma-Wine-Map-AVAs(2)(イメージ:Wine Follyより)

MMDの位置をおさらいすると、ナパ・バレーの西側またはソノマの東側にそびえ立つのが標高2200フィートのマヤカマス山脈内に位置する。この山脈はナパとソノマの境界線となっており、MMDはソノマ側の最南端に位置する産地で、産地の地形が三日月に似て、また斜面には月面のようにクレーター上の形が無数にあることから産地名にムーンが付いているとの説がある。

Moon_mountain_ava_sonoma_county(イメージ:SomonaCounty.comより)

土壌は赤色で火山灰の層がいくつか重なり、上層はローム質と火山灰のブレンドの土壌で、ミネラル質が多く含まれている。また、急斜面が特有の粒が小さめだが、濃縮された味わいの葡萄が栽培することが可能。MMD産地を代表する葡萄品種はジンファンデル、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーが多く見られる。

04_rocky_slopelg(イメージ:Kamen Estateより)

MMD内で最も重要視されているのがMonte Rosso Vineyard(英語でRed Mountain)で1886年に葡萄栽培が開始されたと記録が残っている。70年代に若き頃のフィル氏はこの畑で葡萄栽培を学び、常にMMDの急斜面や土壌をホームコートとして40年近い付き合いを続けている。ちなみに現在のMonte Rossoのオーナーはソノマの大手ワイナリーのE&J Gallo社でRavenswoodの創業者のJoel Peterson氏の息子さんのMorgan Twain-Peterson氏のBedrock Wine Co.などが<オールド・ヴァイン>ジンファンデルをリリースしている。このほかにもKistlerTurleyなどがMMD産の葡萄でワイン造りを行なっている。

1376547_747066361975867_245470039_n(イメージ:Hawk Wakawaka Wine Reviews/Facebookより)

Coturri Wineryでは兄のトニー氏がワイン造りを担当していることから、2006年頃からフィル氏独自の<Winery Sixteen 600>を開業し自らワイン造りをジンファンデルとカベルネ・ソーヴィニヨンを含めてローヌ系のブレンド・ワイン(シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルなど)もラインアップに加えている。フィル氏も兄のトニー氏が推奨するナチュラル・ワイン・メーキングの手法を取り入れ、Cotturiブランドとはまた一味違った形でMMD産のワインを造っている。

920622_545710988814662_822281656_o(イメージ:Winery Sixteen 600/Facebookより)

Moon Mountain District AVA>その他の注目ワイナリー:

318969_10151094836802126_1670660579_n (イメージ:B Wise/Facebookより)

(ニュース・ソース:Organic Wine Journalより)

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