ブルネッロ・ディ・モンタルチーノのソルデラに関する続報(その2)

tumblr_lyy8adQoEc1qibzwso1_1280(イメージ:Gareth Adamsonより)

昨年の12月ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの老舗ワイナリーの<カーゼ・バッセ/ソルデラ>で不法侵入・破壊被害で約6万リッターのワインが失われたニュースを伝えましたが、このニュースに関して事態が更に複雑な方向に進んでしまっている。

ブルネッロ地方のメディアやウェブサイトによると被害にあったワインメーカーのジャンフランコ・ソルデラ氏にブルネッロ・ディ・モンタルチーノ地区の加盟ワイナリーで構成される団体が<モンタルチーノの一致団結>の思いを込めてワインを無償でソルデラ氏に提供するとオファーがあった。この先から話が複雑な方向に進む、ソルデラ氏によると団体から無償のワインを<ソルデラ>のラベルで販売すればいいと提示されたと地元メディアのインタビューで公表した。一方、団体側は無償ワインは団結の思いを伝える意味があり、ソルデラのラベルを貼って顧客を騙す詐欺行為を働くことは提示していないと反論。ソルデラ氏はモンタルチーノの加盟ワイナリー団体から退会すると意思を示しており、加盟ワイナリー団体はブルネッロ・ディ・モンタルチーノ地区のワイナリーを名誉を傷つけたたとして名誉毀損ソルデラ氏を訴えると反撃に出た。

tumblr_mk9okdqGPj1ri7py4o1_500大型樽の前でポーズをとるジャンフランコ・ソルデラ氏。
(イメージ:NickDrinksWineより)

一体、どちらが正しいことを言っているのかが全くわからない。ソルデラ氏はどこで栽培されたかわからないワインに<ソルデラ>の商品として売り出す行為には抵抗があることはわかるし、加盟ワイナリー団体の困っているメンバーを助ける行為も理解できる。肝心なところは<ソルデラ>のラベルで売り出す部分。解釈によってソルデラ氏の抵抗感もわかるし、団体側としても当然ながらに何らかの形で寄付されたワインが含まれているとラベルなどに表示すると思っていたはず・・・その後、ソルデラ氏が自分の判断でメディアに自分の見解をメディアに公表し、団体が反論するのも当然なこと。団体側の善意が踏みにじまれたことで腹をたてたのかも知れないし、ソルデラ氏は頑固で、人の意見にあまり耳を傾けないことでも知られているので、オファー自体が迷惑だったのかもしれない。この先どのようにこの問題に決着がつくのか注目して行きたい。

それにしても最近イタリア発のワイン・ニュースでブルネッロ・ディ・モンタルチーノが頻繁に登場している。いい話のニュースにしても必ずと言っていいぐらい何か問題や良好にでない意見が一緒に紹介される。この地域の人は自己主張が強いのかも知れないが、産地に対する注目度は高まっているのは確かと推測している。個人的にはこれまでイタリア・ワインはそれほど関心が強かったわけでもなかったので、最近はこれらのニュースでイタリア・ワインを更に知りたくなるきっかけを作ってくれているので、とりあえず有難くフォローさせていただきます・・・

6a00e552366d338833014e868918c3970dエミリオ・ジアネッリ(Emilio Giannelli)氏の作品。
(イメージ:MontalcinoReportより)

ちなみに3月にソルデラ氏から発表されたプレス・リリースには被害を免れた2007~2012年のヴィンテージの販売を再開したとともに完全に失われたと思われた2006年のヴィンテージで(すでに瓶詰めされていたもの)も販売すると発表した。

(ニュース・ソース:Do Bianchiより)

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