イタリア生産者が暴言でワインのボイコット騒動?!?

bressan-6-thumb-600x400-2761今回、問題発言を発したフルヴィオ・ブレッサン氏。
(イメージ:Vinographyより)

北イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の人気生産者<Bressan /ブレッサン>のオーナー兼ワインメーカーのフルヴィオ・ブレッサン氏が自身のフェイスブックに投稿したイタリア政府初の女性アフリカ系大臣の移民政策に対して差別発言が露骨に含まれた批判コメントがワイン・ブログ界で大きな話題になっている。

フェイスブック上の投稿内容は直ちに消去されたが、消去される前にイタリア・ワインに関する人気のワイン・ブログで取り上げられ、ブレッサン氏に対する批判コメントやワイン取り扱いのボイコットなどがコメント欄で飛び交う中、ブレッサン氏自らブログのコメント欄にフェイスブックに投稿した内容に対する説明を長々と行った。ただし、謝罪や差別用語使用に対して反省の気配は全くないことから、更に火に油を注ぐ形となってしまった。

ブレッサンは日本でも評価が高く、イタリア及び自然派ワイン通の間では希少のワインの一つとして扱われる。このブログでも何度も紹介しているカリフォルニア産のリボッラ・ジャッラ種(その1その2)、ピノ・グリジオ種、トカイ・フリウラーノ種でワイン造りを行っている生産者は常にブレッサンに対するワイン造りに関するリスペクトを語る。今回の問題発言騒動でそのリスペクトも実際のワインとは別に、かなり薄れたことと想像する。

フルヴィオ・ブレッサン氏のフェイスブックには24日付けで新たな釈明文が掲載されており、事態も治まりつつあるが、今回はソーシャル・ネットワークやインターネットでの簡単なやり取りでここまで大きな事態になるとは本人も思ってはいなかったはず。

とにかく差別用語の使用や人種差別全般に関してアメリカの反応が非常に厳しいことも、これまで関わってきた人権問題の歴史が物語っているのかもしれない。一方、ブレッサン氏の表現の自由や同感・同情者が周辺に多く存在する釈明文の様々なコメント、「十分お金があるので好きにボイコットしろ」や「存分に言いたいことを使いたい言葉で表現する」などのスタンスは、正直、言い分としてかなり残念である。世界中に人種差別問題は根強く存在していることは間違いなく、あえて自らそれを認めるのも、あっけに取られたのが正直な感想・・・

いくつかブログでブレッサン氏の最初のコメントといくつかの釈明文が取り上げられているので、ご関心がある方はコピペで翻訳機能で見てみてください。DoBianchi(イタリア・ワイン専用ブログ)、1WineDude(総合ワインブログ)、Vinography(総合ワインブログ)

cecile-kyenge-kashetu-italie-1今回、差別発言の中心となってしまったコンゴ出身のイタリア人Cécile Kyenge大臣。
(イメージ:Feminspireより)

(ニュース・ソース:DoBianchiより)

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